【第106回中国支部定例会】2015-01-17(土) :「チーム医療で使える話し合いの場作り」〜ファシリテーションを活用して協働を促進する〜中国支部

定例会の詳細

テーマ

「チーム医療で使える話し合いの場作り」
〜ファシリテーションを活用して協働を促進する〜

日時

2015年01月17日(土)13:00〜17:00

会場

ペンストンホール(石崎本店ビル)

ファシリテーター

カズ@野口和裕(FAJ会員)、やまちゃん@山根弘和(FAJ会員)、きよまる@原畑希世(FAJ会員)

参加者

29名

概要

複数のチームで連携して仕事をするとき
・なわばり争いが発生し、協調的な意見の合意ができない。
・お互い自分達の仕事と思っていない仕事の押し付け合いが発生する。
・チーム間の壁が厚く、なんとなく敵対しているような感じがする。
といった事がないでしょうか?

どうすれば、チームで連携し、全体が調和するような活動が実現できるのでしょうか?

医療の現場では、チーム医療の必要性が叫ばれています。
チーム医療とは、従来、医師が中心となって医療業務を形成していたところ、
医療従事者がお互い対等に連携することで患者中心の医療を実現しようという
ものです(例えば内科、外科が連携したり、看護師、薬剤師といった他職種が連携したり)。
この実現のためには、チーム間の垣根を取り払い、お互いの立場から意見を
出し合い、よりよい医療のための合意形成をしていく必要があります。

今回の定例会では、チーム医療をテーマに、どうすれば、個からチームへと
私たちの活動を調和させていけるのかを、ファシリテーションの手法を用いて
話し合い、学びを深めていきます(チーム医療をテーマにとりあげたのは、
ファシリテーションの力が活用できる具体的かつ実践的な現場と感じたためです)。

対象者は、医療に関わっている方を想定していますが、チームで活動されている
方、する必要がある方、又チーム医療に興味がある方のご参加もお待ちしています。

対象者

・医療に関わる方も、そうでない方も、どちらもご参加できる内容です。
(医療の専門知識などは不要です。)

ゴール

「チーム活動のポイント」を感じ
「これは使える!」と手法の理解を深め
「現場で使ってみよう」とファシリテーションの実践意欲を高めてもらう
事をゴールにします。

当日の流れ

1.導入

 ①定例会について(MFの役割)
 ②本日集まっている方の属性
 ③MF自己紹介(3人)
 ④本日の目的・ゴール・進め方・ルールの説明
  参加者の役割(医療関係者と医療関係者以外)

2.アイスブレイク

3.前提の共有

 ①チーム医療とは
 ②チーム医療の定義(本日)

4.事例紹介

  事例に対してのQ&A

5.現状の課題を語る

 リフレクティングプロセスの説明
 観察者の視点は、コンテンツをみる(困っている内容を理解する)

 ①フィッシュボール(医療) 
  ・ Drが協力的ではない 上目線 Drのトレーニングがない
  ・ 最後はDrが決める
  ・ 他職種間の対等感がない  
  ・ 専門職間の話し合いが少ない
  ・ 職種で価値観や思いが違う など・・

 ②フィッシュボール(サポーター)
  ・期待美化してはいけない  
  ・大変なことをされているんだ
  ・医療に限らない話かも 
  ・何で相手のことを知ろうとしないのか?プライド?
  ・院の中での福祉のイメージが分からなかった
  ・医療の問題は限界に近いのかもなど・・

 ③感じたことを話し合う

6.心理と行動のループ

 ④デモンストレーション

7.振り返り

  ・ ずっとモヤモヤしていた
  ・ どこに向かうのか分からなかった
  ・ 初めて参加して大きなテーマで、何を話したらいいのか分からなかった
  ・ 医療かファシリテーションのどちらなのか分からなかった
  ・ 場さえ作れれば意見が言える
  ・ 相手の立場に立って考えることが大切
  ・ 医療のことが語れる場がある
  ・ 話し合いの課題を小さくしてみるといいかも
  ・ 場を読んで後半のプログラムを変えてよかった
  ・ 導入の部分が楽しめよいアイスブレイクとなった
  ・ 心理と行動のループを初めに出すほうがいいかも?
  ・ 進行役とファシリテーションの違いって何?