富山サロン第4回定例会 報告富山サロン

1.開催日時 2006年6月3日(土) 13:30〜17:00
2.開催場所 県民共生センター・サンフォルテ 研修室 306号室
3.参加者数 12名
伊藤さん、太田さん、金木さん、川上さん、河村さん、中上さん、中村さん、南日さん、藤田さん、矢野(直)さん、矢野(好)さん、木津
4.内容
 <ねらい>
13:30 開会の挨拶、簡単な自己紹介
13:40 座談会(木津)
FAJ協会のビジョンそして、富山サロン立ち上げの思いを伝え、理解を得る
・メンバーは輪になって座り、その真ん中に3と書いた大きなカードをおき、話を進める。
このカードがどう見えるか?という問いかけを行い、20通りくらいの見方が出た。このことから、同じものを見てもこれだけものの見方が違うことをまず知り、その多様な見方を認め、尊重していく過程がファシリテーションと述べた。真ん中にどのようなカード(テーマ)が置かれようと、それを題材に、メンバー各自の見方考え方の違いを知り、そして認め合っていく過程を今後とも大事にしていきたいと伝えた。
・27日のFAJ総会の簡単な報告を行った。Fの普及を通じて、多様な人々が協働しあう社会の発展を目指している点、会員は決して受講生ではなく、自らが学習、研究していく場である点などをあらためて伝えた。

14:30 ワーク「Fの雲をつかもう」
Fの体験発表から、Fを読み取り、学ぶ
<発表者>川上 渉さん <進行>木津 
? 川上さんから、顧問先企業で行っている経営戦略立案の具体的手法(ITコーデイネータプロセス)をパワポに従って、説明していただいた。
・まず、経営者の方とメンバーを決める

・経営者の思いを明らかにする

・メンバーとの個別面談を行う

・現状を整理する
SWOT分析を行う(事実を並べるだけ、考えない)
  カードに書き出してもらい、ホワイトボード上でまとめる 一枚一枚丁寧に読み上げ、メンバーに確認をとる

・経営課題を抽出する(ここが肝)
BSC(バランススコアカード)の4つの視点に従い、でホワイトボードを4列に区切る
思いついた経営課題をカードに書いてもらい、4列のうち該当する場所に貼っていく
各課題のつながりを見つけ、線をひいていく(シナリオづくり、○○ができれば○○ができる)
↓  
・経営課題の中から、2つから3つ重点を絞込む

・アクションプランを作成する(ここまでできればすんなり進む)
おおまかな手法
※川上さんの留意点
・進行に徹すること(考えるのはメンバーの人たち)
? 第一回のレジメから、四つのファシリテーションスキルの大まかな説明を行った(木津)
? メンバーは2グループに分かれ、川上さんが、どの箇所にどのようにファシリテーションスキルを生かされているかを推測し、まとめ、発表を行った。

<メンバーから川上さんへの質問>
・メンバーの人選はどうするのか
・BSCは現場の方に理解できるのか
・どこの段階からIT化をはかるのか
・いつもこれ位のスピード感か
・仕事の達成感はどのようなときに感じるのか?
→成果がでたとき チームワークができたとき 我が子が初めて歩いた感じ
<川上さんから>
・標準的なプロセスとフレームワークがあることで、傾聴に集中できる
・このフレームワークはビジネス以外に応用はきくだろうか
16:20 各自のふり返り(シート記入;別紙結果シート参照)
16;40 全員ふりかえり
・スキルを学ぶ人、スキルを活かそうという人など温度差が大きい(愛知万博の差)
・前回よりもやもや
・こういう進め方ではいきなりFはやれないのでは
・最初何かわからなかった。Fをやっていかないとだめ。
・こんな場があること自体がたのしい
・「何のためにやるの」を大事にされた。基本的な気配りが必要
・やっぱりよく分からない。ただ発言を促すだけでいいのか?
・最初にフレームがほしい。
・本当のFを見たことがないので自分のフォームが一体どうなのかよくわからない。きっと正しいフォームがあるのだろうね。
・目的意識を明確に。
・ゆっくり考えてきます。       …etc

5.感想
<体験発表者の川上さんの感想>
 発表することで、自分自身でも、どの部分がファシリテーションなのか、意識することができた。意識することから改善点も見えてくる。
発表後に、皆さんからの質問や改善案などの、フィードバックを受けることができた。
そういう意味では、非常に貴重な体験をさせていただいた。(発表者が一番得をしました。)

<座談会、全体進行の木津くんの感想>
大人の部活的に肩の力を抜いていこうと思うのだが、やはり少し力んでしまったかなという感じ。今回が初めてという方も何人かおられたせいもあるが、世話人としての私自身の考えがよくまとまっていないことも大きい。何でもやってみるのはいいが、いまどの辺りを歩いているのか分かるような、サロンとしてのロードマップをつくることが必要だと感じている。



記録(木津)