★Faj富山サロン(2010年1月)定例会議事録富山サロン

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FAJ富山サロン2010年1月定例会@金沢 議事録
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【開催日時】
平成22年1月16日(土)13時30分〜17時00分

【開催場所】
ITビジネスプラザ武蔵 5階研修室

【参加者】
17名

【スタッフ】
藤田さん、村井さん、吉田さん、坂本さん、櫻井さん、寺田さん、油谷

【主な内容】
「問題志向と解決志向の違いを体験しよう!」

・ファシリテーションを知る
 〜問題解決を容易にする

・問題志向と解決志向の違いを体験する
 〜人に関する問題解決の方法を知る

【プロセス】
(1)ファシリテーションとは
 村井さんから、ファシリテーションの基礎についてのプチ講座。

・ファシリテーションの定義
 進め方を提案して議論に集中させ、目的に集中できる
・ファシリテーションの役割
 PLを補佐、中立的な役割
・ファシリテーションを何に使うか
 効率的な会議、風土/組織改革
・会議ファシリテーションの4つの流れ
 共有→発散→収束→決定→共有→…
・ファシリテーションの3P
 目的・手段・成果物
・ファシリテーションのルル3条
 ルール・ロール・ツール

(2)本日のねらい
 藤田さんから、本日のねらいについて説明。

・問題志向と解決志向の違いを体験する
・ファシリテーター、グラフィッカーの役割を体験する

(3)テーマ分け、チーム決め
 準備スタッフが事前に用意した11種類のテーマに
 参加者が投票して3テーマに絞り込み。
 (自分に当てはまるもの、今日話し合いたいもので挙手)

・決定したテーマ
 「ある人とうまくいかない」
 「部屋をきれいに保てない」
 「目標を決めても、努力が続かない」※
 
  ※途中で「理想の体を目指して」にテーマ変更

・グランドルール
 気楽にまじめな話を
 よく聴こう(頭から否定しない)
 自分の言葉で(立場を離れて)
 結論をノルマにしない
 正論でやっつけない
 15分に1回は笑う
 今日話し合ったことは口外無用

・ファシリテーター、グラフィッカーを積極的に引き受けよう
 文字の書き方のコツ

(4)問題の原因から解決策を考える
 グループごとに、以下の3ステップで話し合い。
 各ステップごとにファシリテーターとグラフィッカーを交代。

・ステップ1
 どんな問題か共有する(皆さんの問題を具体的に)
・ステップ2
 問題の原因を探る(問題志向)
・ステップ3
 解決策を考える(原因をなくすには?)

(5)解決志向のススメ
 村井さんから、解決志向(ソリューションフォーカス)の説明

・問題の解決方法
 原因追求型
 成功追求型→解決志向はこのタイプ
 問題無視型

・問題指向型でうまくいかない場合
 人の問題を扱うのは難しい
 原因特定、解決策出し、解決策の実行が難しいこともある
 個人攻撃になり、反発されて、モチベーションを下げることも

・解決志向の提案
 原因追求せず、問題解決するにはどうしたらいいか
 成功追求型で、診断せずに未来のみ見て解決へ向かう

・解決志向の3つの哲学
 壊れていないものを直さない
 うまくいっているものを見つけ、それを増やす
 うまくいっていないなら、違うことをする

・ケーススタディの紹介

・質疑応答
 Q:このやり方に合うテーマがあるのか?
 A:人の問題に有効。原因が明確なら原因追求型でも可。解決できればいい。

 Q:おだてられても違和感がある。
 A:OKメッセージを送ることでスタートに立てる。やっていることに共感しよう。

(6)解決志向で考える
グループごとに、以下の3ステップで話し合い。
各ステップごとにファシリテーターとグラフィッカーを交代。

・ステップ1
 プラットフォームにのる(方向を見つける)
 理想のイメージ
・ステップ2
 できていること
 理想が10なら今はどの段階か
・ステップ3
 1目盛り挙げるために何をするか

(7)ふりかえり
・問題志向より解決志向の方が楽しく話し合える
・互いに原因がある
・個々の状況が違うのですりあわせしにくかった。組織なら共通の話題で話せる
・ゴールの気持ちの感じ方が参加者によって違う
・ここまでできている、と考えることができるのは良い
・解決の道が分かりやすく見えてきた
・原因が分からなくても、問題に対して何かできることがある
・できそうもないことを原因として取り除こうとしていた
・解決志向で前向きな案が出た
・すぐにできそうなことが浮かんできた
・問題が個人化されすぎたので、全員共通で考えられるテーマに変更した
・問題志向はトルシエ、解決志向はジーコに喩えられる?
・問題志向は原因が出てこないと解決ができないが、解決志向の方が解決の自由度が高い