第80回 何が起こるか判らない!? 〜ミステリーファシリテーション〜(2015年2月①)東北支部


2月例会レポート

第80回 何が起こるか判らない!? 〜ミステリーファシリテーション〜

>>開催の概要
■日時:2015年2月7日(土)13時00分〜17時30分(受付12時30分)
■会場:日立システムズホール仙台/エッグホール
■参加者:22名 会員15名 非会員7名
■メインファシリテーター:堀公俊 FAJフェロー(FAJ東京支部)
■例会担当者:菅野圭一、壁谷雄一、本間芳典(FAJ東北スクエア)

>>プログラム
【オープニング】(かん)
・FAJの紹介
・本日の狙い

【テーマ設定】(ほりさん 以降全て)
・参加者同士で集まって、何をテーマにしたいか?A4用紙に「ひとつ」選択する
・選択されたテーマを前に張り出し、取捨選択しながら、テーマの絞込みを行う
・決まったテーマ
・堀さんのファシリテーションの想いとは?
・堀さんの葛藤、感情にからめて
・「東北人に優しいファシリテーション」「気軽にファシリテーション」
・実践事例を題材に・・・その時、何を考えて、どう行動したか


【グループワーク】
・堀さんの実際の現場でのリアルな事例をクイズに、グループで話し合いをして
回答を出すワーク。

・闘わなければファシリテーターじゃない!
・正しいファシリテーションではなく、成果を出すこと
・綺麗ごと、型通り、受け売りではない

①参加者と闘う
やる気のないやつと闘う 正直に伝える/だます
対話のできない参加者と闘う グランドルールで参加者を縛る
家族経営の会社の立て直し 自己開示とフィードバック

②主催者と闘う
実力行使で黙らせる
自己開示し、正直に話す

③ファシリテーターと闘う
参加者を利用する

【振返り】
・問い:「今回の例会を体験し、これからどんなこだわりを持ってファシリテーションを
したいですか?」
・個人でA4用紙に書き出し、床に全員分置いて眺める


【クロージング】(よっしー)
・2月②例会、3月イベントの紹介
・現状復帰依頼

>>例会担当者の感想

(かべ)
何のためにファシリテーションを行っているのか?
ファシリテーターが目指さなければならないものは?
正しいファシリテーションをすることよりも、正しい成果を出すことが大事!!
ミステリーといいながら、堀さんの掌の上でワークショップを行っていたような。。。
まるで、観音様と孫悟空の関係のような錯覚を感じた時間でした。


(かん)
周囲のみんな曰く「堀さんはスゴいらしい」。でもさ、ホンマかいな?
権威こそ疑いたくなる。なんだ、そのホリさんって?
でもやっぱりスゴいらしい。だからますます知りたくなる。
「堀さんがファシっている時って、ナニ考えているんだろ?」と。
この目で見極めてみたかった。そこでリクエストした。「ホリさんの葛藤が知りたい」と。
結果、分かったこと。
堀さんはファシリテーターである前に、ひとりの人であったということ。
自分の感情、他人の心理を、よーーーーく読んでいる。人間通である。
「ファシリテーションは誰にでもできるものじゃない」ココロを突き刺したひとこと。
たしかにそうかも。ファシに大切な要素とは、スキルに加え、人間理解か。
本当の天使は、悪魔の顔と思考を備えているのかもしれない。逆もまた真なり、か。
「じゃあさ、その思考ってどうやって育まれるんだろ?」次の疑問が、私に生じた。

(よっしー)
堀さんの「闘わなければファシリテーターじゃない!」
とにかく頭の中を「がつん」と一発食らわされるくらいの例会でした。
綺麗ごとではない、とにかく成果を出す為のリアルな現場でのファシリテーターの
力強さ、周りの巻き込み力、忍耐、そして、優しさを感じた例会でした。
何が起こるかわからない、堀さんの四次元ポケットの世界に感動しました。