第75回「自分らしいファシリテーション活用のカタチを考えよう!」(2014年9月)東北支部

>>テーマ

「自分らしいファシリテーション活用のカタチを考えよう!」


>>開催の概要

■日時:2014年9月13日(土)13:00〜17:10
■会場:日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター) 2階研修室2
■参加者:18名(運営メンバーを含む) 内非会員5名
■企画メンバー:小松健一郎、千代田 賢史、中西百合 (FAJ東北スクエア)


>>プログラム

1.開会
今日のゴール グランドルールの説明

目的
・皆で、初めてファシリテーションの一歩を踏み出した時のことを共有し、今すでに出来ている人も、これから一歩を踏み出そうとする人も、次のステップアップに活かす。
・うまくいかなかった過去のことを思い出し、一歩を踏み出す。

目標
・「『これだったらできそうだ、やってみよう!』という気持ちで帰る。」
・自分宣言として、今日の気付きをもとに、これから自分がやりたいことを全体で共有する。

グランドルール
・プライベートなことは、この場限りにする。
・恥ずかしがらないで小さなことも皆で話してみる。
・気付いた人は「いいね」と言う。

 

2.アイスブレイク
4マス自己紹介
・A4用紙を4分割して「よばれたい名前」「どんなことやってる人」「FAJ入会のきっかけ(またはFAJを知ったきっかけ)」「今日参加したきっかけ」を書き込み、それをグループ内でお互いに見せながら自己紹介。


3.ワーク1
ファシリテーションの活用の場所ってどこ?
・ファシリテーションを活用している場や活用したい場について、グループ内で話し合い。

 

4.事例発表
身近な活用事例を聞いてみよう
・家庭内でファシリテーションを活用した例など、身近なファシリテーションにフォーカスして事例を紹介。


5.ワーク2
ファシリテーション活用の可能性を考える
・ファシリテーションを活用できる場をグループ内でお互いに挙げる。
・各自、ファシリテーションを活用できる場をポストイットに書くなどして、数多く挙げる。


6.休憩


7.ワーク3
みんなの体験と想いを共有しよう
・グループ内で、自分のファシリテーション活用体験(成功・失敗)を紹介し合う。
・ファシリテータとして、これから何をしていきたいか、また、そのハードルについて紹介し合う。
・グループ内で話し合った内容を全体に対して発表。

 

8.ワーク4
ハードルを乗り越えよう
・ワーク3で挙げられた事例から事例を一つ選び、課題解決のためのワークを行う。
・ワークは、グループごとにファシリテータを立てて行う。
・グループ内で話し合った課題と結論について全体に対して発表。

 

9.自分宣言
・今日の気づきを基に、これから自分がやりたいことをA4用紙に書き、発表。


10.全体振り返り
・プログラム及びメインファシリテータに対するフィードバックを参加者全体から出してもらう。


>>振り返りやアンケートの結果
 参加者には、ファシリテーションの用語を聞いたことがあるという程度の方から、様々な場でファシリテーションの実践を行っている方まであった。アンケートの結果としては、おおむね満足していただいているようである。ファシリテーションの経験の少ない方の満足が比較的高い傾向にある。
これからファシリテーションの一歩を踏み出そうとする方に合ったプログラムになったようである。

 

>>例会担当者の感想

・今回は「現場」にとことんこだわった例会にしたいと思って企画しました。企画メンバーで話し合っていたときには、「ファシリテーション活用の可能性」の意味が比較的狭義だったのに対し、例会参加者の皆さんが、話し合いながら深めてくれたのが素晴らしかったです。今回は、企画側の意図として深い対話になったのではなく、場がそうさせてくれたと感じてます。今後は「深く対話できる問いを、企画者側として意図的に提示できる」ようになっていければよいな思います。(ゆり)

・試行錯誤の末、「転」を加えることにより、より気づきを深めるプログラムデザインができたと思います。うまくいかなかった面にも暖かいフィードバックを参加者からいただけたことで深い気づきを得ることができました。感謝です。(ちよ)

・初めての例会での進行役でしたが、企画メンバーや参加者の助言やフォローで無事終えられました。今回の例会で得た一番大きな学びは、場を変える前に、自分から変わって自分を開かないと、場が変わることは始まらない、一歩でも自分から前に進んでみることで見える景色が変わる、ということでした。今後より一層FAJでの取り組みに励み、自身の成長にもつなげたいと思います。
(こまつ)