★Faj富山サロン 2020年8月 例会レポート★富山サロン

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★Faj富山サロン2020年8月例会レポート
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◆開催概要
・開催日時
2020年8月1日(土)13:30~16:30
・場所
オンライン Zoom


・メインファシリテーター
おかちゃん(岡野利明)


・サポート
富山サロン運営スタッフの皆さん


・参加人数
23名


◆テーマ(案内文)
『シナリオ・プランニング ~起こりうる未来を想像してみよう~』
私たちの環境はますます複雑で不確実なものになってきています。そのような中でも、私たちが所属しているチームや組織、あるいは会社では起こりうる未来に備えることが望まれています。
シナリオ・プランニングは、未来に起こりうるいくつかのシナリオを想像し、それぞれのシナリオの兆しをとらえ、対策をたてて備える方法です。未来を予知するものではありません。
富山サロン8月例会では、シナリオ・プランニングの手法を一緒に学び、参加者の方々が所属する組織で活用できることを目指します。
シナリオ・プランニングの手法は、チームや組織のメンバーが参加して行いますので、ファシリテーションスキルは欠かすことができません。その過程では、チームビルディング、ブレインストーミングによる発散、合意形成などのスキルが必要です。


◆当日の進行内容
1.グループに分かれての質問形式による自己紹介。
2.シナリオ・プランニングとは(メインルームで説明)
3.なぜ、シナリオ・プランニングなのか(メインルームで説明)
4.シナリオ作成の手順(メインルームで説明)
5.街の魚屋さんを例にして、シナリオ・プランニング作成手順の提示(メインルームで説明)
6.グループワーク「A商店街の10年後」のシナリオ・プランニングに取り組む
  (Googleスライドを使いグループごとに共有し書き込み)
  グループワーク①:原動力を考える
  グループワーク②:可能性は少ないが、インパクトのあるものを二つ選ぶ
  グループワーク③:四つのシナリオを描く
  グループワーク④:対策・予兆を考える
7.各グループで何が起こったかを共有する

◆参加者の感想
柔らかな雰囲気での進行が心地よかったです。
シナリオプランニング、過去やったことがありますが3時間でどうやって進めるのか気になり参加しました。急かされることなく、大事なポイントを押さえて、大変わかりやすく学び多い時間でした。
シナリオプランニングがよくわかりました
シナリオプランニング初めてでしたが、使ってみたいと思いました。
丁寧な進行とサロンの方々のサポートがうれしかったです。また、ファシリテーターを決めてね、というのが久しぶりで、原点に戻った気がしました。
手練れのメンバー方が多く言葉や解釈の共有を大切に進行を進めていた点が良かった。自分も見習うべき。
シナリオプランニングで起こりそうにないという視点で考えるのが、面白く思えました。発想が広がりやすいと思いました。
答えのない問題に対して、みんなでストーリーを作っていく作業は面白いことだなと感じた。
4象限作成、4つのシナリオを描く場面 上下左右の可視化 理解できました。少し難しかった。
私にとって、新しい手法を勉強できました。
システマチックな思考のツールであること。模擬的にでも体験することで理解が深まること。
限られた時間内に、できることをわかりやすく実践できたと思います。
短時間でのワークでしたが、真摯に参加者に向き合っていただいたおかげで理解が深まりました。
具体的な進め方を体験できた。グループメンバーによる学び合いの場が生まれた。
未来を予測することの難しさとそれを皆んなで考える楽しさを感じれた。
シナリオ・プランニングの軸の立て方にいろいろなものがあることを実感した。
課題について2軸で考えると考えやすくなると感じた。


◆ファシリテーターの感想
1.リアルとZoomの違い
Zoomでの本格的なファシリテーションは初めてでした。
Zoomでは、参加者の反応を掴むのが難しく臨機応変に進行することがなかなか困難に感じ、事前にあらゆる想定をして丁寧な進行プロセスが求められると思いました。作成するパワーポイントも細かなことまで準備しておく必要を感じました。
今回は、終了後の参加者からのアンケートの改善点を読むと、伝わっていなかったことも多々あることに気づかされました。
グループワーク中の参加者からの質問はチャットを使用するぐらいしかなく、メインルームに戻った場合での質問は抵抗のある方もいることがわかりました。
Googleスライドに各グループごとに共有して書き込みしていただきました。メインルームで参加者全体の説明時に使用したスライドをあらかじめGoogleスライドに貼り付けておく方法もあるように思っています。そうすれば、グループワーク中でもメインルームでの説明で聞き逃したところにすぐ戻れるはずです。

2.主催者側メンバーのサポート
リアルのファシリテーションでもメインファシリテーターひとりでは満足なファシリテーションはなかなか難しい面があります。Zoomでは一層主催者側のメンバーのサポートが必要になることを痛感した。
今回は役割分担して、最初の受付、画面共有、連絡事項を途中でチャットにアップしてその対応、途中退出者対応などをおこないなんとかメインファシリテーターを務められました。
また、聴覚障害の方の対応でUDトークの操作にもお一人の方に専任してもらいました。

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