【レポート】2018年5月27日開催「オンラインでアクティブ・ブック・ダイアローグ®」オンライン・ファシリテーション研究サロン

開催日時

2018年5月27日(日) 13:00-17:00 (JST:日本標準時間)

参加人数

12名(企画メンバー含む)

企画メンバー

西井佐知子、山口 正司、井口 和久、小野寺公美子、小瀬一幸(以上、FAJ会員)

企画者振り返り

Zoomを利用したABDがどこまで可能かという仮説のもと実施した。

予想以上に参加者の対応・順応が早く思って居たよりもスムーズにワークショップが進んだ。

接続に不安のあるメンバーのため、事前の接続勉強会を行なった事も効果があったと考えられる。

選定した本については、FAJ会員を想定した場合、良いダイアログのテーマとなる本だった。

普段定例会に参加しづらい人、定例会会場までの移動に悩む人にも公表であった。

子供を見ながら参加する人も、FAJの年齢層を考えると、育児や介護を行う世代も少なくないため、このような試みはそういった会員のフォローに繋がると考える。

非会員の参加もあり、「定例会でどこかのセミナールームに行くのは心理的に不安があるが、オンラインなら気軽に参加できる」

「そもそも、会場には足が運びづらいのでこういう形態はいいと思う。」

「もしもオンライン会員という区分があれば参加したい」というような意見が聞かれた。

オンライン開催に関して超えなければならないテクニカルな問題が数点見つかった。

次回開催時には対策を実施し、よりスムーズなワークショップとなるよう事前準備を行う。

アンケート結果

Q.何を求めて参加しましたか?

ABDをするにあたってzoomとリアルとの違いの確認と、zoomの可能性を探求したい
ABDの体験とオンラインでのファシリテーションをどういった形ですすめられるかを実体験したかったです。
オンライン会議とABD両方の体験
ABD体験
ファシリテーションスキル
ファシリテーションについての対話
オンラインでWSとは?全国の会員との繋がり
本の理解、zoomの活用
ABD体験、zoomでのダイアローグはできるかどうか
Zoomで、リアルと遜色ない話し合いができるか否か

Q.オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したワークショップの参加経験についてお答えください。フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したワークショップの参加経験についておお答えください。。回答数: 10 件の回答。

Q.オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したワークショップについて、よかったこと、興味深いこと、難しいと思ったこと、困ったことはなんですか?

スライドが生成的に生み出されている瞬間。作業が同時進行で行われているさまが見えるって楽しいです。

全員の顔を(自分も含めて)正面から見えること。リアルでしか場の感覚を知ることができないと思っていたが、そうでもないとわかった。

不安要素はネット環境。対策を講じる必要がある。ズームに慣れていただくための説明や工程をどこまで簡素化できるかが肝かなと思う。(それがクリアになったらコレほど有益なツールはない!)


ブレイクアウトルームの使い方が興味深かったです。リアルのワークショップと同じように進められるのが驚きです。
操作の慣れの格差(?)があるので、何回もしているうちに、スムーズにいくと思います。反対に、単発の会議やワークショップには合わないかもと思いました。

使い方に慣れるのに少し時間がかかった。12名だったけど、これが20名になるとオンラインでは、全体での話合いは難しいのではと思います。理由は、参加者の顔も小さくなり、参加者同士の繋がりが薄まる感じがした。反対に3つの部屋にした途端に、話しやすく安心感を感じたので。

場所、時間の問題を解決できそうなこと。音声が聞き取りずらい時がありました。

良かったことは、
・遠くの人と手軽に知り合え、学べ、対話できること。
・普段の定例会に仕事でなかなか出席できないけれど、時間があえば参加できて、定例会同様に、学べ、対話ができること。
・定例会に行くことに比べると、会場に行くまでの往復4時間と交通費がいらないこと。
・関西支部に所属していますが、全国の人と出会えること。

難しいと思ったのは、というより、慣れればどうってことないんでしょうが、
・全員に対する質問で、「どうでしょうか」などのオープンクエスションで聞かれたときの返事。
返事のタイミングをみんなの表情を見てからになり、リアルよりは緊張します。逆に、クローズドクエスションは、OKサインを指で出すなど、徐々に早く伝わる技を取得して慣れてきました。
良かったことは全国の会員と繋がれたこと。興味深かったことはオンラインWSの可能性が予想以上だったこと。難しいと感じたのは一過性のものになりやすいので繋がりの継続。困ったことは特にない

【よかったこと】
遠方地域の方とも繋がれることで、色んな考えを知ることができた。
初めて同士でも問題なく対話できること。
リアルだと隣の会話が気になったりするが、オンラインだとその場に集中できること。
FAJのオンライン会員というアイデア、未来への展望を得ることができた。
【難しかったこと】
始まるまでの場の作り方、バラバラに集まるので、場の空気が固くどうにかしたいと思った。
ドタキャン参加者による開始時間の再設定や、それによるワーク時間の短縮をどうするか。(今回はスタッフがうまく対応してくれたが、いつも成功するとは限らない)

良い点

話に集中できる。資料の閲覧もしやすい。議事もパソコンでとりながら、できる。

難しい点

グループごとに分かれてから、元に戻るタイミングが分かりづらい。

Q.ABDにについてお答えください

フォームの回答のグラフ。質問のタイトル: ABDにについてお答えください。回答数: 10 件の回答。

Q.今回のABDについて、わかったこと、興味深いこと、難しいと思ったこと、困ったことはなんですか?

本を読めた感覚。読み返そうとするときに、初見ではないので抵抗感が少なく、更にダイアローグなどの気づきを頭に置きながら読むことができるので、学びが一層深まる。


実際は付箋に記入する理解でしたが、グーグルスライドに記載する時、キーワードで書きにくい感じがしました。


まとめ方がバラバラなので、物語の中での起承転結がわかりづらかった。でも、なんとなくわかればいいとのことだったので、納得していました。

最初にこんな風にまとめて下さいとサンプルなり説明があると、初めてでも分かり易くていいと思います。
今回は、本を用意しての開催でしたが、無い状態での参加は少し不安だと思いました。

よかったこと:全体のあらずじが見えたの、難しいこと:途中から読むことの難しさ

良かったことは、
・本を1冊読まなくても、読んだ気になるが、その反面、自分で読んで、自分の視点と人の視点を比べられることが面白い。
・知らない遠くの人と出会えて、ファシリテーションについて対話ができたこと。
・自分がファシリテーションについて悩んでいたことの解を得られたこと。

難しかったのは、
・Googleスライドに入力するのに重たかったので、別のテキストのソフトに打ち込んでからそれをコピペした。
良かったことはABDを体験出来、どのようなモノか分かったこと。興味深いことは対話を深めあうことで自分以外の視点での見方ができること。難しいと思ったことはギャラリーウォークで問や気になったことOUTプットする時間が足りなかった。困ったことは出来れば本を制覇したかったができなかった


不参加でした

【良かったこと】
全体を通して、イメージ通りのABDができた。
ブレイクアウトルームで、雑音気にせず、集中して、しかもファシリテーターを立てずとも、全員がちゃんとダイアローグできた。
【要改善点】
全員で作業していたせいか重く、スライドに入力するのに時間がかかった。
ダイアローグの内容もスライドに残すと、後で他のルームの対話内容がわかって良いと思うので、次回は全グループに書き込みをお願いしたい。


全く予習なしで、参加した時に、内容について理解が深められるかが分からない。

Q.オンライン会議ソフト(Zoom)を利用したワークショップについて提案などはありますか?

オンライン会議のアレコレを語る、全国の会員とつながる一日祭りとか(支部イベ的感覚)


凄く良かったです。かなり満足しております。もう少し会を重なる事でご提案できる事があるかと思います。


ホワイトボードを活用したワークショップも体験したいです。


Zoomを利用したワークショップをテーマに話合いをして、その中で出て来たアイディアを定期的にチャレンジするのはいかがでしょうか?


短時間・夜間とか、気軽に開催する感じもありかと思いました。


ABD読書会、ワークショップの企画会議や、ファシリテーションについての相談や体験談などについての対話。


定期的にWSの開催をしてほしい。テーマは通常の定例会と同様にいろいろ


ティール組織でのABD
NVCの共感コミュニケーションの実践練習


オンラインだからこそ、注意しなければいけないところを明確、リストアップしておく。
オンラインの良さを根拠を元につたえる。
(例、アンケート結果より、8割の人が、リアルよりオンラインの方が、議論に集中できると答えている、など)