2017年7月青テーマレポート:インプロゲームとファシリテーション ~ファシリテーターの即興力を鍛えよう!~中部支部

「インプロゲームとファシリテーション~ファシリテーターの即興力を鍛えよう!~」レポート

◆実施日時:2017年7月15日 (土) 13:00~17:30 ※実際の実施時間
◆定例会担当:べし(安倍能行:東京支部)にのきん(二宮貴彦)、ゆっきー(江島ゆき)

◆会場 / 部屋番号: 名古屋市東生涯学習センター 第2集会室

◆参加者数: ファシリテーター(チーム) [3] 名 + 参加者 [16] 名

◆プログラム概要:
<告知文>
インプロとは即興劇です。打合せ、台本、リハーサルのない演劇です。
脳科学者として世界的に知られている加藤俊徳先生は脳トレに最適な習い事として演劇を勧められております。
即興で演劇といっても何も難しい技術ではありません。皆さんは毎日の生活でリハーサルしています。そう、私たちの生活は毎日が即興なんです。ファシリテーションも即興の連続です。
でも、即興力ってどう鍛えたらいいか、ファシリテーションの本を読んで体得できていますか? 
どうやって鍛えたらいいか具体的な方法を知っていますか?
即興劇を演じるにあたり、トレーニング用のゲームが数多く用意されております。 それがインプロゲームです。インプロゲームには例えば次のようなファシリテーションに役立つ要素が数多く含まれており、企業研修・学校教育・医療分野などに幅広く取り入れられています。
・相手のメッセージを受け入れる
・相手にメッセージを送る
・焦点を定めて集中する
・既成概念に縛られることなく、柔軟に対応する
本テーマでは明日にでも使える数々のインプロゲームの体験を通じて、ファシリテーターの即興力について学びます。
今回は実際にインプロの舞台に出演しているメンバーもスタッフとして特別参加して皆さんをサポートしますので、安心してご参加ください。

【対象者】どなたでもOK

<プログラム>
1.オープニング
スタッフ紹介、グランドルール説明
2. ウォーミングアップゲーム
ミーティング&グリーティング、ジャンピング・ハッ、ドライブ等 
3. インプロ解説
インプロの歴史・インプロの概要・本日のワークのキーワード、参考文献、インプロ関連団体
4. 身体系ゲームでトレーニング
わたし・あなた、拍手回し、アクション回し、ナイフとフォーク、ミラー・ゲーム等
振返り
5.言語系ゲームでトレーニング
ワン・ボイス、プレゼント・ゲーム、ワンワード、シェアード・ストーリー、イエス・アンド、
社長大変です、名作1分等
6.振返り
本日の気づき・学び、ファシリテーション向上にインプロをどのように取り入れていくか
グループ発表
7.クロージング
チェックアウト、アンケート記入

<参加者コメント>
【アンケート 総合満足度】
・満足 5-4-3-2-1 不満 (5段階で)
・5→ 14名(87.5%)、 4→ 2名(12.5%) 
満足度は高い結果でした。
【アンケート 良かったこと、役だったこと】
・様々なゲームを用意してくださり、とても内容の濃い定例会でした。即興力の高い方々の嗜好を間近で見るのもとても勉強になりました。
・非常に中身の濃く充実したプログラムで、「楽しい」ことが大切だということを再認識しました。
・身体を動かす+即興+YES.ANDの効果が実感できた。
・楽しく体験でき良かった。
・とっても楽しかったです。仕事でも使えるし、自分自身の新たな気づきになりました。
・アシスタントの方、最高でしたー!!やっていいことの幅が広がりました。今度は広い視野で見てみたい。
・身体を使って汗もかいた。直感的に行動することができた。新しい知識が学べた。
・アイスブレイクやチームビルディングに有効なゲームをたくさん体験できた。初対面の人とも信頼関係を気づいていけることを学んだ。
・多くのインプロゲームを体験することができ、満足です。継続的にやってみたいと思いました。
・体を動かすのは楽しい。感想を皆でシェアできるのもよかった。自分や周りの人のいろんな面が学べた。
・よく練られた内容だと思った。
・サポートの方の実践がなければ、自分達の学びもここまで深く無かったので重要さも感じました。(フォロワーとしての動き)
・インプロについて、実践に役立つ内容を詰め込みすることができた。体を動かした実践内容で役に立った。
・体を使って頭を使うと、意外と発想が拡がるし、できるものだと分かった。人は自分も他人も即興でもきちんとできるものだと思った。感情を出すことは良いアイデア出しになる。
・インプロゲームをたくさん体験できました。関係性を徐々に深めていくプログラムが良かったです。
・実践できるワークが多かった。楽しい場を味わうことができた。
【アンケート 改善が望ましいこと】
・特になし
・特にありません。休憩もバッチリ。
・「もっとやりたい」ところで終わりましたので、総評4です。時間的なところで、もう少しやりたかった。

<担当者振り返り>
今回中部支部で本ワークショップを開催する機会をいただき、スタッフ(にのきん、ゆっきー)一同感謝いたしております。そして参加されました皆様、お楽しみ様でした。
ほとんどの方がインプロという言葉を聞くのも初めてにもかかわらず、皆さんとても積極的に参加されて楽しんで笑顔でインプロされていたのがとても印象的でした。インプロが初めてとは思えないようなイエス・アンドに満ち溢れた場で数々の名シーンも創られました。それらのシーンは今回のワークショップの時だけのものです。決して再現できません。だからこそ一瞬一瞬今を生きることが大切なことを改めて気づかせていただきました。ありがとうございます。皆様におかれましては、今回のワークショップで気づかれた、インプロマインド等を少しでも実生活やファシリテーションの現場で役立てていただければ幸いです。ありがとうございました。

                                 べし。(東京支部 安倍能行)拝