2019年6月 第164回 青テーマレポート:たんぽぽワークショップ 中部支部中部支部

2019年6月 第164回 青テーマレポート:たんぽぽワークショップ 中部支部

1実施日時:2019年6月15日 (土) 13:00~17:30

2.会場:中央生涯学習センター(刈谷市総合文化センター内)/ 403研修室

3.担当:いっちゃん、がくさん、ぐっちょ、ひとろん

4.参加者数: ファシリテーター(チーム) 4名 + 参加者 8名

(参加者内の会員 7名)

5.プログラム概要:
 研鑽テーマとは、1年を通じて参加することで、ファシリテーションの基本スキルを体系的に学ぶことができるテーマです。
初めて参加する人でも安心・安全に、主体的に関わって学び、練習・実践できる場づくりを大切にしています。
「プロセスのふりかえり」や「実践に向けての対話」の時間も丁寧に設けるので、ファシリテーションの知識・スキルをさらに身につけたい人、 磨きたい人、
特に、「本で読んだことはあるけれど何から始めていいかわからない...」「実践し始めているけれど思うようにいかない...」という人におすすめです。

そんな研鑽テーマ定例会の6月は「たんぽぽワークショップ」です。

「たんぽぽワークショップ」は、8年前にチームたんぽぽ(東京支部の会員有志)が、「ファシリテーションの良さ」を伝えるために創った、 ファシリテーションの入門編ワークショップです。
その後、たんぽぽの綿毛のように全国のFAJ組織や、国内外の企業、団体へ広まって、これまで40回以上の開催がされています。
「ファシリテーションってどんなもの?」という初心者の方を対象に、体験と解説を通して「話し合いを進めるためのヒント」を見つけるワークショップです。
又、中級以上の方も、ファシリテーションに触れたころの初心を思い出し、ご自分の現場にどんどん使ってみたくなるかもしれません。

<当日のプログラム>
13:00~13:05 オープニング
〔第1部〕
13:05~13:40 開始・アイスブレイク
もやしのお約束
ペアインタビュー+他己紹介 ほか

13:40~13:50 ミニレクチャー

「ファシリテーション ミニガイド」を使用してのミニレクチャー

13:50~14:55 模擬会議

話し合い①話し合いの「あるある」をたくさん出そう

話し合い②(1つ選んで)そのあるあるが起こる背景や理由を考えよう

話し合い③解決策をたくさん出そう 14:55~15:20 ふりかえり

意図開きほか

〔第2部〕 15:30~15:55 話し合い1

問:たんぽぽワークで学んだスキルで現場で使っているものを共有

15:55~16:20 話し合い2

問:たんぽぽワークで学んだスキルでこれから使いたいものを共有

問:どうやったらうまく現場に導入できるかをディスカッション

16:20~16:30 結果共有

全3チームからの発表による共有

16:30~16:35 クロージング

16:45~17:15 ふりかえりタイム

17:15~17:20 締めのあいさつ

17:20~17:30 お片付け

参加者アンケートより
<良かったこと・役立ったこと>

「ファシリテーションの各スキルについて改めて確認をすることができた。」(FAJ加入歴1~3年の方)

「あらためて様々なスキルは大切だなあと感じました。 何度も参加したいと思える企画です。第2部で学んだスキルを実践にうつすための工夫について話し合え、良かったです!」(FAJ加入歴1~3年の方)

「原点にたち戻れました。」(ベテランの方)

<改善が望ましいこと>

「研鑽テーマの全体像が分かるといいかも。」(FAJ加入歴1~3年の方)

<今後FAJ中部支部に期待すること、要望など>

「話し合いの役割分担のワークを引き続き学んでいきたいです。」(FAJ加入歴1年未満の方)

(五十音順)

<いっちゃん> 第1部の「開始・アイスブレイク」、「ミニレクチャー」、「ふりかえり」を担当しました。

「ふりかえり」以外は昨年の5月に引き続き、2回目の担当でしたが、前回とは違った気づき、反省、課題などを得る機会となりました。 とくに、ベテランの参加者の方から、よりわかりやすい紙ポ作成のポイントを伝授してもらいました。 ブラッシュアップを行ない、ぜひ、次回に繋げていきます。

また、第2部については初の試みでしたが、参加者のふりかえりを深める、良い機会になるとともに、実践へ繋げるヒントを得ることにも繋がったと思います。

「たんぽぽワークショップ」は確実にニーズは有る筈ですので、今後も中部支部としては1年に1回程度の頻度で継続開催することを希望します。

<がく> 第2部の「結果共有」、「クロージング」を担当しました。

前のパートのMFぐっちょが絶妙なファシリテートで定刻通りにバトンタッチ。おかげで全3チームからの発表をゆったりとすることが出来ました。チームごとで全く異なる形式で話し合いがなされていたことがわかり興味深かったです。自身のMFは、目的の共有が少し足りなかったかな、質問が出なかった時の質問内容が薄かったなあ、など反省点はいっぱいです。次の機会に生かします!

また、第1部(従来のたんぽぽパート)のMFではなかったので、初たんぽぽを存分に堪能できました!説明が分かり易くスムーズな進行でした。ワーク自体の印象ですが、自分がGF担当するのはたった3分足らずなのに、非常に記憶に残っています。次はこうしようと考えることができました。MFやタイムキープは役割分担しませんが、負担が無くちょうどいいように感じました。ちょっと短いな、物足りないなとも思いましたが、それがかえっていいのかも、と感じました。

ありがとうございました!

<ぐっちょ> 第2部の「話し合い1」、「話し合い2」を担当しました。

たんぽぽワークは、FAJの中では、ベーシックなものという位置付けだと思いますが、ベテランの方の参加もあり、「基本に今一度立ち返ろう」というニーズは確実にあると思いました。実際受けてみると、ファシリテーションについて日々考えているメンバーでも、新たな気づきは多いのでは感じました。

しかし、実際の現場に導入となるとハードルもあり、どうやって取り入れたらよいか困っている方もいて、うまくやられている方の工夫やアドバイスがシェアできたので、そういった意味では第2部は個人的にはよかったと思います。

課題としては、いつもと異なる刈谷会場ということもあり、期待ほどの人数が集まらなかったことだと思います。場所なのか、内容なのか、告知方法なのか振り返り、次回につなげていきたいと思います。

<ひとろん> 第1部の「模擬会議」を担当しました。

「今日の会議は予定のところまで終わったので、続きは次の会議でやりましょう」など、できるだけ日常の会議をイメージできるような声かけを意識し、役割のローテーションなども自然な雰囲気で行えるよう場づくりを心がけました。

「プログラムを予定通りに進めることよりも、参加者が多くの気づきと学びを得ることが大切」という意識で、企画担当メンバーで協力して、時間を伸ばすところは伸ばし、縮めるところは縮めるという対応ができたのが良かったです。

たんぽぽワークでは発散まで、実際の会議では構造化・合意形成などの収束が必要。研鑽テーマに参加することでたんぽぽの続きを学ぶことができる。改めて年間を通して研鑽テーマを行うことの意義を感じられました。