2022年12月 第208回 赤テーマレポート:見えにゃー目標やめんさい! ~見える化で引き出すやる気、元気、実行力~中部支部

1.実施日時 2022年12月10日(土)13 :00~17:00

2.会場 Zoom(オンライン)

3.担当者 

話題提供者:むーたさん
担当:わさ、きよちゃん、かねぴ、とばっち、りょう、

4.参加者数 

会員:23名(担当(従業)者は含まず)
会員(従業者):6名
一般・見学:0名
合計:29名

5.プログラム概要

プロジェクトの進行や組織の体質改善など、ファシリテーションの力を使って取り組む時に、自分たちの現在地や当面の目標、中長期の目標などを創り上げることはファシリテーターにとって必須のスキルでしょう。
「話し合いによりやる気の出る目標設定」をどのように作るのか?というトライアルを体験して頂き、その効用を考えるというプログラムです。

【プログラムの流れ】
・オリエンテーション、開催意図等
・チームが目標に向かって進んでいると感じた経験はある?(グループ)
・「目指したい目標」とはどのようなものか(レクチャ)
・素敵な未来を考える(グループでアイデア出し)
・「レベル目標」の説明と「意見を使った目標の作り方(レクチャ)
・「素敵な未来」を基にした目標作り(グループで)
・各グループの状況報告・共有
・作成した目標の修正・改定ポイント(レクチャ)
・目標の修正・改定で完成品作り(グループで)
・今日取り組んだ内容についての振り返りと共有
・今日の話し合いプロセスについての振り返り
・クロージング

6.参加者コメント

■プログラム内容について:
ワークのシナリオとかわかりやすかったです。
アイスブレイク→本ワーク→コンテンツふりかえり→プロセスふりかえり、という簡潔な工程がよかった。
目標設定をする際に必要なことや、今までの目標設定の実践で上手くいなかった要因に気づきがあり、今後に役立つヒントを得ることができました。
フレームワークは使えると思います
一つの事柄について複数の視点でレベル設定をするという考え方が参考になった(ルーブリックモデル)
内容はよくわかりましたし、組織の方向性を定めるのに実際に役立つと思います。
ワークの時間も長くなく短くなく適切で、時間通りに進行されてすごいと思いました
5段階の目標のフレームワークも分かり易かったです。5項目すべてに答えるのではなく、先ずは1と3と4を埋め、2回目によりブラッシュアップさせていく点など、ファシリテーションの組み立て方などもとても参考になりました。

アイスブレイクで目標について話し合うことになっていましたが、難しい話になり、アイスブレイクにはならなかった。
アイスブレイクはお題に対して時間が長かったので、何を話してほしいかをもう少し用意するとよいと思います。(お題の問いがオープンクエスチョンではなくクローズドクエスチョンだったこともあります)
目標の前に目的との違いを説明したらよかったです。
目的→目標→目的→目標、行ったり来たりすることも必要と感じました。
目的と目標の違いの説明や、目標だけを取り上げることの意味の説明があっても良いかと思いました。

■運営・相互啓発について:
他のメンバーのファシリテーションで参考になる点が得られました。
「目標によっては数値化しないほうがいい場合もあるんじゃない?」というメンバーからの問いについてみんなで対話することによって、思考が深まった。
設定のヒントがあった。ワークでよい仲間と実践できた
最初は、いきなりグループワークに放り出された感じがありましたが、チームメンバーに助けられとても良いワークになりました。
支部合同で定例会を行うことは、協会や会員にとってとても良い試みと思います。もっと、いろんなところで広がればよい二つの支部のコラボということで楽しんで参加できました。色々連携できることを探っていくといいのかなと思います。
参加者の地域が広くなって、経験の違いが議論を活発化にするので、回数を増やすとよい。
第2弾を期待しています。
遠地でも参加できる、Zoom開催は有り難いです。

7.定例会担当によるふりかえり

・プログラム面では、通常ならば「5時間程度はかかるレベル目標作りの体験」を3時間以内に収めることに苦労をしました。その代わり、内容についての振り返りやプロセスについての振り返りも行うことができ、「FAJの定例会らしい定例会」を創ることができたと思います。
話題提供者が一人で進めるのではなく、担当した全員が役割を持って進めるという取組みもうまくでき、「合同定例会」としての試みも十分に楽しむことができました。(むーた)

・中部支部と中国支部の合同開催、楽しかったです。カラーの違う支部が一緒になり、それぞれの個性をもった人が一緒に何かをするというのは素晴らしいことだと改めて思いました。(わさ)

・定例会を創るプロセスや振り返りを大切にされている中部支部の魅力を真近で感じ、よい刺激を受けることができた。テーマ:目標設定は身近かつ重要かつ奥の深いテーマでワークでも終了後泡会も対話が尽きなかった、魅力的な定例会となった。(きよちゃん)

・もともとむーたさんが持っておられたプログラムを元に、二つの支部の担当者であーでもない、こーでもないと定例会としてのプログラムを考えました。互いの支部のオープニングやふりかえり、クロージングのやり方を紹介しあっていいとこ取りをしたり、グループワークの題材もむーたさんオリジナルでなくわささんが新たに提供してくれたものを使ったりと、異なった背景を持つメンバーで集まったチームが新たなものを作り出す楽しさを味わえました。
オンラインだからこそ実現できた合同開催企画であり、今後もいろいろな可能性を追求できそうと思っています。(とばっち)

・合同企画ということで、両支部のやり方や作り方など盛り込みながら企画運営ができたと感じています。
オンライン中心の定例会が始まってからもうすぐ3年となりますが、オンラインであっても参加者の支部の壁(中部支部ではよく来てくださるが他の支部では見かけないなど)はあるのかなと思っていました。今回、合同で行うことでその壁があるかどうかを確かめる、支部の壁を壊してみる!そんな気持ちで自分自身は取り組んでいました。
終わってみて、壊すことはできなかったものの、オンラインの壁はやはりあるように思います。先日の関西✕九州などオンラインでの合同企画の流れが生まれているので、このまま支部同士の合同企画運営が進むといいなと思っています。
時間が経つに連れて深まる定例会づくり、とてもいい場を経験することができ良かったです。(りょう)


・今回はむーたさんからのご縁で「中部支部×中国支部共同開催」という形になりました。
個性豊かな背景も違う担当者がいろいろ意見を出し、お互いのいい所を取り入れていつもとは違った定例会になったと思います。
グループワークもむーたさんの初案から変えてわささんの考えた別案を採用したり(わささん、お疲れ様でした)、当日も進行をむーたさん任せにせずそれぞれパートを分担するなど新鮮な時間となりました。

特記したいのが、普段の定例会だとドタキャンや参加者のZoom落ちのフォローにアタフタする事が多いのに、今回は全員参加かつZoom落ちも最後まで無くスムーズに進行出来ました。画面いっぱいの参加者を見て感動しました。

これから定例会がリアル開催に戻るのかオンラインも継続するのかまだまだ不透明ですが、オンライン継続を希望する声も根強くあります。
今回はオンラインならではの合同定例会が開催出来ました。これからも各支部に合同開催の輪が広がるといいなと思います。(かねぴ)