1.実施日時:2019年4月20日 (土) 13:00~17:30
2.会場:東桜会館 第2会議室
3.担当:くに(FAJ東京)、数学大好きとしちゃん、カッキー、ぐっちょ(FAJ中部)
4.参加者数: ファシリテーター(チーム) 3名 + 参加者 16名
参加者の内 会員17名 +見学者2名
5.プログラム概要:
〇オープニング
ワークのオリエンテーションとサロンの紹介の後、起きてからの出来事を思い出すアイスブレイク。
〇ミニレクチャーとプチワーク
(1)話を構造化して考えるためにTOCのブランチのミニレクチャー。
(2)論理性を検証する4つの視点(CLR)のミニレクチャー
(3)朝起きてからの出来事をブランチにしてCLRが確認する練習。
〇お話スッキリかみ合わせ力体験
(1)シンポジウムで実際に行ったF力測定を実際にやってみる。
(2)意図開きとレクチャーの学びを参考にグループで自己採点
〇サロンからの問題提起とグループワーク
話し合いがかみ合わさっていくために、ファシリテーターはどんな働きかけをしたらよいかを考える対話。
〇クロージング
〇振り返りアワー
6.参加者コメント
自分のファシリテーターとしてのあり方や、やり方について整理できました。
TOCという題材×ファシ、気付きが多かったです。
ブランチは自分の頭の中の整理に役立つことを改めて理解できました。
得られた知見が多かった
CLRの概念が確認できたこと、その使い方を考えることができたのが良かった。
"かなり頭を使いました。
ブランチを使ってなかったけど、使ってみて経験してみてよかった。他の場面で使ってみたいと思った"
他グループの意見を聞くことで、これまで自分の班で考えてきたことに対して、さらに幅が広がった
漠然ですが、新たな気づきを得られました。参加してよかったです。
改めてファシリテーションの基本を感じることができた。かつ、CLRの視点を意識します。
手作りの感じ
TOCわかった
ちょうど、自分の仕事場での問題だったので、大変役に立ちそうです。
自分の考え方が具体化されたように思われ、スッキリしました。もやもやが残ったのがかえって良かったかと
ロジカルシンキングが苦手な私にとって大変勉強になりました。
TOC自分の考えを整理するのに役立つと思いました。身につくには、練習がひつようですね。ありがとうございました。
ロジカルの大切さに気づきがあった
グループでの話し合いの問いを変えれば、TOC×Fについてもっと議論ができたのではないかと思います。
グループワークの問が大きかった。ちょっと戸惑った、でもなんとかなった
プログラムの進め方にじゃっかん、混乱が見られましたが、これも調査研究ということで
気づきについてまだもやもやがあります。
パワポ資料の提供があれば HPへPDFでアップするとか
リクエストとして、TOC fEの使い方について、研鑽を続けてください。
今日のワークはこれで良かったと思います。
"フィードバックは必要か?
これを書くことが義務化してないか?"
わかりません
対話の時間が短かった
7.担当者振り返り
(くに)
やってみて感じたことは、参加してる人により身近なものに感じてもらうためには、もう少し会議などの場で出てくるような事例にすべきだったということ。できごとの繋がりを考えることを話し合いの繋がりへ応用することは、すぐには直結しにくいことなんだという気づきがありました。
また、後半の対話の中で、そもそも?み合わせる必要があるのか?何をかみあわせるのか?という言葉や、かみ合わせるより、未来志向で話し合ってはどうか?と言ったコメントをいただいたことから、この視点でかみ合わせることの本質的な意図を伝えていくには、その前提となるプロセスも含めて再考の余地があるということに気づかされました。
とはいえ、冒頭の、アイスブレイク的に朝の出来事を個々に考えてもらう時の投げかけは、話し合いの繋がりを示す事例がとても分かりやすく伝わったと思われるし、TOCのブランチやCLRのレクチャーについては、以前に比べるとだいぶ洗練されてきたという進化もあった定例会でした。
今回の定例会は、お話スッキリかみ合わせ力をやってみようという中から生まれ
たプログラムで、CLRをしっかり使えるようになりたいというニーズが背景にありました。
その為、まずはミニレクチャーをしっかりとやってから測定という流れを作りましたが、その前提には、「ん?」と思った時に、その違和感をメンバーと共有し、建設的にスッキリと相互理解ができるようなファシリテーターの働きかけを考えたいという想いがあります。ここについては、今一度再検討し、北海道での再演に向けて準備したいと思います。
(カッキー)
当日のプログラムを作り上げていく中で、一番に印象に残ったことは、我々が本当にやりたいことは、「お話」を「かみ合わせ」ることではなく、「お話」が「かみ合わさる」ためにどう場に働きかけることを考えてもらうかをプログラムに盛り込むか?というクニさんからの投げかけでした。当日、急遽出れなくて、我々の意図が伝わったかどうかを、自分の肌で感じ取ることができなかったことがとても残念です。クニさんのコメントにあるように、逆に参加者から、違う視点の問題提起を頂いたと聞いており、ある意味、我々の視点を再考する必要性を投げかけてもらえたと前向きにとらえています。
(ぐっちょ)
TOCに興味を持ってのぞんだ今回の定例会担当でしたが、CLRをはじめとして、基本的なことへの個人的な学びは深まって良かった。一方で、実際に即したファシリテーターの「噛み合わせるための働きかけ方」については、新たな知見を得るには至らなかったように思う。
参加者からのコメントもTOC、CLRの考え方を学べて良かった、という声が多かったので、やはりそちらへのニーズが高く、それを現場にどう活かすかは、まだまだ課題になっていないと感じました。