★Faj富山サロン 2023年6月 例会レポート★私の問いの棚卸し その2富山サロン

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★Faj富山サロン 2023年6月 例会レポート
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◆開催概要
・テーマ:私の問いの棚卸し その2
・開催日時:令和5年6月3日(土)13:30~16:50
・メインファシリテーター: tama(田村雅人)
・担当チーム・サポート: 富山サロン運営スタッフのみなさん
・参加人数: 8名(MF含)
・案内文: https://www.faj.or.jp/base/toyama/event/202363/

◆進行概要
1 テーマ、設定の理由、ゴール
〇テーマ:私の問いの棚卸し その2 ~その問いに答えるために必要なコトを話し合いませんか~
〇設定の理由 ・問いは思考や対話の引き金になったり、創造的な対話を生んだりする ・問いに答える側から、問いを考えることで、問いづくりの精度を高めたい
〇ゴール ・問いを立てる際の留意点への理解が進む ・都営を立てる際、体験したことを使ってみたくなる

2 グランドルール
〇自ら場をあたためよう
〇相手目線で、話を最後まできこう
〇絡めよう、拡げよう

3 アイスブレイク
①お名前は?or今日呼ばれたいお名前は?
②所属は?orどちらから?
③突然ですが、好きな怪獣(宇宙人、怪人)は誰ですか?二人(二体)答えてください
④この例会が終わると、自分はどうなっていたいですか?

4 情報提供
〇「問いのデザイン」(安斎・塩瀬共著)などでの「問い」などの言葉の定義
〇私の「問い」のエピソード紹介
〇FAJフェロー加藤彰さんの教え
〇課題と課題意識と問いの関連について
・アイスブレイク③設定の理由説明

5 課題意識の醸成
〇立山「雪の大谷」でのエピソード
〇ペアワーク:あなたが推す 知られていない「地域のお宝」 は何ですか?
・ペアになり、それぞれ口頭で紹介し合う
〇ワーク1とワーク2の条件設定
・趣旨:市町村の放置資源を活用し、国外の観光客を呼び込みたい
・会議のテーマ(問い):地域の放置資源を活用し、国外の観光客を呼び込みたい、どのようなアイディアがありますか。
・会議の主催、メンバー:市役所や町村役場担当課、地域住民、企業関係者、関係行政職員、担当者

6 ワーク1
〇問い:この会議のテーマに答えるため、確認したいコトは何ですか。できるだけ多くあげてください。
〇発表の仕方(グループ毎に発表)の確認とグループ内での役割決め、グループ内で進め方の作戦会議
〇各グループでワーク1を実施
〇各グループでの進め方や成果物(模造紙)の紹介

7 情報提供
〇「問いのデザイン」(安斎・塩瀬共著)の紹介
・「足場の問い」の説明

8 ワーク2
〇問い:どのような「足場の問い」があると、この問いの答えが考えやすくなりますか。具体的な「足場の問い」をいくつか立ててください。趣旨にそっていれば、会議のテーマの問いも変更可です。
〇発表の仕方(ギャラリーウォーク)の確認とグループ内での役割決め、グループ内で進め方の作戦会議
〇各グループでワーク2を実施〇ギャラリーウォーク ・各グループの進め方と内容をギャラリーに紹介し、感想や意見交換
・自グループ内での情報の共有・意見交換

9 振り返り
〇問い:あなたが大切にしたい、問いを立てる際に配慮したいことは、具体的に何ですか。
・各自A4用紙に記入、グループ内で共有〇次の内容を配付プリントに記入
・W...わかった、気づいたこと  M...モヤモヤしている、もっとしりたい  Y...やれそうな、やりたいこと
・この中から1つ選び、参加者全員に紹介
〇本日ワークショップの2つのゴールとアイスブレイク「④この例会が終わると、自分はどうなっていたいですか?」への各自の振返り

◆参加者の感想(参会者のアンケートと後日実施の運営委員との振返りから)
・ワークの前に役割分担とワークの流れを考える時間があったのがよかった。
・問いがよいと深い対話ができる可能性があることを実感した(その問いを考える際に話が弾んだ)。
・エビデンスに基づく説明が分かりやすかった。また、ワークに至るまでのアプローチが違和感なくてよかった。
・問いの立て方には、最初に課題設定が重要であることがわかった。
・足場の問い同士の組み立てが難しかったが、これを容易にできるようになれば問いの質が格段に向上すると思った。
・最初に持って帰りたいと思ったこと(アイスブレイク④)を発見し、持って帰れたこと。
・今回はグループの人数が3人だったので、ファシリテーター役の人も意見をだしながら、グループワークを進めた。
・各グループの考えたことをみんなで議論する時間がもう少しあってもよかったかなと思います。
・問いの立て方は、それでも難しい。それによって、議論の内容が大きく変わる。
・説明の量が多すぎる、ワークが複雑すぎ、ついていくのが必死。それでも全部は理解できなかった。専門用語が多いからかな?
・ギャラリーウォークで、自グループの成果物への感想や意見などを自グループメンバーとの共有を行わなかった。加えて、時間の余裕があったので、他グループメンバーからの感想や意見を、自グループの「足場の問い」に活かす機会を設定すればよかった。
・「あなたが大切にしたい、問いを立てる際に配慮したいことは、具体的に何ですか。」の内容も、グループ内ではなく全体で共有してもよかった。

◆メインファシリテーターより
・「問い」のつくり方について、参会者の皆さんとともに考えることができてよかった。
・今回は参加者が問いを考えやすいように問いの背景にある課題意識を重視した。比較的なじみのある「地域資源の活用」を課題として設定し、MFの体験談を話し、各自が紹介したい地域資源をペアワークで紹介し合う活動を行い課題意識の醸成を図ったあとに、ワーク1を行った。課題意識の醸成は少しはうまくいったかもしれない。
・ワーク2の内容への理解を深めるため、ワークに入る前の準備に時間をかけた。「足場の問い」の詳細な説明を行い、グループワークでの役割分担やグループワークの進め方を考える「作戦会議」を設定し、グループワークやギャラリーウォークで意見交換を十分に行える時間を確保した。
・アイスブレイク④で「この例会が終わると、自分はどうなっていたいですか?」という問いを設定した。ワークショップ終了後の評価を自分事にしてほしいという思いがあった。

例会風景

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