2018年6月 第153回 青テーマレポート:AND アクティブ ノベル ダイアローグ 〜ABDから生まれるファシリテーションとは〜中部支部

1実施日時:2018年6月16日 (土) 13:00~17:30

2.会場:名城大学SHAKE オープンスペース

3.担当:かじこ がく 数学大好きとししゃん とっしゃん ひろくん

4.参加者数: ファシリテーター(チーム) 4名 + 参加者 10名

(参加者内の会員 14名)

5.プログラム概要:
 ABDをビジネス書ではなく「小説」で挑戦することで、ファシリテーションとしてどんな可能性があるのかを探る。

<当日のプログラム>
1.オープニング
    ・スケジュール&約束の確認
      グランドルールの肝は「感じること!」 
      小説のあらすじが重要ではない!重要なのは自分が感じたこと!
2.車座でみんなで四象限自己紹介
   1.名前、2.普段やっていること、3.期待、4.挿絵を見ての感想
     ※挿絵は星の王子さま。参加者にネタバラシをせず感じたままを言ってもらった。
3.レクチャー「ABDとは」
4.チーム分け
    ・今年読んだ本の数でラインナップ。多い人と少ない人をバランスよく。
5.AND1【走れメロス】
    ・個人ワーク(与えられたページの要約、プレゼン資料の作成)
    ・グループ内での発表会
    ・グループ内での共有(読んで感じたこと、気になったこと等について)
 -休憩-  (他のチームのプレゼンを見てもらいながら)
6.AND2【星の王子さま】
    ・個人ワーク(与えられたページの要約、プレゼン資料の作成)
    ・全員での発表会
    ・問い「目に見えない大切なものとは?」についてグループで語らう
    ・ANDのプロセスについて気づき、感じたことについてグループで共有。
7.車座でANDのふりかえり、共有

-------------ANDはここまで---------------------

16:45~17:15 ふりかえりタイム
17:15~17:20 締めのあいさつ
17:20~17:30 お片付け

参加者アンケートより

【よかったこと、役だったこと】
・内容をパクッて使いたいと思います。それぐらいとてもよかったです。
・本を読むことが楽しめた。他の人の感じ方、考え方がわかった。
・みなさんが満足気で(笑顔が多くて)よかった。
・ANDはとりあげる本の選出は難しいですが、参加メンバーにあった本があれば、お互いを知るツールとしてチーム力に有力。
・他の人の意見が聞けて楽しかった。部分をより深く読み込んだ。
・いつもよりコンテントに集中していたにもかかわらず、いつもよりグループの人と深くかかわることができた。グループ間の一体感もでた。チームビルディング効果抜群。
・大好きな読書とファシリテーションんが合体して、それだけで十分楽しめたのですが、それ以上に楽しかった。
・他の人の意見が聞けてよかった。AND、ABDに興味があったので体験できてよかった。
・新たな気付き、可能性が広がった。自分の身の回りの人とやりたいなと思いました。
【改善が望ましいこと】
・ストーリーだけでなく内容につていも、それぞれの感じ方を話せるとよかった。もっと登場人物の多い小説でどのキャラが好き?とか...。
・今日は物語の内容を理解しようとして読んでしまったが、もっとどう感じるかという視点で読んだ場合どうなるかも知りたかったので、同じ物語で別目的で読んでみるのもいいと思いました。

企画担当者ふりかえり(五十音順)

<かじこ>
 次回のAND定例会のグランドルールでは、「意見と感じたことを分けよう」を入れたい。
 本を読む→ストーリーを知る→ストーリーに対する感じたこと、という順序を明確にすべきなのかも知れない。
 今回は、急遽、「目に見えない大切なものとは?」という問いを場に投げかけたが誘導的すぎたかも、と思っている。参加者のみなさんから問いを出してもらった方が良かったかも。

<がく>
 実際に参加者としてANDを体験してみて、その人が何を考えているのか、何を重要だと思っているのかを短時間で知ることが出来た。親密度が上がった。違う小説で是非試してみたいと思った。
 定例会ではレクチャーを担当したが3名ほどが、うつらうつらだった。プレゼン方法を改良したいと思った。また、AND担当箇所の区切り決めは、当日参加者の人数によるので定例会直前に行う必要があった。その準備があわただしかった。

<数学大好きとしちゃん>
 今回は当日の定例会に参加できませんでしたが、Team∩ANDの結成、そして定例会のワークショップ作りに関わることができ、とても貴重な体験となりました。ファシリテーションは、チームビルディングとは、あと関係性が深まりゆくプロセスとは、について議論できたことは私にとっての財産となりました。次回はもっと、自己解放にフォーカスしたANDに挑戦してみたいと思いました。

<とっしゃん>
 小説でABD(AND)をすることでチームビルディングに役立つのでは?という仮説を企画チームで見出しました。そして定例会で実施したところ、チームビルディングの使えそうという、ねらい通りの感想をもらえ、感激しました。ANDはチームビルディング以外にも使えるかもしれないと感じているので、今後さらなる可能性を追求したいと思います

<ひろくん>
 当初、"ABD"を知るということから始まり、小説(難しいと言われた)にチャレンジしたことで予期せぬ「チームビルディング」での活用を感じることが出来、感謝しています。
 どの本(小説)を選ぶかで感じることの拡がり、自分の中で「大事にしていること」をあらためて気づくきっかけにもなりそうで、さまざまな可能性を感じました(特に未来の話をしてみたい)。ありがとうございました。