2019年8月 第166回 青テーマレポート:研鑽テーマ第3弾! コンセンサス法を極めよう!!中部支部

1.実施日時:2019年8月17日 (土) 13:00~16:45

2.会場:東桜会館 第二会議室

3.担当:がく、ぐっちょ、しんぼ、たっしー(FAJ中部)

4.参加者数: ファシリテーター(チーム) 4名 + 参加者 10名
      参加者の内 会員14名 +見学者0名

5.プログラム概要:

(1)オープニング(担当:がっくん)
 ・ねらい、スケジュール、グランドルールを説明

(2)チーム分け&アイスブレイク(担当:しんぼ)
  チーム分け:「無人島からの脱出」で違う価値観を持つ人と同じチームに。
  アイスブレイク:絵でしりとり(チーム対抗戦)

(3)前半ワーク 【集団で意思決定する方法の練習】(担当:ぐっちょ、たっしー)
 ・以下の3つの意思決定方法について、レクチャー→グループワーク→チーム内ふりかえり→全体共有した。「砂漠からの脱出」を使用して。
  1.多数決法
  2.フレームワーク法
  3.コンセンサス法

(4)後半ワーク 【集団で意思決定する方法の実践】(担当:がっくん、しんぼ)
 ・留学生をもてなす日帰り旅行をする。そのスケジュールを考えるワークを行った。
   ・個人ワーク(行き先を模造紙に書き出す)
   ・グループワーク(意見出し→発散→収束)
   ・チーム内ふりかえり
   ・全体共有

(5)ふりかえりタイム
  ・ワークふりかえり(担当:とばっち)
   車座になって全員の感じたことを共有

6.参加者コメント

<良かったこと・参考になったこと>
・多数決はダメではなく、多数決もちゃんと体験できたこと
・各ワークの振り返りが丁寧だったこと
・丁寧につくられたプログラムで体験したから、その気づき・知見が得られました
・新しいことが学べた
・コンセンサス法とは何かがわかった
1)GOALイメージの共有、2)GOALまでのステップ法、・3)コンセンサスに上記必要とわかった
・決める方法をそれぞれ3つあげての説明があった
・私自身の学びはここまでのプロセス当日含めて多かった
・とても勉強になりました
・いろいろと学べ気づきがありました
・進行がスムーズでタイムマネジメントも素晴らしかったです。内容が盛りだくさんだったのも良かったです。
・準備や当日の進行もふくめて勉強になった。コンセンサスとは何か?多くの時間を使って考えることができた。

<改善が望ましいこと>
・MFがグループに介入するタイミングがちょっと早いと感じた
・回数重ねればもっと良くなるよ!
・特になし
・場の形成~も加えた一連のワーク構成を検討するとさらに良くなる
・組み合わせ不可能のどれか一つ選ぶ例題があっても良かったと思う
・内容、特にワークに適した時間についてもっと検討すべき
・アイスブレイクのモヤモヤは残ったままです
・今後も本テーマを探求してください
・このワークのゴールは、コンセンサスを極めよう、理想的な合意形成、だったのですが、充分でしたでしょうか?
・難しいテーマゆえにもっとほかの定例会事例を調べてもよかった(先人の知恵を借りてもよかった)

7.担当者振り返り

 コンセンサスをとるにはどうするべきなのかのヒントを得ることがこの定例会のゴールでした。私は見つけられませんでした。多くの参加者も同じような状況だったと思います。
 このような状況下で、中部支部独自プログラムのふりかえりタイムを使って、とばっちが車座を提案し実行していただいたことは非常に救われましたし、学びが多く大変感謝しています。参加者の感じていること、定例会担当の考え、思いを発表する機会があったことで参加者のモヤモヤした思いが少し晴れたものと感じました。
 モヤモヤの一因は、後半ワークにあったと思います。後半ワークは、アイデア出し(発散)から結論決め(収束)までを一気にするワークでしたが、収束だけに特化したワークにした方がよかったのかなと思っています。そうすれば、ふりかえりではコンセンサスだけを考えられて多くのヒントが生まれたかも、と思います。このあたりのシミュレーションが足りませんでした。

 コンセンサスを極める、というハードルの高いテーマを、企画グループとして一緒に活動したぐっちょ、しんぼさん、たっしー、ありがとうございました。特にFAJ1年目のしんぼさん、たっしーは半ば強引に企画チームに引きずり込まれたにも関わらず、7回の事前WEB MTG、定例会、ふりかえりWEB MTGを見事完走してくれました。
 最後に定例会に参加していただいたみなさん、ありがとうございました。(がっくん)

 合意形成という難易度の高いテーマに取り組んだことで、自身のテーマに関する理解は深まったのは大きな収穫でした。
  「コンセンサス」をとるとはどういうことなのか?
  意思決定をするにはどんな方法があるのか?
  理想的な合意形成のためには、何が必要なのか?
  研鑽テーマとして磨くべきスキルは何なのか?
こんな問いに向き合いながら、定例会づくりを進めました。
同じテーマでも、意思決定方法が異なれば、必ずしも同じ結果にならないことを経験的に伝えられたことは良かったと思いました。
一方で、ワークのテーマや時間については、作り込みが不足してました。
ワークの目的(=コンセンサスをとるヒントを得る)が最速で達成できるようシュミレーションをもっと重ねるべきでした。
全体的には、チャレンジングなテーマだったが故に、個人的な学びは多く、良かったと感じてます。
次回は、要望の多かった「対立を前提とした合意形成」にチャレンジしたいと思います。
そのときは、またご参加お待ちしております。(ぐっちょ)

 定例会の企画は初参加でしたが,がっくん,ぐっちょ,たっしーのおかげで何とか乗り切れたと感じています.
 テーマが「合意形成」,しかも「コンセンサス」ということで,個人的にはルールブック片手にスポーツの公式戦に臨むような状況でしたが,「学びの場をつくるために学ぶことは,ただ学ぶよりも学びが深くなる」ということを体験できたいい機会となりました.
 当日までを振り返ってみて,次はここをもっと大事にしたいと思う一番大きなポイントは,テーマ全体を通して,あるいはそれぞれのワークでの「目的」,「目標」をもっと意識し,それが伝わるように作りこむ,という点でした.
 今回は参加していただいた皆様に,モヤモヤを残してしまいましたが,次にまた企画に参加する機会があるときには,反省をいかして頑張りたいと思います.(しんぼ)

 初めて本格的に定例会を企画することになり、そのテーマが「合意形成」であったことは大きなチャレンジでした。
 他のメンバーにひっぱってもらいながら「合意形成って何?」「参加者は何を求めているか?」を問いながらレクチャーやワークを、時にメンバーで試しながら考えてきました。
 当日は意図の伝え方が不十分でみなさんのモヤモヤを残してしまったことは反省です。
 振り返りによって多くのできたこと・改善点が見つかりました。これは財産です。引き続き本テーマの探求をしつつ、企画側としてのスキルアップもしていきたいと思います。
一緒に企画したがっくん、ぐっちょ、しんぼ そして参加していただいた方々 ありがとうございました!(たっしー)