2022年5月 第201回青テーマレポート:みんなの「ドロくさーい」実践例からファシリテーションのキホンを学ぼう!!中部支部

1.実施日時:2022年5月22日 (日)13:30~17:00

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者:いっちゃん、じゅげむ、ひろみ、まきさん

4.参加者数: 会員7名、一般0名、担当者4名  [合計11名]

5.プログラム概要

<目的>
◆ファシリテーション実践者の"ドロくさーい"経験の共有を通じて、ファシリテーターとしての実践スキルやマインドの向上につなげる

<目標>
◆話し手:苦労、困っていることを話せてスッキリした状態になっている
   参加者:一歩を踏み出す勇気やヒントをもらえている
   主催者:通常の定例会とは異なる、参加者の「ドロくさーい」実践例からの
                学びあいを促進できる場を提供できている

<進行>
 1.オープニング(開会挨拶、本日の目的・ゴール・グランドルール自己紹介)
 2.ドロークサークル 1回目
 3.ドロークサークル 2回目
 4.ふりかえりタイム
 5.クロージング

<告知文>

中部支部のまきさんです。私はリアルで定例会が行われていた頃は中部支部名物「ドロークサークル」に参加するのが楽しみで、いつも前の晩からワクワクしていました。
「ドロークサークル」では普段、話せないような「ドロくさーい」私たちの実践例を話したり、聴いたりしていました。
そこで、「ドロークサークル」のエッセンスを取り入れつつ、"みんなの「ドロくさーい」実践例からファシリテーションのキホンを学ぼう!!" というテーマを企画しました。
  今回、ファシリテーション実践者の「ドロくさーい」経験の共有を通じて、ファシリテーターとしての実践スキルやマインドの向上につなげることを目指します。

6. 参加者コメント

<良かったこと、役立ったこと>

メンバーの経験も踏まえた話ができた。どろくさーい内容になればなるほど、自分がどうありたいか?が問われる気がした。

いろんなものの見方に気づけた。

難しいテーマを考案してくださって、ありがとうございます!

ガチの話で意見交換することができた。

アドバイスとフィードバックの使い分けの違いを知りました。

みなさんからのフィードバックで沢山の気付きがありました

社内でこのような場を設けられるといいと思います。

方向性、時間配分(ゆったり目)、進行等、全般的に良かったと思います。

<改善が望ましいこと>

アドバイスはNG、ではなく、押しつけはダメですよ、というアナウンスの方が良かった。資料作りも含めて改善の余地ありだった。

ルールについて。特に「アドバイスはNG」ではなく「意見を押し付けない」という風に提示すると分かりやすいと感じました。

ルール設定。「フィードバック」は言葉として意味が少し曖昧なので、使うべきかどうか。例えば、①アドバイスは原則しない②質問する③アイ・メッセージでの感想を言う。など。話し手もそうですが、聴き手のねらいをどう定めるか。「ファシリテーターとしての成長」を考えるなら、①は強調した方がいいかもと思いました。 「本当の問題は何だろう?」というような問い、もしくは、問題全体を俯瞰するような視点を、聴き手の力を借りて話し手も一緒に持てるといい場になるのかなと思いました。それと、これは、話題提供者がいるかいないか、またはその内容で質が変わってくるかと思います。相談したいことを事前に聞いておいた方がよくないかな?とも思いました。

7. 定例会担当によるふりかえり

もともと、中部支部 運営スタッフによるプロジェクトのひとつとして、2017年10月から定例会直前に小人数・短時間の「職場実践報告会&相談会 ドロークサークル」を開催しておりました。
ところが、一昨年から定例会がオンライン化するとともに、単発で1回、開催するのみとなっておりました。
そこで、今回、定例会形式での開催を企画いたしました。
以前はどちらかと言えば、ファシリテーション入門者・初心者の会員が中級者~ベテランの会員への相談会の雰囲気もありました。
今回は、「相談する側」・「アドバイスする側」といった固定的な関係性にはしたくないとの思いから「評価」・「アドバイス」ではなく、お互いに「フィードバック」し合うことにトライしようとしました。
結果的には、参加者の皆さまから「押しつけでなければアドバイスもOKではないか?」、「アドバイスを求めている参加者もいる」、「制約があることにより窮屈に感じた」などといった意見も出ました。
「参加者の"ドロくさーい"経験の共有を通じて、ファシリテーターとしてのマインドや実践スキルの向上につなげる」という目的を達成するためには、どのようなプログラムにすれば良いのか、今後も引き続き、調査・研究を進めて参ります。
<いっちゃん>

皆で学びあう場をつくろうという想いで、「アドバイス」ではなく「フィードバック」でお願いします、というルールで運営をさせて頂きました。
我々の想いが当日の参加者の制約にもなってしまったように感じました。とはいえ、その中でも参加者の方の工夫や、話し合いで方向性を決めていくプロセスを目の当たりにすることができ、とても勉強になりました。問いに制約をつけていくこともファシリテーターの技術の一つでもあるので、程よく制約をつけられるように、引き続き皆さんと研鑽していきたいと思います!
<じゅげむ>

リアルの定例会で行われていた中部支部名物「ドロークサークル」ということで、担当にして、初参加のため、わくわく・ドキドキでした。参加者は7名と予定より少なかったため、2グループ編成としたことで、担当2名ずつ加わることができ、しっかりサポートして進めることができたと感じています。また、今回のテーマのメインプログラムはメンバー同志の会話。どのような展開になるのか?未知の世界の中、ワークの進行を体験させて頂きました。かなり緊張しましたが、参加された方々のフォローもあり、困りごとに対してお話されている方に寄り添い、何とか終えることができたのでは?と思っております。参加人数=定例会の人気投票のように感じていましたが、結果的に少人数で行えたことがよかったと思います。
引き続き、私自身もファシリテーターとしての実践スキルやマインドの向上を目指していきます。
<ひろみ>

中部支部名物ドロークサークルオンライン版に挑戦してみました。5~6人のリアルでやってた時と似た環境でやれたことは主催者側としての目標をクリアできたような気がします。ただ、メインファシリテーターとして参加者からの質問に臆した時に他のスタッフに助け舟を求める勇気はまだなかったことが判りました。これからも楽しい仲間たちと楽しい定例会を企画していきたいと思います。
<まきさん>