2021年2月 第186回 青テーマレポート:ファシリテーターの武器を使いこなそう!イチから始めるフレームワーク中部支部

1.実施日時:2021年2月20日 (土) 13 :30~17:00

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当
:いっちゃん、がっくん、とばっち(中部支部)、はまちゃん(関西支部)

4.参加者数: 定例会担当者4名+参加者23名(会員19名+見学者 4名)

5.プログラム概要

<目的>
フレームワークを活用した発散・収束をする体験を通じてその意義を考え、実践的に使うコツを掴む

<目標>
フレームワークを実践で使うコツを掴む

<進行>
Ⅰ.オープニング
  1.定例会全体のイメージを持つ:開会挨拶、目的/ゴール/本日の流れ/グラウンドルール
  2.自己紹介
Ⅱ.ミニレクチャー
   フレームワークの基本的な知識について、共通の理解をはかる
Ⅲ.話し合い
   グループワーク:時間内に発散・収束をして結論まで持っていく
Ⅳ.ふりかえり
  1.意識化:プロセスの中で感じたこと・考えたこと、互いの受け止めを開示・共有することで気づき・理解を深める
  2.分析:さらに良くするためにはどんなことが考えられるか知見を深める
Ⅴ.全体共有
  一般化:各グループの気づき・知見を参加者全体で共有し、フレームワークの取説をまとめてみる
Ⅵ.中部支部ふりかえりタイム
   グループで起こったプロセスをふりかえってファシリテーターとしての成長につなげる
Ⅶ.クロージング

参加者コメント:
<良かったこと、役だったこと>
・ファシリテーターの経験ができたことがよかったです
・最初から最後ブレイクアウトルームが同一メンバーであったため話しやすかった
・スライド資料が丁寧。振り返りの時間があり、話し合いで起こった生のデータから学べるのがいい
・お互いへのアドバイス、感想・気づき交換を率直にできたこと
・フレームワークの実践の場として、良い経験になりました。プロセスのふりかえりは重要だけどやっぱりコンテンツのふりかえりも興味がある。
グループの方にふりかえってもらうと時間がかかりすぎることがあるけど、MFがふりかえることで時短になってよかった。
<改善が望ましいこと>
・フレームワークごとの特徴やポイントなど、再確認の意味も込めてミニレクチャーがあると嬉しいです
・フレームワークについて、事前学習できればもっと活用できたと思います

定例会担当によるふりかえり:
・今回、4名のお試し参加の方も含めて、全体の約2/3がFAJ入会歴3年以内の方に参加していただきました。
私たち定例会担当がターゲットとした対象者であり、参加していただいた皆さまにまずは、感謝申しあげます。
・他方、中級者、上級者、ベテランの皆さんには、とくに、ブレイクアウトルームでのグループワークの際、初心者、初級者の方々への支援的な関わりを担っていただき、大変、助かりました。
ありがとうございます。
・当日はMF(メインファシリテーター)ではなく、「ミニレクチャー」の担当でしたので、グループワークにも参加させていただきました。
参加したグループ(計4名)は初心者から中級者以上まで幅広い層で構成されておりました。
プログラムデザインとフレームワークの双方において、とても多くの気づき、学びを得ることができ、感謝申しあげます。
・ここ数年、ほぼ毎年、フレームワークをテーマとした定例会を担当させていただいております。
自分自身がフレームワークにとても興味を持っているからではありますが、一定程度のニーズもあるようです。
可能であれば、2021年度は「実践編(中級編?)」の開催にぜひチャレンジしたいと考えております。
(いっちゃん)

前半パートを担当しました。定例会全体を3時間半に抑えるための工夫を事前にしていて、それらがうまく機能していてよかったですし、安堵しました。
ですが、それでも前半パートは時間オーバー気味でした。時間設定の見込みが甘かったですね。反省点です。
今回は、初参加の方やFAJ入会3年以内の方が多く参加していただいた中での定例会でしたが、全体共有でも活発に発言していただいたのでスムーズな進行ができました。
ありがとうございました。みんなで作り上げる定例会を実践できたと思います。
参加者のみなさんのコメントを見る限り、全体的には好評で、良い定例会になってよかったです。
(がっくん)

今回、企画から提供まで関わらせていただく中で気づいたことを書きます。
・フレームワークは魔法の杖ではない。命を与えるのはファシリテーターと参加者次第。
・使いこなすには、経験を重ねることも大事だけれど、なぜ今そのフレームワークを使うのか?フレームワークで達成できるのはどこまでか?を考え、突き詰めると上達しそう。
・ネガティブ・アプローチのテーマ(問題解決)より、ポジティブ・アプローチのテーマ(課題達成)のほうが、楽しく参加できる。
・コンテンツの振り返り(フレームワークを使った話し合いがどうだったか?)、プロセスの振り返り(誰の言動が場にどんな影響を与えたか?)を別々に行うことで、学びを立体的に深めるこ
とができる。
末尾ながら、何度も打ち合わせを重ね一緒に頑張ってきた担当の皆さま、このテーマを選んで参加してくださった皆様に心から感謝いたします。
(とばっち)

今回お声がけいただき、3回目の打ち合わせからスタッフとして参加させていただきました。
途中、身内の不幸や、当日は仕事の調整がつかず途中離脱と、スタッフの皆さまには大変ご迷惑をおかけする結果となりました。
私自身も不完全燃焼の感は否めないのですが、一つの企画を合意形成を得ながら、じっくりと内容を練りあげていく貴重な経験をしました。
誰の意見も尊重し、置き去りにせず、皆が納得して同じ方向を向く。一番身近にファシリテーションを感じることができました。
残念ながら当日はグループに入って、参加者視点で同じ経験ができなかったのですが、それ以上に今回の学びは実り多きものとなりました。   
今後も機会があれば、どんどんスタッフとしてチャレンジしていきたいです。引き続きどうぞよろしくお願いします。
(はまちゃん)