2021年8月 第192回 青テーマレポート:「課題のデザイン」Part1 問題を捉え直す考え方を知ろう!!中部支部

1.実施日時:2021年8月29日 (日)13:30~17:00

2.会場:オンライン会議システム「Zoom」

3.担当者:いっちゃん・ぐっちょ・ひろみ・まきさん

5.参加者数: 定例会担当者4名+参加者20名(会員20名) 合計24名

6.プログラム概要

<目的>
◆ファシリテーターとしての課題設定のスキルを高める

<目標>
◆課題設定において陥りがちな罠を知ることができた(気づいた)
◆問題の本質を捉えるヒントを得られた

<進行>
 1.オープニング(もやしのお約束、自己紹介など)
 2.ミニレクチャーⅠ「問題とは?課題とは?」
 3.ワークⅠ
 4.ミニレクチャーⅡ「課題設定の罠」
 5.ワークⅡ
 6.ミニレクチャーⅢ「問題を捉え直す思考法とは?」
 7.ワークⅢ
 8.まとめ
 9.ふりかえりタイム
10.クロージング

<告知文>
地域や職場など私たちの身の回りで、なかなか解決しない問題ってありませんか?
自分1人の問題ではなく、複数の人が関わっている問題となるといっきに複雑化し、何から手をつけて良いか分からない状態になっていることも。
そんな時は、問題自体を捉え直した上で、解くべき課題を定めてみましょう。
そこで今回は第一弾として、書籍「問いのデザイン」を参考に問題の本質を捉えるための考え方を学び、私たちが抱える問題に活用していきましょう。
地域や職場の問題に悩んでいる方、解決の糸口を見つけたい方、問題解決そのものに興味のある方、一緒に問題の本質を探ってみませんか?

参考図書:安斎勇樹・塩瀬隆之著「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」(学芸出版社発行)


7. 参加者コメント:
<良かったこと、役立ったこと>
◆グループの中で、重要と共有できた事柄をいくつもまとめられたこと
◆グループワークの時間が長めで、じっくり話せてよかった
◆失敗のパターンの看板をつけてもらったことで思考が整理できた
◆Work の対話に遊び(余裕)があった
◆特定のやり方や考えを押し付けず、自由な発想を促す運営で、参加してよかったと思いました
◆グループワークのメンバーが経験豊富な方たちばかりだったので、発想が広がり楽しかった
◆ブレイクルームの対話時間が充実していた点
◆課題設定のとらえなおしについて実際に考えながらできた点
◆担当者ですが、自身の問題にも踏み込むことできました
◆進め方がステップを細かく区切って時間を取り、丁寧だった。
◆ルームメンバーが協調性のある大人のメンバーで、お互いにフォローし合ういい関係で話しやすかった
◆課題の設定についてじっくりと取り組むことが出来た 対話の時間がたっぷりあってよかった
◆ワーク用スプレッドシートが次々に増えていくのが面白かった
◆時間に適度に余裕があった
◆ゆったりとしたプログラム
◆スプレッドシートの使い方
◆いい雰囲気
◆問いのデザインの中の、課題=解決すべき問題を共通認識としていること、という内容を実体験でしっくりきたこと
◆いつものオンラインより、ゆっくりと話合い、自分の取り組んでいる問題を再定義することができました
◆自分の気づかない視点が得られたから
◆時間配分が適切で、内容に集中できます

<改善が望ましいこと>
◆思考法をワークで使う時に、手元にもう少し詳しい情報があるとよかった。あれってなんだっけ?と感じた場面が少しあったので
◆最初の問題設定に関しては、もう少し条件付けを行って共通の課題を見出しやすくした方が主体的に関わりやすかったように思います
◆書籍の棒読みは避けたほうが良いです
◆なぜ男性比率が異常に高かったのだろう
◆問題を出す、ことは良いですが、その場での課題ではない(みんな当事者ではないので)ことがモヤモヤしました。例題の方が課題設定の罠や問題をとらえる思考法の訓練はやりやすかったかもしれません
◆最初の事例が良く分からなかった。必要は無かったが


8. 定例会担当によるふりかえり:

今回は話題の書である、安斎勇樹・塩瀬隆之著「問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション」(学芸出版社発行)を深く学びたいと思ったのがワークショップ企画のきっかけでした。
何度も、何度も本を読み、企画メンバーで検討を重ねる中で、少しずつ、本の理解が進んだように感じます。
当日は、なかなかうまくいかない面もありましたが、参加者の皆さまのおかげで学びの多い定例会になったと感謝しております。
10/31(日)に第二弾の定例会を開催いたしますので、また皆さまとの学びを深められればと思います。
(いっちゃん)

「問題と課題といった、そもそも人によって定義や捉え方の異なるものを相手にしながら、参加者個人のケースを使ってグループワークする」という、よくよく考えると難易度の高い取り組みをしてたのかもしれないとふりかえっております。
参加者のみなさまの協力があり、なんとかできました。
グループワークになると様子がなかなか見えず、思いも寄らない方向にいくことがあるので、ワークに入るまでの流れや指示出しをもっと丁寧に考えねばとあらためて思いました。
みなさまからのフィードバック、そして当日を迎えるまでのプロセスにもたくさんの反省と学びがありましたので、第2回に活かしていきます。
(ぐっちょ)

中部支部の青(研鑽)チームにこの春から参加させて頂き、初めてのテーマ担当、そして、当日はデビュー戦でした。
わからないことばかりで、不安なこともたくさんありましたが、みなさまに支えられ、及第点に達しているとは思いませんが、何とか終えることができました。このテーマを実施するにあたり、驚くほどの打合せ回数と共に過ごさせて頂いた時間は毎回刺激があり、多くの学びがありました。
次回10月のテーマも書籍「問いのデザイン」の続きですので、読み返しながら、学びを深めていきたいと思います。
(ひろみ)

5月から4人で打合せを初めて、いろんな事がありました。
キャンプ場から打ち合わせしたり早朝7時から2日連続でやったり、4人の立場の違うメンバーがお互いの事情を調整しながら20回以上も話し合うことが出来たことが一番の収穫物だと思いました。
1回はほぼ1時間の打合せですが1回1回の内容を丁寧に進めていけたと思います。オンラインのメリットをフル活用した感もありました。
定例会ではテクニカル担当としてPC2台とモニター3面で各チームのスプレッドシートを観察しながら、シートを変化させていくミッションを何とかこなせたのは自信になりました。
ただスプレッドシートの共有が上手くいかなかったのが残念でなりませんでした。
次回こそはリベンジしたいところです。
この定例会は2回の続きものなので次回10月も楽しみです。
(まきさん)