2019年7月関西対話の会を実施しました。TOC×Facilitationサロン

『ちゃんと話し合うってどういうことだろう?TOCとファシリテーションを掛け合わせると何ができるだろう?』

開催概要

  • 日 時:2019年7月16日(火)19:00~21:00(受付開始:18:45)

  • 会 場:エデュケーションライフAjito(大阪市北区大淀南1-6-4 大淀町スカイハイツ1120号)

  • 話題提供者:飯島 邦子、小路 慎浩、津田壮彦、吉池 裕(以上FAJ会員、五十音順)

  • 参加者数:7名(受益者+従業者)

テーマ概要

題して、TOC×Facilitatonサロン対話の会@関西、です。

昨年は、1月のイベントからFAJシンポジウムでの発表などの活動を経て、一年間サロン運営メンバーでずいぶん対話を重ねてきました。
私たちが大切にしたい場とは、心理的安全性を保ちつつ、クリティカルに物事を捉え、全体を俯瞰しながら、しっかり深く考えて、じっくり対話できる場
そして、目的に向かう人々の活動をより良くしていくこと。
シンポジウムでは、掛け算の場の意義やそういった場づくりをしていく上で実践が大切であること。そして実践からの学びが大切であること、等について考えました。
2019年は、このテーマを色んな方と共に対話を重ねていく活動に広げていこうと考えています。

今回の対話の会は、TOC×Facilitatonを学び合う場ではありません。
私たちが大切だと考えている『心理的安全性を保ちつつクリティカルに物事を捉え全体を俯瞰しながら、しっかり深く考えてじっくり対話できる場』
これについて、皆さんとがっつり考えてみたいと思います。

じっくり対話することが大切だと思うけど、その実現を何が阻んでいるんでしょうか?
しっかり考えるって重要だよねと思うけど、それの阻害するものって何なのでしょうか?
そもそも心理的安全性を保つってどういうことだろう?

是非一緒に語り合ってみませんか?

●テーマ
ちゃんと話し合うってどういうことだろう?
TOCとファシリテーションを掛け合わせると何ができるだろう?

●狙い
私たちが大切だと考えているちゃんと話し合える場について、皆さんとじっくり考え、仲間づくりをしていくこと。

●こんな方と語り合いたい
しっかり考え、じっくり対話し、目的に向かう人々の活動をより良くする場に問題意識を持っている方

担当者振り返り

今回のテーマは「人はなぜ対話を求めるのか?」という問いについて話し合いました。

・最近のワークショップでは「対話」が増加。乱用されている気がある。
・対話を求めている業界は、対話が不十分な業界(例えば医療業界とか)。
・コミュニケーション業界でも対話が使われている。
・対話と比較して「議論」は相手を打ち負かすという印象があり、それを避けて対話と言っているのかも?
・建設的な議論をしたことがないのかも。
・議論が終わった後普段通りに話しにくくなる恐れ。
・誰も傷つかないのが対話だと思っている。
・対話が「逃げるための対話」になっている。
・ファシグラが減っている?
・グラレコ系の人はまとめずに対話を促す?
・人とコトが分けられないので、対話を求めている?
・決めるのが怖いのではないか。
・本当はどう思っているのか開示が必要。
・自己開示するのを避けてるんじゃないかな。
・自己開示すると傷つく?
・開示できるには関係性が必要。
・関係性を作るには自己開示が必要。
・対話をするには関係性が必要。
・それがうまく繋がってない。
・逃げではなく、本来の対話は、自己開示→関係性→対話→自己開示のループで形成されているようだ。目指すべきはこれ。
・A+B⇒Cが対話
・ファシリテーターがイノベーションを阻害する?
・突飛な発想をする人はイノベーターかもしれないし、困ったちゃんの場合もある
・イノベーターと困ったちゃんの区別ができるファシリテーターは中々いない。

と、サロンメンバーものめり込んで議論が止まることなく進んでいきました。
議論よりも対話という言葉が増加している最近の状況に一石を投じる深い話し合いができた印象です。

今回、2月に開催した大阪での対話の会をふりかえり、視覚的要素、問いかけ要素、姿勢やスタンスの要素をサロン内で見直しました。
その結果、チームとして、私たちが目指すTOC×Facilitation を体現でき、体感頂く場が適切に醸成できたと自負しています。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!