第78回「クロスロードの体験を通して、ファシリテーターとしての「あり方」を考えてみよう!」(2014年12月)東北支部


12月例会レポート

第78回 クロスロードの体験を通して、ファシリテーターとしての「あり方」を考えてみよう!


>>狙い
・クロスロードの体験を通して、ファシリテーターとしてのあり方を見つめ直してもらう
・クロスロードの体験を通して、自分の中で起こったあらたなものを大事にしてもらう

>>ゴール

 今日の気付きから現場での実践に持ち帰ってもらうことを目指す

>>開催の概要
■日時:2014年12月13日(土)13時00分〜17時30分(受付12時30分)
■会場:仙台市情報・産業プラザ セミナールーム(2)A
■参加者:21名 会員13名 非会員8名
■例会担当者:佐藤忠之、千代田賢史、本間芳典、渡辺達美、壁谷雄一(FAJ東北スクエア)

>>プログラム
【オープニング】(ちよ)
・FAJの紹介
・本日の狙い、グランドルール
・4象限自己紹介
・グループ分けは最初から会員(経験)、非会員で分けておく
・①名前、②好きな本。映画、③今の気持ち ④期待すること


【ワーク①】(なべ、ただ)
・震災版クロスロード体験
・生い立ち説明、活用事例紹介
・例で練習:避難所に届けられた食料が避難人数より少ない。配給するか?(Yes) 否か?(No)
・クロスロード体験(3問)
・市職員が震災後に家族を置いて出勤するか(Yes)? 否か?(No)
・病院の職員が、報道カメラマンが搬送患者の写真を撮ることを許可するか?(Yes) 否か?(No)
・自治会会長が防災に強い街づくりを、街並みを変えてまで実行決断するか?(Yes) 否か?(No)
・グループ毎に感想、振返り共有

【休憩】

【ワーク②】(よっしー)
・ファシリテーションに関する設問を考えよう
・進め方の説明
・例として、成果⇔納期、目的⇔手段、感情⇔論理、正義⇔保身のような、
制約の中で行動の選択に対立軸があって、ファシリテーターとして現場で
難しい選択をすることがあるかもしれない場面をYes/Noの設問にしてもらう
・例寸劇(よっしー、ちよ)
・あるプロジェクトで人一倍思い入れが強く、打合せ結果はこうあるべきという
強い意志を持ったメンバが、上司からその会議のファシリテーターをやって欲しいとの依頼あり。
あなたはファシリテータを引き受けるか?(Yes) 引き受けないか?(No)
・グループワーク:
・1設問(Yes/No)をファシリテーターを立てて話し合いで合意形成してもらう
・設問を寸劇で作成する

【休憩】

【ワーク③】(ただ、よっしー)
・ファシリテーションに関する寸劇クロスロード体験
・進め方の説明
・各グループの寸劇クロスロードの実施

【全体振返り】(ちよ)
・自分のフィールドに戻す
・個人振返り
・グループ振返り
・今日の感想、気付き、質問

【クロージング】(よっしー)
・次月例会の紹介
・2月セミナーの紹介(2015/2/28)
・1000人クロスロードの紹介(2014/12/23)
・現状復帰依頼


>>例会担当者の感想

(なべ)
自分の担当の部分を相方のたださんにしっかりフォローしてもらい、助かりました。セッションを二人で担当するのはいいですね。ファシリテーターとしてのジレンマの作問のセッションでは、寸劇の可能性を感じることができました。泡の会では、
いっそうリラックスしたなかで、参加者個々の振り返りの共有と、企画者の狙いの披露ができたのがよかったです。

(ちよ)
クロスロードとファシリテーションをどう結び付けるのか?プログラムデザイン時にはには、モヤモヤしておりました。事前準備に話し合いを重ねることで、クロスロードとファシリテーションに有機的なつながりを持たせることがすこしできたのではないかと思いました。
効果的な振り返りをどうするか今回も試行錯誤しました。進め方は想定しておきながらもその場で起きた題材を元に、組み立てられるようにと考え、どんな話し合いが行われているのか、グループワークの中でも耳をそばだてておりました。
今回も充実した例会にすることができ、メンバーや参加者に感謝しております。

(よっしー)
東北ではたぶん初の寸劇を使ったクロスロードは、参加者の皆さんのアドリブ交えた本番対応力に驚きました。
それまでの熱い話し合いが、 そのまま寸劇に反映されていたようで、観ている企画側も感動しました。
参加者人数の調整の為、前半のクロスロードも体験でき、自分の指向の癖と、話し合いの条件を合わせることの大事さを痛感しました。