ビールゲーム体験~個別最適を抜け出して全体最適への道を探ろう~
・実施日時: 2018年9月15日 (土) 13:00~17:30
・会場: 会場名 東生涯学習センター 第2集会室
・参加者数: ファシリテーター(チーム) [4] 名 + 参加者 [17] 名
参加者内の会員 [16] 名+見学者 [1] 名
・プログラム概要:
1.オープニング
・「本日のゴール」、「グランドルール」「タイムスケジュール」の説明
2.チェックイン
・チームに分かれて自己紹介、ゲームの役割決め
3.ビールゲーム体験
・ゲーム概要と進め方の説明
・ゲーム練習(1~4週目まで説明をしながらゲーム進行)
・ゲーム体験(35週目までゲーム進行)・・・当日は予定時刻が来たため25週で終了
・ゲーム結果まとめ(在庫コスト計算、在庫数などのグラフ化など)
4.振り返り(その1)
・チームごとにグラフを眺めながら変化点に着目して、何が起きたのか?個々が何を感じ考えていたのか?について話し合いゲームプロセスの振り返る
5.振り返りのポイント説明
・振り返り(その2)のためのポイントとして「フィードバック誤認」「システム思考」「氷山モデル」「成功循環モデル」を説明
6.振り返り(その2)
・それぞれの個別最適による弊害事例を共有し、個別最適を抜け出して全体最適に向かうためにはどうすれば良いかを話し合う
7.クロージング
・全体を通しての質疑応答、感想の共有
参加者コメント: <良かったこと・役立ったこと>
・体を動かすことと考えることを同時に行う定例会がおもしろかった
・自社の工場が抱える問題と直結していて、たくさんハッとしました!
・ふりかえりの時間がたっぷりでよかった
・グループでのふりかえりはよい気づきになりました
<改善が望ましいこと>
・今後、色々なバリエーションでビールゲームができるとおもしろいと思います
・ループ図を書くと、よりシステム思考について理解が深まると思います
・グループのチェックインがあれば、もっとよかっと思う
・ゲーム導入部分の説明がもう少しあればよかった
・ゲーム直後の問いは盛り上がりもあったので、もっと具体的にしてもらっても良かった
担当者振り返り: ・ゲーム始めで最初混乱が起きました。ビールを動かす手順がうまく伝わらなかったことが理由だと思います。
しかし、何とかその場で、伝える工夫ができたのは、事前に練習を何回かしたからだと思いました。
参加者の声にもありますが、ゲームの振り返りをたっぷり実施したのは、ゲームのコンテンツだけに入り込まず、そこからの学びを得ることを狙いとしていたので、当初目的は、ある程度達成できたのではと思います。
次回もしやらせて頂く機会があれば、ゲームをもっと速く回す工夫をして、より振り返りを深くやれると面白いと思いました。
参加いただいた方々ありがとうございました(垣花大)。
・自分たちの生活は、思考優先であり、感情を見る事自体が非常に少ないと思います。今回のビールゲームは、在庫の量が変化する現象に自分自身の感情の変化を重ね合わせることで、少しはメンタルモデルまで踏み込めたのではないかと思っています。
メンタルモデルは、ファシリテーションをする場合にも影響を与えます。
ファシリテーションスキルを向上させる上でも、今回のゲームをきっかけに、自身のメンタルモデルの探索をしてもらえれば非常に嬉しいです。
ありがとうございました。(河野亮二)
・トライアルで自分自身がプレイヤーとしてゲームに参加した時、自分の思い通りにビールを入荷できないときに湧いてくるイライラするような感情に対して、我ながら「心、狭っ!」と思ったのが笑えました。
今後は、どのようなメンタルモデルが働いてそのような感情が持つのか?それがシステムにどう影響を及ぼすのかを振り返ることができるといいなと思いました。(前田孝裕)
・学習する組織からシステム思考について興味を持ちビールゲームを企画しました。
参加者の皆さんの「ゲーム楽しかった!」の声を聞いて企画してよかったと思ってます。
今回の定例会では「5.振り返りのためのポイント説明」を担当し、システム思考、氷山モデル、成功循環モデルについてミニレクチャーを行いました。
説明のポイントが分散しすぎて分かりにくかった様で「振り返り(その2)」で弊害事例の共有がしにくそうでした。
今後は説明内容を絞る、僕自身の弊害事例を話すなどの改善を考えています。ありがとうございました!(徳山可之)