2019年9月 第167回 青テーマレポート:「安心」「安全」な場を考える ~あなたの組織の不安や危険をとりのぞくには~中部支部

1.実施日時:2019年9月21日 (土) 13:00~17:30

2.会場:東桜会館 集会室

3.担当:くっきー、とく、とばっち、ひとろん(FAJ中部)

4.参加者数: 参加者 19名

      参加者の内 会員16名 +非会員(お試し)2名 +非会員(有料)1名

5.プログラム概要:

(1) オリエンテーション

(2) アイスブレーク: 体験KYT

(3) 対話①: 危険な場を考える

(4) グループワーク①: 危険な場を体験する

(5) グループワーク②: 危険な場へアプローチする

(6) ミニ講義: 心理的安全について

(7) 対話②: 安心安全な場を考える

(8) ふり返り

6.参加者コメント

<良かったこと・参考になったこと>
・ ロールプレイングという未経験なやり方が刺激的でした。以外にうまくいくものだなということも気付けた。
・ 進行に余裕がありストレスを感じなかった。
・ 適度にティーチング的(ミニ講座など)な部分が入っていてとても良かった!
・ 安心安全というテーマから、ファシリテーターとしての心がまえを改めて考えさせられた。
・ 安心安全ってなんだろうと、改めて思った。
・ 話し合うテーマは、いつも見える化されているとよりよかった。
・ 初めて参加された方は、ファシリテーターとしての介入という部分が難しく感じたかもと思った。
・ 少しファシリテーションを紹介してもよかったかも。
・ 時間が長く、後半間延びするので、スタートを14:00にしてもよいと思う。
・ もっと深堀したい!圧力がある中でどう場をよくするのか。
・ 職場で活かせそうな学びがあった。
・ 学びが深まった。ロールプレイングでは、いつもではない自分がだせておもしろかった!
・ 時間配分、進め方、笑い、バランスよく運営がされていて、話し合いに集中することができた。

7.担当者振り返り

・ 普段の仕事とあまり変わらない作業が多かったが、自分ひとりで考えるのではなく 複数のメンバーとで行い、明確な目的があったわけでもないところがかえって大変だった。
・ 「心理的安全」については良く耳にしており、特に同調圧力の高い日本社会においては構築することが困難だと感じていたので、そこをどうにかしたい思いで実行したが参加者の学びも多かったようで何よりだった。
・ ある程度の落としどころのイメージは持っていたが、結果として参加者の学びや気づきは多様性に満ちていたと感じた。(くっきー)

・ 「チェックインをする」「付箋紙を使う」「グランドルールを決める」などは、自分の中で当たり前のことになっていましたが、改めて、「話し合いの参加者はどんな不安を感じているのだろう」「話し合いの参加者はなにに危険を感じているのだろう」「どうしたらその不安や危険をとりのぞけるだろうか」という視点から、「それなら付箋紙を使ってみよう。無記名で、筆跡もわからない形でデータ化した方がいい!」というように、プロセスに気づく→解釈する→介入の選択肢を考えるという段階を踏んで考えることができたのが良かったです。
・ 今回は話し合いの場の安心・安全に絞ったワークでしたが、参加者が自分の現場で実践するためには、組織の安心・安全にまで広げて考えることも必要だと感じました。(ひとろん)

・ 具体的なスキルではない概念を研鑽テーマとして取り上げることで、どのような内容にするのか最初はイメージが出てきませんでしたが、担当チームで対話を重ねるうちに、KYTトレーニング、ロールプレイング、心理的安全についてのミニレクチャーという要素が形を帯びて、参加者に支持されるテーマ提供ができました。
・ ファシリテーションの有効性をより感じることができる定例会でした。(とばっち)

・ よく耳にし目にする「安心・安全」という言葉について、ファシリテーションにおける意味合いや目的について考える機会が得られました。担当チームのみなさん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。(とく)