私たちは「ファシリテーションを勉強する」ということに気持ちを流されて、
実際に社会を変えるためにファシリテーションを利用することが少ないのではないでしょうか?
11月定例会では、社会の中で取り残されがちな方々の支援を、
ファシリテーションを活用して行っている事例を紹介します。
ここでは「実践事例研究」として、紹介した事例を基に話し合いを行います。
社会の中でのファシリテーション活用に関心がある方、ぜひともご参加ください。
《紹介する実践例のご案内》
日本で100万人以上の方々が苦しんでいる「うつ病」では、診断された方ほぼ全員が向精神薬を服用しています。
薬への依存性がとても高いため、対処が難しく、どんどん大量の薬を飲むことになる人が多いのです。
薬の負担を減少して健康を取り戻すことは容易ではなく、徐々に社会から切り離されていくケースが多くなります。
今回の話題提供者であるつっきー(月崎さん:FAJ会員)は、当事者やその家族の方々が思いを語り対話を行う場を作り、
自らが回復をしていく支援を行っています。
また、2015年からは「Zoom」によるオンラインでの対話の場を提供することで、
隔絶された弱者の方も参画できるカルチャーを継続的に作ってきています。
[話題提供者(月崎時央氏)]
医療ジャーナリスト・オンラインファシリテーター。
兄弟がメンタル障害になったことを契機に、雑誌編集者を経て、
1994年から精神保健福祉の取材を専門に行う(FAJ会員・千葉県在住)。
自分の状況や経験をなかなか語れない方々に、ファシリテーションを意識した働きかけで
話を引き出すワークで、本人や家族が前に向かう支援を実施。
『メンタル・サバイバー・チャンネル』主催
向精神薬について調査し、服薬体験者インタビューと減薬 ZOOMコミュニティを運営。
■こんな人におすすめ
・ファシリテーションの利用事例・実践事例の展開紹介をしたい
・ファシリテーションで社会を変えてみたい
・オンラインでの対話型ファシリテーションに興味がある
・ビジネス系以外のファシリテーションを考えたい
・地域や教育機関、企業などの相談業務などでファシリテーションを使いたい方
・メンタルの問題で困難を抱えている方が周辺にいる方
残りは16となります。