富山サロン第5回定例会 報告富山サロン

1.開催日時 2006年7月1日(土) 13:30〜17:00
2.開催場所 県民共生センター・サンフォルテ 研修室 306号室
3.参加者数 13名
       太田さん、奥野さん、金木さん、川上さん、下谷さん、
       下谷(夫人)さん、竹田さん、中西さん、中村さん、
       木津さん、矢野(直)さん、矢野(好)さん、矢野(善)
4.主な内容
   テーマ 「KPTを使ってファシリテーターをやってみよう!」
       ワークショップ 担 当: 藤田国和さん(会員)
       ※KPT(ケプト)とは、振り返りのためのフレームワーク
   ねらい
       ①KPTを使った「ふりかえり」(ファシリテーション)
        のやり方を理解する
       ②「ふりかえり」による改善の効果を体感する
       ③自分たちで「ふりかえり」ができるようになる
       ④どこかでKPTを使ってファシリテーターを
        やってみようという気になる
   定例会の流れ
   13:30 開会の挨拶、簡単な自己紹介、2班にグループ分け
   13:50 ワークショップスタート(藤田さん)
    (1)「KPT」の概要と、手順についてプロジェクタにて解説
       ①KPTの手順
       ・白い紙を「KEEP」「PROBLEM」「TRY」の3領域に区切り、それぞれ、
        1.「KEEP」→うまくいっていること、今後続けていきたいこと
        2.「PROBLEM」→問題と感じる点、不安やリスク
        3.「TRY」→次にチャレンジしたいこと
        この順で話し合いを進めていく
       ②うまく進めるコツ
       ・どんな些細なことでもいいから、とにかくあげましょう
       ・意見が出にくい時は、付箋紙に書いてから発言
       ・話は一つのことに集中
         「PROBLEM」をだしているとついつい「TRY」を言ってしまう
         そこはぐっと我慢しましょう
       ・できるだけ具体的に。
         抽象的だったり、標語っぽかったりしたときは確認
       ③参考資料
       ・プロジェクトファシリテーション実践編:ふりかえりガイド
        http://www.objectclub.jp/download/files/pf/RetrospectiveMeetingGuide.pdf
       ・MIXIのコミュニティ(MIXIに入れる人限定ですが)
        「国際ふりかえり学会」
        http://mixi.jp/view_community.pl?id=759652
     
    (2)各グループでドミノ倒しゲームをし、KPTでの振り返りを3回繰り返し
       (最後の振り返りは、KPTの効果そのものについて振り返り)
       ゲームとKPTの流れ
       ①ドミノの設計タイム[10分間](どのようにドミノを並べるか)
       ②ドミノの並べ作業[4分間]
       ③実演
       ④KPTで振り返り[10分間]→②③④→②③④(最終振り返り)
       
   16:20 各自のふり返り(シート記入)
   16:40 全員ふりかえり
   17:00 終了



5.参加者の感想
   <全体ふりかえり及びふりかえりシートより(抜粋)>
   ・ドミノという単純な作業のようで奥深いものがあった。
   ・ゴールを明確にできる種類のワークの方がKPTを活かせるかもしれない。
   ・毎日の仕事に活かしていけるようにしたい。
   ・テーマがはっきりしていると「モヤモヤ感」がなく「スッキリ感」が多い
    けれども、型にはまらず、参加者が作っていくサロンでいいと思います。
   ・2グループということで、全体ファシリのプロセスの介入等がうまく
    やれていたと思います。
   ・ゲームは楽しかったが、アイスブレイクの延長のように感じた(場づくり)
   ・議論をするロールプレイングが欲しかった。
   ・ゴールのイメージを作ることの大切さ、合意形成の大切さ(を感じた。)
   ・紙に書いて各自の意見を共有することは、とても有効な方法。
   ・トライしやすい雰囲気がある。
   ・各班のファシリテーターへのフィードバックが欲しい。
   ・F役の人の感想を聞き出し、気づきが得られるフレームワークがあるとよい。
   ・思い切ったアイデアを出す時間がなかった。
   ・プロセスを意識して行動することで何かが変わるかも。
   ・もう少し広い部屋でもいいのかなと思いました。
6.発表者より
   ・KPTを知っている人がほとんどいなかったが、体験してみて、実際に使ってみ
    ようという方が何人かいらっしゃったのがうれしかった。
   ・KPTでのふりかえり時間を10分にしたが、少し時間が短いようだった。もう少
    し時間をとるべきだったかな。
   ・皆さん楽しそうにワークに取り組んでいたので、僕もノッて進めることがで
    きたし、いろんなフィードバックももらうことができたので、本当に今回担
    当して良かったと思っています。



記録(矢野)