響きあうインタビュー

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響きあうインタビュー

日本ファシリテーション協会の色んな方に突撃インタビューしてみました。
こんな人たちが集まっているNPOです。

FAJ前会長 堀 公俊さん

FAJ定例会に参加すると『この場で何かが生まれるんですよ』と、堀さん。

FAJ創始者の堀さんへ直撃インタビューしちゃいました〜。

■問い/なぜ?わざわざ定例会に参加するのでしょうか?

☆そうですね...私は時間がある限り、あらゆる支部の定例会に参加しています。
その場に参加しなければ味わえない『新しい発見』があるんですよ。参加しなければ損だと思う程です。
相当ポテンシャルの高い人たちが、それぞれに何かの思いを持って参加します。
そこで自分だけでなく、みんなが新しい発見をし、その気づきから何かが生まれるんです。
これだけのエネルギーが集まる場は少ないと思うんですよ。また、ここに集まってくる人は、みんなのことを考え、何かに貢献しようと実践行動している人が多いんです。

■問い/ FAJを創られた思いとは?
☆やってみたらわかる!ってことあるじゃないですか。
やってから意味づけるというような...。
元々、遊び心いっぱいで、ひらめきから面白いことを考えることが好きで、何より、みんなが楽しんでいる様が好きでした。
FAJって何だろう...と訊かれると未だにわからないと応えますね。

■問い/皆が楽しむ様が好きであれば、『お笑い』を生むような協会を創ろうという発想にならなかったのはなぜ?
☆『お笑い』ではなく、ファシリテーションの場は皆、真剣勝負の場であり、高尚な場だからこそ『達成感による喜び・知らないことを発見できる喜び』を生み出す楽しみがあります。
そして、一人一人見つけるものが違うから面白いんです。
勿論、レベルによって気づき方は違いますが、ファシリテーションスキルだけではなく、度量のある方は人生を考える人もいます。

■問い/これからのFAJ活動について
☆自分自身の興味とは別に、FAJを開いた人間としての責任は今も感じています。
いつかは自分の存在感が自然に消えることを願っていますが、まだまだFAJ=堀と期待される機会も多く、存在が消えるまでは時間がかかると思っています。
参加者に対しては、みんなが何か発見することができたのかな?と、いつも気になります。
新たに発見できる場であるにも関わらず、意外に気づかない人もいるんですよ。やはり、『今日は来て良かった!』って何かを持ち帰ってもらいたいとはいつも考えますね。

(取材 室谷恵美)

北海道支部 支部長 白方 通隆さん 毎月第1土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのか?

☆良いエネルギーをもらえます。
それは場のエネルギーであったり、若者のエネルギーであったり。
私はFAJでは比較的年配ですから(笑)、だから若者のエネルギーはすごいですね。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何?

☆ある人がやる「男女共同参画」のファシリテーション講座に参加したのがきっかけです。
〜〜どうして参加したくなったのでしょう?〜〜

会社の会議を何とかしたかったのです。発言しない人がいる、言ったら責任を取らされてしまうのかといった閉塞感。これを何とかしなければと感じたのです。

〜〜変りましたか〜〜

えぇ 変りましたとも!
社内がとても活性化しました。

■問い/では、今、支部長を続けているという想いはなんですか?

☆使命感かな?
義務感ではないです。でも使命感だけでは続きません。
そこにファシリテーションを実践する場がある、そしてそこから新しい刺激を受ける。
だから続けているのかもしれません。
2009年の定例会で是非やりたいのが、ドラムサークルファシリテーションです。
これ、東京の定例会企画に参加して、いつも定例会やる「ちえりあ」に聞いたら「ここにもドラムありますよ」って。さっそく実践しようって動きました。

■問い/北海道支部らしさってなんですか?

☆色々な「部」があることです。(東京みたいですね!)
ファシグラボというのがあります。
ファシグラとラボラトリーの合成語なんですが、ファシグラを勉強する会です。
アイスブレイク部というのもあります。アイスブレイクを研究する部なんですが、実は私もよくわかりません(笑)自主的に動いているんですよ。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆北海道支部は30名から始まって、今は90名です。
2011年には500名まで増やしたいですね。
四国より大きいのが九州、その九州より大きいのが北海道です。
遠くは留萌などからも毎回参加するメンバーがいます。移動にとても時間がかかります。
斜里から来るメンバーは同じ北海道でも二泊三日(笑)、だから北海道のあちらこちらでファシリテーションが実践できる場を作って行きたいです。

北海道支部、支部イベントも計画しています。
合宿も計画していますが2011年は全国フォーラムです。
今回の東京のフォーラムでたくさんの刺激を受けて、生かして行きたいですね。
北海道支部からは10名以上で参加します。
楽しみに待っていてください!

(取材 佐藤成臣)

中部支部 支部長 鳥羽 秀人さん 毎月第3土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのか?

☆成長の場です。ファシリテーションについてのグループや大勢の人々が集まり、互いに協働していく場が気に入っています。
また、会社では試みができませんが、FAJではできる。もちろん会社でもチャレンジはできます。でもFAJはもっと気軽に色々なことに挑戦できるからです。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何?

☆アメリカに15年以上前に行ったときにはじめて聞きました。
相手の外国人の方からいただいた名刺に「Facilitator」と書いてあり、聞いてみたのです。
英語で何か言われたのですが、う〜〜ん忘れちゃいました(笑)
そのあと大学で教育ファシリテーションの講座を受けることになって「ああ、あのときのあの言葉ってこれかぁ」と再認識しました。

〜〜どうして講座に参加したくなったのでしょう?〜〜

人間関係のあり方や職場でのマネージメントが上手く行っていないと感じたのです。
何とかしなくては・・ 講座で関わった方との勉強会や交流会で世界が広がりました。
FAJもその一つです。

■問い/では、今、支部長を続けているという想いはなんですか?

☆私は定例会に参加して運営委員になったのではなく、支部のフォーラム( 第1回 FAJ中部フォーラム2006 来て、見て、体験!身近なファシリテーション)からの委員です。
毎回の定例会で成長できるという実感を感じることができるからでしょうか。

■問い/中部支部らしさってなんですか?

☆OST(オープン・スペース・テクノロジー)へのこだわりですかね(爆笑!)
1つは「実践を大切にしている」です。参加者が実践の場で悩んでいると思います。
それを支部でお互いシェアできればって思います。
もう一つは「振り返り」、中部の名物とか言われていますが(笑)。
大切にしています。
でも最近「振り返れば良いのだろうか」という考えも出てきています。
あたりさわりのない振り返りが果たして良いのか? 2009年のテーマですね。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆私、実はフォーラムの参加ははじめて、いつも出張と重なるなど予定が入ってしまいます。
今回は出張など入らないことを希望します(笑)。
ここで参加しておかないと翌年の中部でのフォーラムの本気スイッチが入りませんから。

中部支部、今年も支部イベントやります。OSTですよ〜〜。
振り返りもOSTでやりましょうか(大爆笑)2010年の中部でのフォーラム、今、思うことは「フォーラムだからやる、ではなく日々の定例会を丁寧にやって、そしてその積み重ね延長 がフォーラムへつながる」ということ。
東京のフォーラム期待しています。

(取材 佐藤成臣)

広島スクエア 世話人 藤井 俊行さん 毎月第3土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆ファシリテーションを学ぶことで実際に仕事でも家庭でも効果を感じたということもありますが、それ以上に定例会に参加することで出会うことのできる方々とのつながりが自分にとって大きなプラスになっているからです。
今の自分にとってはファシリテーションを学ぶこの定例会は「修行」と「癒し」の場。本を読むだけ、講義を聞いているだけでは身に付かないファシリテーションの「効果」を感じる貴重な場です。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

仕事関連で知り合いになった方から「面白い勉強会があるよ」とお誘いがあり参加したことがきっかけです。
初めて参加した定例会は堀さんのワールドカフェ。参加者主体のワークショップのという形式、自分の思ったことをそのまま伝えられる場の自由さ...という今までに経験したことのなかった不思議な雰囲気が印象に残り、気がついたら毎月の定例会に足を運ぶようになっていました。

■問い/新世話人としての思いをお聞かせください。

☆最初の年は一参加者として、次の年からは運営委員として参加するようになったとき、自分自身のファシリテーションに対する理解度がさらに深まっていったことを実感しました。
立場が変われば視点が変わる。コンテンツを学ぶだけでなく企画・提供する側に立ったことでより実践的なスキルが身に付いたのだと思います。
今年度より世話人になったことは声をかけていただいたことがきっかけですが今年はさらにもう一歩踏み込んでファシリテーションを学んで、身につけていきたいです。

また、ファシリテーションを学ぶことは自分だけでなく周囲の人も幸せにするんじゃないかなと感じています。「人と人とをつなぐ」というファシリテーションの効果は間違いなく周りの人間関係をより良い関係に変えていくと思います。
それは結局、自分自身に舞い戻ってくるので、お互いにとってプラスになりますよね。
これからは世話人として、奉仕する心を学びながら、集まっていただいた皆さんに「ファシリテーション」が体感でき、ちょっとハッピーになる場を提供していきたいです。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆広島と東京で距離は離れていますが、フォーラムに何か貢献したいと思いML上で色々できる範囲でお手伝いをさせていただくことにしました。
実際のフォーラムは5月ですが、もうすでに「響きあう」感覚を感じている自分がいます。フォーラム本番ではぜひ、参加者の皆さんがファシリテーションによって「響きあう」感覚を味わってほしいです。
これだけの規模のあるイベントですから、今までファシリテーションに触れたことのない方にも来ていただいて、さらに世の中にファシリテーションを広める場になってほしいと思います!

(取材 知花紀子)

東京支部 支部長 富士慎一郎さん 毎月第4土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆FAJはファシリタティブな空間。
しっかり話を聞いて受け止めてくれる仲間がいて、仲間の自然な気配りがあって、誰もが主人公になれる場所があるんです。
FAJが自分の居場所と思える程、安心感がありますね。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆今から2年前、当時の上司からファシリテーションって言葉を教えてもらったことがきっかけで、2007年6月の基礎セミナーに参加し、そのままFAJに入会しました。
はじめは、勉強会へ行くために定例会に参加するってくらいの軽い気持ちだったのですが、入会した直後に、2007年12月15日の東京支部イベント(ファシリテーションパーク)実行委員の募集があって、第1回実行委員会に参加した時の感動がすごかったんです。
どんなイベントにしたいか?というイメージが、皆で出た瞬間に、全員が『ぐぉー』っというような一体感が生まれ、『自分もこのような場が創れるようになりたい!』って、心を動かされた瞬間でした。

■問い/では、イベントが終わった今も活動を続けている理由はなぜですか?

☆毎回、いつものメンバーと会うだけでなく、新しいメンバーも参加しているので、次の定例会に行くのが楽しみなんです。
どんなに仕事でヘロヘロになっても、参加するとみんなから元気なパワーがもらえるんです。
毎回パワーをもらうので、恩返しをしたいって思う気持ちで、運営にも携わるようになったのですが、まだまだ恩返しよりも、自分が楽しんでいることの方が多いですね。

■問い/FAJのパワーって、どんなパワーですか?

☆『パワーパワーパワー♪』と急に歌い出す富士さん。←こんな楽しい支部長です。
物事が進むスピードが、自分の社会経験では味わったことがないほど、高いスキルとマインドを持ち合わせている人たちの集団なんです。
やりたいことを、やりたい人が実行する小気味良さが本当に気持ちいいほどパワーがあるんですよ。イベントで混沌とした状態になっても誰かが現れて、すごいスピードで課題整理をやってのけて、そこで気づきを得た他の誰かが解決の糸口を見つけて、一気に場が盛り上がるんです。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆参加者がお金を払って参加するように、運営している実行委員は、お金を払った上にボランティアでやっているので、お客様意識で参加するのではなく、一緒に創りあげる意識で参加してもらえると嬉しいです。
東京支部では、「朝部」や「ババ部」・「鶴部」など、自発的な活動が自然に生まれて、エネルギー溢れる活動が勝手に?続いています。
それらの活動が止まることなく回るような・・・自発的な活動をコーディネートするのが運営委員になればいいなぁ〜と思っています。50活動くらい生まれるのが夢ですね!

(取材 室谷恵美)

関西支部 支部長 関 徹さん 毎月第2土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆ひとことで言うと、おもしろいから。
FAJの場は、自分が得ることができるだけでなく、学んだことを出せる場でもあるんです。
そういうサイクルをつくった方が、得るものは大きくなると思います。

会員の中にはFAJを自分が得るためだけの場って考えで参加される方もいらっしゃいますけど、もったいないですよ。
また、FAJのホームページをみて「自律分散型社会」の言葉に惹かれたというのもあります。

私の親が転勤族だったこともあり、人との出逢いには特別な『思い』がありました。
自分が居なくなっても、出逢った人にモノやカタチではない、何か残るものがあればいいな...と、 いつの間にか考えるようになりましたね。
これってFAJの目指すもののひとつに近いかなって思いが参加につながっているのかも。


■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆加藤彰さんにお会いしたのがきっかけです。
ファシリテーションとは違うテーマでお会いしたのですが、加藤さんからセミナーの仲間へファシリテーション基礎セミナーの提案をいただきファシリテーションを知りました。
ファシリテーションという言葉との最初の出会いが、加藤さんにお会いする少し前に、図書館で手にしたファシグラに関する本だったのに縁を感じます。堀さん、加藤さんの「ファシリテーション・グラフィック」をはじめ、いくつかのファシリテーション本を読んだ後、FAJに参加するようになりました。

■問い/新支部長としての思いをお聞かせください。

☆FAJには、昨年3月定例会に初めて参加して、今年でまだ2年目なんです。初めはどんな組織か、わからない状態で入ったけど、支部イベントや様々な活動を通じて皆さんの熱い思いを感じるようになり、少しでもFAJの力になれればいいな〜と思うようになりました。
前支部長(鈴木さん)はとても人望のある人なので、自分もいずれは、そんな人になれたらいいな...くらいにしか思ってなかったので、突然の『支部長にならないか?』のお声かけには驚きました。
迷ったけど、せっかく機会をいただいたんだから...と思い直してお引受けした次第です。

■問い/関西支部らしさって何ですか?

☆スキルより、マインドにこだわるところかな...。
どんなにスキルがあっても、doingよりbeingにこだわるのが関西支部って感じですね!

■問い/フォーラムへ参加する人へ一言、そして夢。

☆参加者皆さんでつくりあげるフォーラムになればいいな〜と思っています。
フォーラムに限らないのですが、初めはお客さんになりがちな人もいるけど、FAJは誰もが『生き生きと自分らしく』なれる場があります。
スゴい人って言われる著名人たちも、FAJには垣根がないんですよ。NPOだからできる『現場を研究できる』場にしたいんです。
ホスト(運営)とゲストにならないよう『みんなで創るFAJ』になればいいな〜と考えています。

(取材 室谷恵美)

沖縄サロン 世話人 平井 雅さん 毎月第2土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆沖縄でのファシリテーションの広がりに手ごたえを感じているからだと思います。
サロン立ち上げ当時沖縄では会員が私を含めて2名しかいなかったのですが、現在では約10人の会員がいます。定例会の参加者自体も最初の頃は10〜15人程度でしたが、最近では30〜40人はコンスタントに集まるようになりました。広がりの現場に立ち会っている、そんな思いもあります。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆仕事柄企画会議を仕切ったり、島おこしワークショップの運営などをしていたので、ファシリテーションという言葉を知る以前に自然と近いことは実践していました。そんな時、ふと読んだ本でそれらが「ファシリテーション」と呼ばれ、様々な手法が開発されていることを知り、協会のことも知りました。

■問い/では、サロンを立ち上げた想いはなんですか?

☆最初は周囲の知り合いに声をかけてファシリテーションの勉強会を開催していたのですが、たまたま沖縄旅行に来られた堀公俊さんにも参加していただいた際、「これだけの人が定期的に集まっているなら、すぐにでもサロンになれますよ」と言ってもらったことをきっかけに、"沖縄サロン"ができちゃいました。
やはり人が集まる場では、独学とは違う学びが得られますよね。今後も参加者の輪を広げ、一人でも多くの人がファシリテーションに触れるきっかけになっていきたいなと考えています。

■問い/沖縄サロンらしさはどんなところでしょうか?

☆やっぱり沖縄ならではの時間感覚でしょうか。「うちな〜たいむ」は毎回感じます。堀さんも「"イラチ"の関西人には理解不能」とおっしゃっていました(笑)。あとはやっぱりアットホームで和気藹々な雰囲気ですね。

最近では、定例会以外でもファシリテーションを実践する機会が増えてきています。先日は、沖縄の観光業界の中心メンバー60人の集まりをワールドカフェ方式で実施することになり、沖縄サロンのメンバー15人がサポートしました。この勢いで様々な業界や地域にも積極的にファシリテーションを広めていきたいですね。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆前回の福岡フォーラムでは、集った人々の意識の高さと、会場全体での学びあう雰囲気がとても刺激的でした。あれはあの場でないと体感できない感覚ですよね。あの感じを一人でも多くの人に味わってほしいなと思います。
今年は沖縄サロンのメンバーもできるだけたくさん参加できるよう声をかけています。ファシリテーションの考え方や技術は、人と人とをつなぎ社会が変わっていくきっかけとなるという意味で本当に価値があると思います。今回のフォーラムをとおしてファシリテーション仲間の輪をもっともっと広げていきたいですね!

(取材 知花紀子)

富山サロン 世話人 矢野 善治さん 毎月第1土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆人との出会いです。関わることで自分を確認できる、また関わりそのものに幸せを感じるからです。正直、自分の姿を確認することは時として厳しく辛いこともあります。でも自分のコミュニケーションのありさまを知り、少しずつトライしながら自分が成長してきたなと感じています。またみなさんから「自分が考え付かないようなアイデア」をもらえることがよくあります。これも楽しみですね。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆美容室のコンサルティングの仕事をしているときに「このまま販促のアドバイスだけではダメだ、新しい何かがないと」と考え、いくつかの本を読み漁ったところ「ファシリテーション」という言葉が見つかったのです。
「これだ!」、そう感じて中部支部の定例会に参加したのです。そこで富山サロン設立の発起人である運命の人、木津さんと出会ったのです。

■問い/では、今、世話人を続けているという想いはなんですか?

☆木津さんの想いを続けて行きたい。それが一番大切に思っていることです。
(富山サロン立ち上げ時にご尽力くださった先代の世話人木津さんは残念ながら2008年他界されました)

中部支部で木津さんと出会い「富山でも勉強会をやろう」ということで、同じく川上さんと一緒に富山の勉強会を始めたのが出会ってから数ヵ月後、4年前の秋口でした。毎月、時には月2回の勉強会を繰り返し、翌春にサロンを立ち上げたのです。
そのプロセスを知っている一人として大切にしたいのです。

■問い/富山サロンらしさってなんですか?

☆敷居の低さです。主婦の方が参加されたということもあったのです。最近はビジネス系の方も増えてはきましたが、富山は「間口は広く、敷居は低く」がモットー これを大切にして行きます。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆富山よりご成功をお祈りします。私たちも参加できるように今、準備中です。

夢というか「今の場を大切にして行きたい」と強く思います。木津さんも含め、サロン立ち上げから今日までみんなで考えた「場」だからこそ大切にしたいと思います。
場から何かが生まれる。富山はそういうサロンであり続けたいと願っています。

(取材 佐藤成臣)

仙台サロン 世話人 遠藤 智栄さん 毎月第1土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆ワークショップやファシリテーションに興味があるからです。
普段の仕事や地域活動でも活用しています。
実践している人たちとつながり、情報交換したり学び合えればと思っています。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆私は「ワークショップ(WS)」に出会ったのが先でした。
以前の仕事(会社)で農山漁村や地域活性化の様々な企画を実施していたのですが、それはほとんどがWSスタイルで行うものでした。
その後、NPO支援や起業支援、環境教育、まちづくりなどの仕事の際もワークショップで研修などをしています。この過程で「ファシリテーション」を意識して学ぶようになりました。

■問い/では、今、世話人を続けているという想いはなんですか?

☆仙台サロンがまだ無かった時に「東北の会員さんで飲み会しませんか?」と声をかけた責任からですね。(笑)
もちろん、いろんな体験や気づきも得られるし、勉強になるし。
なによりも、集まってこられる会員の方を通していろんな意味で<体験学習>できることが楽しいからかな〜。

■問い/仙台サロンらしさってなんですか?

☆こんな時がありました。関西支部のAさんが仙台サロンにいらした時に「この程度のギャグで笑ったらアカン、もっと笑いに対してシビアでないと」と説教(笑)されました。
東北というか私の場合は、面白くても面白くなくても「反応しよう」というのが体に染み付いている感じがします。
仙台サロンの皆さんも「まず受け入れる」「対話しよう」というのを大事にしている方が多いような気がします。
でも<笑い>は身につけたいです。関西支部の皆さん、よろしく〜。

〜私(佐藤)もルーツは仙台だからこの感性ってすごくわかりますよ!〜
まるごと受け止めるっていうか。そうなんですよ。

あとは多様で様々な視点があるということですね。お仕事も企業・行政・NPOと様々。
あと男女比ではFAJ初(?)で女性の参加者割合が多いかな〜。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆仙台サロンメンバーなどが協力して実施するセッション「農村のファシリテーション」は期待してください(キッパリ)。
地域自治を支援するNPOのメンバーとも一緒に準備を重ねています。これまで講師と議論しながら企画を練ってきました。
このセッションを受けて<農村・地域コミュニティ>でのファシリテーションに関心を持ってもらえれば嬉しいですね。

夢ですか・・ 特にないですね(笑)

〜わかるよなーー この奥ゆかしい感覚〜

夢というほど遠くないですが、様々な役割を経験しながら学びあう人が増え、波及でできれば良いな!と思っています。
活動を担う会員の皆さんがサロンの、FAJの個性を創る・・これをもっと楽しんでいきたいです。

(取材 佐藤成臣)

九州支部 支部長 田坂 逸朗さん 毎月第1土曜日定例会開催

■問い/なぜ?時間を作ってFAJ活動や休日の定例会に参加するのですか?

☆わかりません。どんどんわからなくなってきました。
機能と実利と時間投資とベネフィットを理知的に冷静に形而的に究学的に判断しているのではなく、突き動かされるなにかに素直に従っているとこうなったという感じです。

■問い/ファシリテーションと出逢ったきっかけは何ですか?

☆市の将来と施策を論じ合う勉強会に参加したら、その壇上に加留部さんが立っていてファシリテーションされてしまったこと。
まったく不意を突かれて、ハートを盗まれてしまった。

■問い/では、今、支部長を続けているという想いはなんですか?

☆役割。持ち分。流れ。構図。粛々と営々と。
風が吹いても吹かぬでも、花が咲いても咲かぬでも。おもてなし。ジェネティックノスタルジー(洞穴集合への衝動)。
前副支部長・水上さんが単身赴任から福岡に帰ってくるまでのつなぎ支部長。

■問い/九州支部らしさってなんですか?

☆答をふたつに分けて。

1.「支部らしさ」という一般論:ある個の集合がひとつ上の次元ではまったく違う様相を呈することを「創発」といいます。
「支部らしさ」とは支部構成員の個々人の集合体としての「創発」である。「創発」はブランドを生む。そのブランドは、FAJにおける、ある集合的特徴と、もともとその地域が持っている特徴のアベレージである。
「支部らしさ」とは地域への愛着(シビックプライド)を形成していく内外均衡的なブランド昇成への運動である、な〜んてね。

2.九州という「支部らしさ」具体論:田舎である。遠いがゆえのメガリージョン(九州)の首都に拠点を置くメガリージョン支部である。
道州制が施行されたら国家的指導によりFAJから分割分離されるのではないかと少々不安。
独立心の強さから来る「人の話に流されない」という性格をいいことだと勘違いしている、実は場の読めない集団。
定例会を勉強会だと思わず、愉しいおしゃべり会だと思っている節がなきにしもあらず。
成長もしないがかといって退化もしない、別の意味で持続可能な支部、な〜んてね。

■問い/フォーラムに参加される方へ一言、そして夢

☆九州の人は、九州の外へ出るのがとても苦手なので、会いに来てください。
夢は、ふるさと納税のように、九州出身者と九州支部をつなぐ相互交流の、九州以外の地で開催する仮想九州支部。

(取材 佐藤成臣)