★Faj富山サロン (2011年5月)例会 議事録★富山サロン

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★Faj富山サロン 2011年5月例会 議事録★
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◆開催日時: 5月14日(土)13:30〜17:00
        受付開始は13:15〜
 
◆開催場所: 射水市小杉社会福祉会館 第1会議室
     http://www.imizushakyo.jp/wcp/sisetuannai/kosugi.html
 
◆テーマ
忘れたくないファシリテーションの”大切なこと”の再確認と
ファシリテーションの重要スキルである”質問”の練習をしよう!
 
◆ねらい
ファシリテーションを学んでいると、ついスキルに意識が行きがちで、
意識しなくなるマインドを再認識する。
ファシリテータとしてのさらなるスキルアップを目指して、ファシリテー
ターの重要なスキルの1つである”問いかけ・質問”を練習する。
 
◆メインファシリテーター(MF)
とっしー(村井秀俊)
 
◆担当チーム
藤田さん、川上さん、太田さん、とっしー
 
◆サポーターズ(当日の運営委員)
門村さん、平子さん、太田さん、佐藤さん、内生蔵さん、油谷さん
 
◆参加者
21名(MF、サポーターズ含む)
 
◆内容
1.本日のテーマの説明
前半 ファシリテーションの基本と”大切なこと”を再確認しよう
後半 ファシリテーションスキルの”質問”を練習しよう
 
2.スケジュールの説明
 
3.本日のグランドルール
?人の話をよく聴く(否定せず、受け入れる)
?気軽にまじめに話し合う、楽しむ
?ここで聞いた人の話を口外しない
?納得したら大きくうなずく
?笑う、笑わせる
 
4.アイスブレーク
首の体操 うなずき3回
肩の体操 画面に表示される質問に挙手で回答
頭の体操 お題について考え、隣の人と話す
 
5.ファシリテーション(F)の基本と”大切なこと”の説明
ファシリテーションとは、プロセスに働きかけることで、人の
”行動を促す”こと。
プロセスの要素の1つは、人を思いやること。これを、ファシリ
テーションマインド(Fマインド)と呼ぶことにする。
 
Fマインドが、ファシリテーションの忘れたくない大切なこと。
Fマインドとは、人を思いやり、尊重すること。
 
6.後半のアイスブレーク
あなたと同じ悩みを持つ、M.J.さんがあなたにその悩みの
相談に来た時、どんな質問をするか書き出す。
ルール:
?付箋1枚に1つの質問を書く
?なるべく多く(質より量、10以上)の質問を書く
?深く考えず素の自分で質問する
 
6.質問の説明
クローズドQ A or Bで答えられる質問
オープンQ  答えに幅がある質問
過去Q 過去に起こったことについての質問
未来Q 未来に焦点を当てた質問
否定Q 否定的な言葉で理由を問いただす質問
肯定Q 肯定的な言葉を使って行動を促す質問
 
主にオープンQ、未来Q、肯定Qを使って行動を支援
 
アイスブレークで書き出した質問を過去Q・未来Q、
否定Q・肯定Qの4分割でマップして、周りの人と
見せ合い。
         肯定Q
          |
          |
過去Q――――――+――――――未来Q
          |
          |
         否定Q
 
「Why:なぜ」の落とし穴
Whyは詰問になりがち。
Whyはなるべく避け、Whatに置き換える。
 
チャンクアップ・チャンクダウン
相手の視点を変えて気付きを引き出す。
 
クエスチョンシンキング
問題に直面したとき、"反応"して批判しがちだが、
そのまま進むと落とし穴にはまってしまう。
反応ではなく、"選択"することで、より望ましい
方向に進める。"選択"をするために、手助けとなる
質問をする。
たとえ、反応して批判していても、「今、批判する人に
なっているか?」と自問し、批判していることに気付ければ、
選択できるようになり、望ましい方向に進める。
 
7.後半のテーマ
その1 『SF・質問・宣誓』を知る
    〜ちょっと変わった相談(会議)のやり方を知る〜
その2 自分がすることを宣言する前提で真剣に質問する
    〜アイスブレークで知った質問を練習する〜
その3 ふりかえり 〜小さな一歩につなげる〜
※SF:ソリューションフォーカス
 
8.SF・質問・宣誓の説明
グループメンバ構成
・相談者 1名
・ファシリテータ 1名
・質問者 残り全員
 
流れ
準備 相談者とファシリテータを各1名決める
  (他の人は質問者)
?悩み・課題を相談者が説明(相談)する
?Fは適切な質問がされるように支援する
?質問者は相談内容について質問する
?'やってはいけない質問ならFが介入する
?相談者は質問に回答する(気づきを大切に)
?〜?を繰り返す
?質問者から自分がやることを宣誓をする(相談者も)
?相談者が受理するか判断
?相談者は宣誓を受理するかどうか判断する
 宣誓を受理しないことも可能
?受理された宣誓は、必ず実行する
 
9.SF・質問・宣誓(グループワーク)
ふりかえりをはさんで、2ラウンド
 
10.全体ふりかえり、発表
 
11.告知
 
◆参加者の声(抜粋)
1.参加して印象に残ったこと
・久々の参加でちょっと浦島太郎状態。新しい人が多い
・質問の大切さ
・自分の質問の癖がなんとなくわかった
・クローズQは相手に不快感を与えることを知った
・普段からオープンQを心がけようと思った
・Fマインド、SF質問力の重要さ
・気づきを感じられた
・質問の種類、使いわけ
・相談者になったとき答えやすい質問があり、自分で気づきながら答えることができ
 
2.参加して分かりづらかったこと
・どこまでが状況を知るwhatで、どこからが相手を誘導してしまうwhyなのかわかり
にくかった
・ワークでは経験者がいてよかった
・初めての参加ということもあり、情報が多くて少し大変だった
・ボリュームが多く説明だけではわかりづらかったが、ワークを通して理解できた
 
3.これをもとに、自分でやれること、これからやってみようと思うこと
・部下のOJTやコーチングに活かしたい
・家族との対話
・whyをWHATにかえる思考の技術
・会話でオープンQを心がける
・質問の仕方、うなずくこと
・相談して出た宣言を持ち帰ってやってみようと思う
 
4.その他、自由意見
・今日は盛りだくさんで、初めての人には少しオーバーフロー?
・とっしーさんのプレゼンがとても分かりやすくて勉強になった、実践していきます
・詳しいレジュメありがとうございます
・もっと人の話を聴く練習をしようと思った
・質問を賛美する発表会やワークを開催すると面白いかも
 
5.例会で扱って欲しいテーマ
・グラフィック
・Fの必要性
・Fの認識ない人たちの会議で進行するには
・ワークがしたい
・「質問会議」を体験したい