Faj富山サロン 2021年12月例会レポート
開催日時 2021年12月4日(土)13:30~17:00
・現地開催:富山大学五福キャンパス理学部棟A337 (富山市五福3190番地)
・例会担当(MF):中島 武司(なかしま たけし)
・サポート:富山サロン運営スタッフのみなさん
・参加人数 10名(一般4名、会員6名)
中小企業は2022年4月1日からパワハラ防止法(労働政策総合推進法)が適用されます。
職場のいじめ・嫌がらせの増加傾向に歯止めをかけるために、職場においてパワハラを 予防、防止するための措置が義務化されます。
この背景には、増加するハラスメント件数があります。 都道府県労働局に設置した総合労働相談コーナー寄せられる 「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加し、平成24年度以降、 相談内容の中でトップとなり、更に増加し続けて現在もトップを維持しています。
こういった状況の中で多くのパワハラ対策では、 "パワハラになる行為とはどういう行為なのか" "何を禁止すればいいのか" "起きてしまったパワハラにどう対応するか" ということにスポットをあてがちです。しかし、パワハラ対策で最も大切なのは、パワハラの土壌(組織)と 根っこ(人の感情や認知、関係の質)の部分です。 土壌が肥沃で根っこが健康でなければ、木がすくすくと育たないように、 パワハラ対策でもパワハラが起こらない土壌をつくり、根っこを 整えることが何よりも大切です。 パワハラが起きるたびに、事後対応で右往左往することなく、 そもそもパワハラが起こらない土壌をどうつくるか、根っこをどう整えるか、 という「予防」にこそスポットをあてることが重要です。
そこで、その「予防」対策として今回「パワハラ予防カード」を 使いカードゲームを通して、参加者の皆さんと共にそれぞれの グループを仮の会社と見立てて、予防対策を考えていきたいと思います。
1.アイスブレーク (各種ハラスメントの紹介&「これ見えますか?」)
2.パワハラのグレーゾーンの事例検討
3.自己理解と他社理解(エニアグラム診断)
個人ワークとグループワーク
4.行動指針作り
グループワーク グループシェア
5.質疑応答、振返り
【参加して印象に残ったこと】
自己理解、関係の質。
かなり網羅的なプログラムだと感じました。
ゲームを通して、色々考えるきっかけになった。
グレーゾーン。
実際にすぐに使えそう。とても重要な内容で、別の機会にも行えると良い。
今後気をつけたいと思った。
リアルで参加できて楽しかった!
【参加して分かりづらかったこと】
ワークショップの進め方。
自己紹介できるタイミングがあると良かった。
【今回学んだことをもとに、自分でやれること、これからやってみようと思うことは何でしょうか?】
自己理解。
人事部に紹介したいと思います。
行動指針を実行する。
個人ワークとグループワークのバランス。
リフレーミングして話してみたい。
社内でも共有したい。
【その他】
温かく迎えて頂き、ありがとうございました。
東京から参加できて嬉しかったです。
今回は、新型コロナが落ち着いた状況という事で、久々の対面での開催となりました。「パワハラ予防カード」を使っての個人ワーク、グループワークで進行しました。
エニアグラム診断での自己理解、他社理解ではそれぞれが自身の振返りと他社理解に楽しく取り組んでもらえたように感じました。
最後にはそれぞれのグループをある組織と見立てて、その組織のパワハラに関する行動指針づくりをしてもらいました。前半のパワハラのグレーゾーンの事例検討、自己理解と他社理解を踏まえて、カードを活用しながら有意義な指針作りにつながったと感じました。