受賞者名 |
---|
特定非営利活動法人 幸ハウス 代表理事 川村真妃(かわむら まき)様 |
一般社団法人 手話エンターテイメント発信団oioi(オイオイ)様 |
佐賀ファシリテーション・カフェ(SFC)様 |
FAJ中部支部1&2月赤テーマスペシャル定例会チーム様( いけちゃん、うわーい、かねぴ、 こめっと、みゅう、りょう) |
団体概要
「人と人が支え合う社会の実現へ」を活動理念に、超高齢社会の「社会的孤立」という問題を解消するため、超高齢社会 ゲーム体験プロジェクト、人財育成、相談支援等の事業を行っています。
団体ホームページ
https://koresapo.net/
表彰理由
人と地域資源をつなげることで社会的孤立を解消する協力型ゲーム「コミュニティコーピング」を開発(リアル/オンライン版両方あり)。千葉代表が実活動で触れた社会課題を題材としたリアルな内容です。ファシリテーターを育て、活動をフォローすることにより、ゲームを通して社会課題を知り、考え、対話する場を全国に拡げ、「分断と孤立の解消」に尽力されています。
表彰されたご活動の詳細や、その他のご活動など
プログラムがリアル(ボードゲーム)オンライン(オンライン版)と提供。接点を広く、多くの方が興味を持つテーマにて人と人が対話する・考える形で提供している。様々な状況に応じて開発も早い。ゆえに、多くの方が初めは特別な知識を持たなくてもファシリテーターとして実施することが可能。全国に本プログラムを拡げる為のファシリテーター養成講座を恒常的に開催している。そして、受講後の交流の仕組みが手厚い。slackを主に活用し、情報の交換や、発信を行っている。そして、一般向けの体験会やイベント等への協力や招待も行い、ファシリテーターのモチベーションを保つ工夫をしている。プログラム自体がこれまで代表千葉さんが実活動として行ってきた社会課題を題材としており、ゲームが完成した後もリアルな課題に対しての状況や情報をアップデートし、プログラムに反映することを続けている。
団体概要
癌サバイバーさんをはじめ、様々な能力をお持ちの方々と共に、病気になっても病人にならない社会をつくることをミッションに掲げ、さまざまな活動を行っています。
団体ホームページ
https://sachihouse.org/
表彰理由
病気になっても病人にならない社会をつくることをミッションに掲げ、「分断と孤立の解消」に取り組まれています。「日常生活の中で普通に死生観を語り合える文化づくり」をめざし、対話の場のファシリテーションや、414(よいし)カードを使った対話を促進されています。
表彰されたご活動の詳細や、その他のご活動など
病気になっても病人にならない社会とは、関わる人すべてが、自分の想いを大切にできて自らの生き方(死に方)を選べる社会です。(ここでいう関わる人すべてとは、患者、その家族、ボランティア)そのような社会の実現のために、次の2つのミッションを持っています。
〈Mission 1〉
患者さんが、自分を取り戻し、自分の生き方を考えるための寄り添う居場所を日本中につくる
病院に隣接した施設<幸ハウス>の全国展開を目指しています。
〈Mission 2〉
誰もが死生観を語り合える場をつくる
自分らしい生き方(死に方)を考えるために、日常生活の中で普通に死生観を語り合える文化をつくることで、幸ハウスに関わる人全てが、病気になっても自分の想いを大切にできて、自分らしい人生を選べる社会を目指しています。
団体概要
2005年結成。「バリアクラッシュ」という理念のもと手話パフォーマンスを通し、"きこえる人"と"きこえない人"がおもしろがれる社会をめざし活動し、手話パフォーマンス、イベント開催、ワークショップ開催、"きこえない人"や手話に関する啓発情報の提供などの事業を行っています。
団体ホームページ
https://www.oioi-sign.com/
表彰理由
「バリアクラッシュ」の理念のもと「手話パフォーマンス」や「ノンバーバルコミュニケーション」を通じ、"きこえる人"と"きこえない人"の間のバリアを積極的に壊し、バリアのない社会をめざし活動しています。コロナ禍の分断と孤立の課題から、オンライン手話講座を立ち上げ、25コース300名が参加。受講者からは、耳がきこえない方との関わり方に加え、自身のマインドや周囲との関係性が変わったとの声が多数寄せられています。
表彰されたご活動の詳細や、その他のご活動など
今の世の中は音声言語による会話が中心となっており、その中で耳がきこえない人は「筆談」もしくは「読唇術」を用いてコミュニケーションを強いられることが多いです。しかし、コロナによって、マスク着用者が増えたことにより、「読唇術」というコミュニケーション方法が使えなくなり、さらに耳がきこえない人の孤立化が進んできました。また、コロナによって地域や大学での手話サークル活動が停止し、手話を学びたくても学ぶことができなくなった人も増えてきました。こうした状況を打破するために、オンライン14回コース(約4ヶ月間)で学ぶ「手話講座」を始めました。本講座はただ手話を学べるだけではなく、手話という視覚的な言語の特徴を生かしたノンバーバルコミュニケーションスキル(表情、リアクション、ジェスチャー等)についても学べる機会を提供しています。ZOOMでは、全員の顔を見ながら受講できるため、受講者同士で良い刺激を与えあうことできるし、全国のどこからでも参加できるというのが好評です。
団体概要
2015年に創立され、その後FAJ佐賀サロンの母体にもなっています。現在は一般社団法人佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)の構成団体としても地域の中でその強みを活かした役割を果たしています。
団体ホームページ
https://www.faj.or.jp/base/saga/
表彰理由
2021年8月に発災した佐賀豪雨の際に「板書ボランティア活動」を実践。佐賀県内外の災害支援活動者オンライン会議ではGoogleスライド記録役、被災地の対面会議の場では、ホワイトボード・ミーティングⓇ認定講師が板書役を果たしてきました。コロナ禍で物理的に分断・孤立しがちな被災地と支援現場の間でファシリテーションを活かした情報共有の可視化を通じその解消に取り組み続けました。
表彰されたご活動の詳細や、その他のご活動など
SFCのメンバーは各々が本業を持ちながら、ファシリテーションの実践を通じて地域への貢献をめざしてボランタリーに活動を続けています。地域からも毎年数多くの相談や実践場への応援を求められるようになってきました。その現場実践力を高めていくために、オンライン定例会では皆がZoomのホストを務められるように、対面定例会ではワールド・カフェをはじめとする対話の場づくりが行えるように地域への出張カフェを開催するなど平時からトレーニングを重ねています。
団体概要
FAJ中部支部として、調査・研究事業(定例会)などを行っています。
団体ホームページ
https://www.faj.or.jp/base/chubu/
表彰理由
「姿の見えない「ヘダタリ」と「オキザリ」の中で、私たちファシリテーターは何をつなぎ、どんな化学反応が起こせそうか?」をテーマに4回にわたる定例会を開催。「分断」と「孤立」という逆境に新たな視点で取り組む4名の異分野の方々をインスピレーショントーカーに招き、社会課題への向き合い方を考えあう場をつくりました。
表彰されたご活動の詳細や、その他のご活動など
定例会の内容はこちら:https://www.faj.or.jp/base/chubu/event/202212/
<この定例会の特徴>
・インスピレーショントーカーからファシリテーションの要請があったのではなく、私たちからインスピレーショントーカーの現場に赴き、そのフィールドとファシリテーションの相互作用を生むことを目指した。
・メインファシリテーターが現地に赴き、現地の雰囲気とともに中継を行った。
・現地と全国のオンライン参加者を繋ぎ、1回2時間の定例会として開催した。(参加者は毎回20名ほど)
・1つのテーマ(~姿の見えない「ヘダタリ」と「オキザリ」の中で、私たちファシリテーターは何をつなぎ、どんな化学反応が起こせそうか?~)を掲げ、3か月にわたって4回実施した。 また、インスピレーショントーカーは「社会的課題の解決に取り組まれているスペシャリスト」として、分野が全く異なる4名の方にお願いをした。