第74回「体感! コンセンサスs」〜いろいろな「s」を乗り越え決めよう!〜(2014年8月)東北支部

>>テーマ

参加者がファシリテーターとして合意形成(コンセンサス)までの道のりを体感できる実践体験の場を用意する

>>狙い

コンセンサスsの「s」とは?
コンセンサスに至るまでには、互いの考えを深めたり、考え方の違いから意見を戦わせたり、いろいろなあつれき・モヤモヤ感があったりなど、至るところに 「s」があるだろう。
いろいろなワークと「s」を体感しながら、「決める!」を実践することを狙いとする。

>>ゴール

今日の気付きから現場での実践に持ち帰ってもらうことを目指す

>>開催の概要

■日時:2014年8月9日(土)13時00分〜17時30分(受付12時30分)
■会場:エル・パーク仙台 セミナーホール1
■参加者:15名 会員14名 非会員1名
■例会担当者:渡辺達美(なべ)、本間芳典(よっしー)(FAJ東北スクエア)

>>プログラム

【オープニング】(なべ)

  • 本日の例会の狙い、スケジュール
  • グランドルール(安心・安全の場、素直なフィードバック)
  • グループ編成、自己紹介

【ワーク1】コンセンサスゲーム?(なべ)
コンセンサスゲームを2種用意

  • 〜砂漠で遭難ゲーム〜
    ゲーム説明:砂漠で飛行機が遭難した。助かるためにの12個のアイテムの優先順位を決めること
  • 〜無人島に漂着ゲーム〜
    ゲーム説明:別々の無人島に漂着した男女が出会うまでの「ゆるせない登場人物」の優先順位を決めること。
  1. 個人ワーク(ファシリテータは進め方の作戦タイム時間)
  2. グループワークで順位決めを行う
  3. 順位の解答発表
  4. 振返り
    ・ファシリテータへの素直なフィードバック
    ・プロセスの振返り

【休憩】
休憩中にワーク2のファシリテータに進め方の作戦タイムをしてもらう

【ワーク2】コンセンサスゲーム? (よっしー)
〜グループでオリジナルのコンセンサスゲームをコンセンサスして作成する〜

  • グループでコンセンサスゲームを作成するワーク
  • 振返り
    ファシリテータへの素直なフィードバック
    プロセスの振返り

【休憩】
休憩中にワーク3のファシリテータに進め方の作戦タイムをしてもらう

【ワーク3】コンセンサスゲーム? (よっしー)
〜他のグループのコンセンサスゲームをやってみる〜

  • ワーク2の各グループのコンセンサスゲームをシャッフルして各グループでコンセンサスゲームを実施してもらう
  • 振返り
    ファシリテータへの素直なフィードバック
    プロセスの振返り

【全体振返り】(なべ)

  • 各グループのコンセンサスゲームを実施しての感想を共有
  • 「現場での実践」について振返りの中で実施する予定だったが、時間の都合で、参加者個人で持ち帰って欲しいとの企画者側の意向を伝えるに留まった

【クロージング】
次月例会の紹介

>>例会担当者の感想

コンセンサスゲームでは、狙いとしては、意見の対立が起こり、各人の考え方や価値観の違いで軋轢・葛藤が生じ、その違いの理解、擦り合わせの過程でファシリテーターとメンバーが苦労して学ぶ、ということを想定していたが、肝心の対立・軋轢があまり起こらないようであった。地域性かなあ。企画者側からの問いかけとか、波乱を起こさせる仕組みが必要だったかも知れない。(なべ)

今回はこれでもかというくらいコンセンサスゲームを使って、全員がファシリテータを体験し、素直なフィードバックを行い、実践での気付きを持っていただけるようなプログラムを作りました。
ワーク2の各グループのオリジナルのコンセンサスゲームは、昔話あり、知事への提案あり、家族の幸せあり、それをワーク3で実践して頂き、皆さん本当に楽しそうに(かつファシリテータの方は苦労しつつ)参加していました。
ただ盛込み過ぎたところもあり、最後の全体振返りは時間が短くなってしまい、時間のコントロールに反省点があります。(よっしー)