2019年4月 第162回 青テーマレポート:一緒につくる定例会 第 4 回目「ファシリテーションがれ~じコース」  1 限目:「アイスブレイク」をうまく活用できるようになろう!!  2 限目:「レイアウト」の基本を学習する!!中部支部

青テーマ:一緒につくる定例会 第 4 回目「ファシリテーションがれ~じコース」
 1 限目:「アイスブレイク」をうまく活用できるようになろう!!
 2 限目:「レイアウト」の基本を学習する!!

・実施日時:2019年4月20日 ()13:30~17:55
・会場 :第一アメ横ビル 4階 /第2会議室
・参加者数:ファシリテーター(チーム) [4] 名 + 参加者 [15] 名
       参加者内の会員 [17] 名+見学者 [2] 名

プログラム概要:
<告知分>
学習(が)、練習(れ)、から(~)の実践(じ)!!」(略して「がれ~じ」)
「ファシリテーションがれ~じコース」の第 4弾です。
私たちがれ~じスタッフは
①ファシリテーションのベーシックな知識・スキルを体系的に学習し、
②安心・安全な場での練習を通じて、
③現場での実践につなげるコツを掴んだり、
④お互いの実践経験を聴き合ったりする
場づくりを目指しています。
毎回2コマずつ、シンプルなプログラムを皆でつくって、皆で試し・話し合い、お互いの成長につなげていきたいと考えています。
今回はファシリテーションの 4 つのスキルの 1 つ「場のデザインのスキル」の中から、会議やワークショップなどの場で使える「アイスブレイク」と「レイアウト」の 2 テーマを取り上げます。
会社でのアノ硬い会議がちょっとした工夫で話しやすくなるかも?
いつも同じアイスブレイクとレイアウトで開催しているワークショップがもっと楽しい雰囲気に変わるかも?

<当日のプログラム(実際の実施時間)>
13:30~13:55 オープニング
1.オープニング
2.オリエンテーション
3.チェックイン
13:55~15:35 1限目:「アイスブレイク」をうまく活用できるようになろう!!
4.「アイスブレイク」って何?
5.まずは「アイスブレイク」を体験しよう!
6.「アイスブレイク」をふりかえろう!!
7.もう一度「アイスブレイク」を体験しよう!!
15:35~15:50 休憩
15:50~17:25 2限目:「レイアウト」の基本を学習する!!
8.説明
9.レイアウトの違いを体験しよう!!
ロの字型・シアター型・スタンド型の3種類のレイアウトを順番に体験
10.レイアウトの違いをふりかえろう!!
17:25~17:40 ふりかえりタイム
「ふりかえり&フィードバックカード」の記入、参加者同士のフィードバック、アンケート記入
17:40~17:50 お片付け
17:50~17:55 クロージング

参加者コメント:参加者アンケートより
<良かったこと・役立ったこと>
・アイスブレイク、レイアウト、やっぱり基本を深く探る内容は、気付きと学びがあると思った。
・日頃、思っていてもやれなかったことが実際に体験、体感できたのでとても有難かったです。実践したいと思います。
・全体的にアクティブになれることが多くてとても楽しかったです。知らないアイスブレイク、レイアウトの違いを知れてよかったです。
<改善が望ましいこと>
・進行スピードが早いので初心者にはきつい?
・「説明→体験→ふりかえり→共有」のサイクルを短いスパンで何回もまわしたため、初心者やじっくり考えたい方にとってはかなり慌ただしくなったように思います。プログラム立案者の1人としては少し盛り込み過ぎたかなと反省しております。

担当者振り返り:(五十音順)
<いっちゃん>
・「"がくしゅう(学習)"+"れんしゅう(練習)"+"~(からの)"+"じっせん(実践)」という、がれ~じの基本コンセプトはベーシックなファシリテーションスキルを学びたい方々のニーズにピッタリだと今回、あらためて感じました。
中部支部では新年度から定例会を以下のように位置づけ、毎月、「研鑽テーマ」と「調査・研修テーマ」を各1テーマ以上、開催いたします。
がれ~じの基本コンセプトを「研鑽テーマ」にぜひ繋げていきたいです。
【中部支部の定例会とは?】
共に学びあい(会員の研鑽)、自分と向き合い、挑戦する(調査・研究)場です。
【会員の研鑽とは?】
①参加者が国内において既にあるファシリテーションスキル(書籍・セミナー等で知ることができるもの)を体験し、習得すること。
②参加者がそれぞれの現場で活用できる実践スキルを修得すること。
【調査・研究とは?】
①既存のファシリテーションの手法・考え方と異分野をかけ合わせて新しい手法・知見を開発すること。
②新たに提案・発表され、十分に検証されていない手法・知見を実際に試すこと。
③独自に調査・研究・実践したことを発表すること。

<コメット>
レイアウトの進行を担当しました。
観察者の方には、とてもキツイ思いをさせてしまいましたが、お陰で、とても深くて、多様な視点からのふりかえりができました。ありがとうございます。
レイアウト次第で、話の内容や参加している人たちの関係性にも影響があるのだということを改めて実感できました。適切なレイアウトを使いこなせるよう、深めていきたいと思います。

<ざわちゃん>
アイスブレイクを担当しました。
内容的に気づきの時間として、ふりかえり時間を多く確保したかったのですが、慌ただしくなってしまった感が否めません。
その中でも参加者の方の状況を見つつ進行しようと意識しましたが、時間配分に苦戦しました。
課題はあるものの、基礎に立ち返って、アイスブレイクを見直すことで、新たな気づきや、参加者同士がお互いの持っている知識や経験の交換ができた場になったと思います。
アイスブレイクは奥が深い、面白いと、改めて感じました。
もっと研鑽したいテーマだと再確認できたことが収穫にもつながりました。
MFをさせて頂き、実践の機会を頂けたこと、心から感謝します。ありがとうございました。

<とばっち>
今回のがれ~じには企画・当日の実施ともほとんど関わらずに進めていただきました。
担当いただいた皆さま、ありがとうございました。
17年5月の第1回をスタートに「みんなでつくって、みんなでやる」、「基本から学び互いに成長」、「気楽に気軽にチャレンジ」をコンセプトに、1定例会を2コマに分けて、2つのテーマをシンプルに進めていくことをしました。
17年5月:第1回 ①たんぽぽワークショップ、②がれ~じのプログラムづくり
17年8月:第2回 ①合意形成、②ふりかえりとフィードバック
17年9月:番外編 実践の悩みを語り合い
18年3月:第3回 ①フレームワークを使った構造化、②問いかけのつくり方
19年4月:第4回 ①アイスブレイク、②レイアウト
1年間のブランクを経て立ち消えにならずに第4回目を実施できたのはがれ~じメンバーの皆さまの努力と情熱のおかげで深く感謝します。
19年度からはこのコンセプトはさらに進化して研鑽テーマに引き継がれていけば、と願っています。
全5回のがれ~じに対する自分なりの振り返りを記しておきます。
・「みんなでつくって、みんなでやる」
安易に外部に頼ることなく、自分たちで何をやるか考えて議論してプログラムをつくりあげたことが、貴重な経験になった。ファシリテーションやその一つ一つの要素に対する考え方・とらえ方の違いを互いに知ることが深い学びにつながった。
丸投げではなく、サポートしあいながらMFをやる形も良かった。
・「基本から学び互いに成長」
ベーシックなテーマに拘ったことにより、基本に立った学び、気づきを得ることができた。
どうしても定例会としては学習、練習で終わり、実践は参加者それぞれとなってしまうが、番外編で、少人数ながらじっくりと実践の悩みや課題について対話できたことが良い場となった。
・「気楽に気軽にチャレンジ」
1コマ2時間の枠でシンプルにプログラムづくりをしたことで、チームのメンバーが企画や当日のファシリテーションに気楽にチャレンジできた。
但し、参加者にとっては慌ただしかったという意見も出た。
今後の研鑽テーマでは無理に2コマに縛られることなく、テーマ本位で考えていければ良いと考える。但し、実践につながるふりかえりや対話の時間は大切にしていきたい。
がれ~じに興味を持って参加してくださった皆さま、長い間おつきあいくださったがれ~じチームの皆さま、本当にありがとうございました!

<ひとろん>
基本的な内容を実際に体験し、じっくりふりかえることで本質の部分を理解できたと感じました。
ビジネスの場面でのファシリテーターとワークショップのファシリテーターは求めているものが違うのでは?という心配が当初ありましたが、参加者から「こういう場面にはこういうのが良い」「こんな使い方もある」など、どんどん応用のアイデアが出てきました。本質の部分がわかると、自ずと応用のアイデアが広がっていくのだと感じました。