プログラム
1.開催日時 2007年3月3日(土) 13:00〜17:00
2.開催場所 ウイングウイング高岡生涯学習センター 研修室502号
3.参加者数 8名
浦井さん、太田さん、金木さん、竹田さん、辻浦さん、中村さん、やのぜん、木津
4.主な内容
テーマ:「定例会の基本的な進め方プランをやってみる」
全体運営担当(議事録作成): 木津 (写真);やのぜん
■実験プラン
A.ワーク
【ねらい】参加メンバー全員がそれぞれ何らかの役割を担い全員で運営することで、話し合いの体験を増やしていく
①1ワークの基本型(所要時間;約50分)
・1グループ F役、GF役の2名で進行する(1グループは5,6人で構成する)。
・「話し合い」(20分)、「KPTによるふりかえり」(25分)
※「話し合い」の方法は、Fが提案する
※ふり返りはF役、G役がまず自分自身をふりかえり、そして他メンバーからのうれしいフィードバックをもらう(KPT帳づくり)
②①の定型ワークを3回おこなう
③テーマは前もって決めておく(方法;ML上での募集、前回定例会での募集etc なるべく身近な問題で、誰でも話しやすいもの)
④しばらくは、学ぶFサイクルの主眼を「共有〜発散」に置く(結論付けをしない)
B.フリータイムの設定(所要時間;約40分)
【ねらい】メンバー相互の対人関係を深めるきっかけづくりとする
①テーマは自由;活発な自己開示とフィードバックが期待できるもの
■定例会の流れ
(1)アイスブレイク(浦井さん 初のチャレンジ)
・ 隣の方との後出しじゃんけん
(2)ワーク1 F役;竹田さん FG役;中村さん
話し合いテーマ「姪や甥の修学旅行の餞別、進学祝いなどの金額を決める考えの目安は
何だろうか」
<竹田さんFの進め方>
1. 終了後のゴールイメージを作ることからはじめる進め方を提案する
2. 出題者(きづ)への了承と確認をとる
3. メンバーからの意見を吸い上げる
4. 一通り意見が出た頃に、出題者(きづ)に対して答えになっているかの確認をとる
5. さらに進める
<ワーク後のF、FGのKPT>
青字=本人自身のふりかえり 緑字=メンバーからのフィードバック
1.<KEEP><PROBLEM><TRY>の段階毎に、本人とメンバーからの振り返りを行った。
(3)今の実験ワークの進め方に対するふりかえり
・時間について(話し合い20分、ふりかえり25分)
全員がこの時間枠はとても短かく感じた。時間については、Fの習熟度、テーマの難易度やゴールの設定(収束、合意までとか)に負うところが大きいのではないか。いいかえれば、易しい(意見のだしやすい)テーマを「発散」までという、当初のねらいどおりで取り組めば、これはチャレンジできる時間目標だ。また、1ワークをトータルで1時間とし、中の設計はF役に委ねるという方法もある。
・ふり返りの順番について
K→P→Tと区切りながら行ったが、一通りを全員がそれぞれにふり返った上で、発表すればどうか。
・ワークを3回行うのは、時間的にちょっときつい感じがする。
→<結論>
時間はプラン通り行う。KPTは一通り案で試す。ワークは2回とする。
(4)ワーク2 F役;中村さん FG役;竹田さん
話し合いテーマ「とりあえずの3ヶ月(4〜6月)のテーマを決める」
<中村さんFの進め方>
1. 視点を変えた質問をテンポ良くメンバーに投げかけ、多様な意見出しを図る
2. 意見出しが止まった時、発想のきっかけとなる軸を提案する
<ワーク後のF、FGのKPT>
青字=本人自身のふりかえり 緑字=メンバーからのフィードバック
(5)フリータイム ;太田さん 「インタープリター養成講座に参加して」
みなで輪を作って、太田さんから富山市少年自然の家で行われたワークショップに参加された時の体験をお話して頂きました。
自分のこれまでの人生を「年輪」に表してふり返る素敵なアイスブレイクの紹介から始まり、樹木と触れあうなどの環境教育の実践例と意味合いを、簡潔に、そして楽しく伝えられました。
お話しが終わった後、メンバーから内容についての質問と、そして、この話を通じての太田さん自身について感じたことのフィードバックを返していただきました。
「硬いイメージの太田さんにこんな一面があるとは意外やなあ!?」など、太田さんが赤面する場面もしばしば。ほんとにいいフリータイムでした。
※参考資料をいただきました。次回に何部か用意しますので、関心のある方はぜひお読みください。
また、太田さんこの度1冊の本を出版されました。次回にご紹介していただく予定です。お楽しみに。
(6)全体振り返り
・ F役、FG役にチャレンジして良かった。ぜひ、みんなやった方がいい。
・ 初の試みで、やっと見えてきた。うれしい。
・ そろそろ自分もやらないといけないかな(笑)
・ 新しい取り組みが新鮮でした。
・ 何回もやれる。やればやるほどいい。
・ わくわく感が緊張感に変わる!
・ いい場が続く。これは他の人にも伝えられる。
5.4月〜6月の話し合いテーマ案
みなさんから出たテーマを次のおおまかなくくりで分けてみました(多少表現を変えました。ご了解を)
【それぞれの考え方を知り、違いを認め合う】テーマ
?みんなの困ったチャンをあげよう
?募金活動に対してどう感じているか
?違和感を覚える社会の常識はないだろうか
?「みのもんた」をみんなはどう思っているか
?「細木和子」をみんなはどう思っているか
?マナー違反している人をみた時、みんなどうするのか
?コンビニ接客用語をみんなはどう感じているか
?学校では、なぜ役に立たないことや意味のないことを勉強しなければならないのか?
?コンピュータは人を幸福にしたか?
?この人、信じられる!と感じる瞬間はどんなときだろうか?
?親に感謝していることって何ですか?
?今度生まれてくるときは、男性がいいか?女性がいいか?またそれはなぜですか?
【問題解決方法の案を出し合い、解決を図る】テーマ
?後輩のモチベーションをどうやって高めるか
?自分のモチベーションをどうやって高めるか
?うまくやる気を引き出すにはどのようにすればいいか
?家族の前で怒らない方法は何か
?100年後に裏日本が表日本になるためにはどんな方法があるか
?こども達が地元(北陸)に帰って来るようにするには、どんな工夫をするといいだろうか
?絶望の中での光の見つけ方。すごく挫折した時とか、もうダメだと思った時とか、そんな時に、人を救うのは何でしょうか?
?嫌いな人とストレスなくつきあう方法はありますか?
※先にMlでいただいたものも含めて20点あがりました。4,5,6月のお題はこの中から選択(事前にMl投票)したいと思います。
6.記録係(きづ)のふり返り
お試しはとてもうまくいきました。「考える会」を3回重ねた成果ですね。これからの活動の確かな拡がりを感じることの出来た一周年定例会でした。ありがとうございました。
以上(きづ 記)