【第1回広島サロン例会】2005-07-21(木): 学ぼう!ファシリテーション・ベーシック『ファシリテーションで外せない4つのベース・スキル』中国支部

第1回広島サロン 議事録

■日時:2005年7月21日(木)19:00〜21:00
■場所:「広島市まちづくり市民交流プラザ」
■テーマ:学ぼう!ファシリテーション・ベーシック
      『ファシリテーションで外せない4つのベース・スキル』
■参加者数:19名
■担当:ファシリテーター:野口和裕(カズ)
■概要:
 うまくいっている話合いと、うまくいっていない話合い、それぞれの現象をあげてもらいます。(ワーク1とワーク2)
 そして、その後、それぞれの違いを生んでいる違いの本質にせまってもらう。(ワーク3)
 その後、ファシリテーションの4つのベーススキルを簡単に説明し(マインドマップで1枚の紙にまとめたもの)それを見ながら、自分たちのまとめた本質がどの部分にあたるか、またはあたらないか・・など、自由に考察をしていただきます。(ワーク4)
 このことにより、ファシリテーションの全体像を感じてもらいつつ、現在不足している、気がつかなかったスキルや興味深いスキルを各自イメージしてもらい、チームごとに発表してもらう。

■内容:
 ねらい:ファシリテーションのスキルはどんなものがあるか?(スキルの全体像を把握する) 目指す姿:それぞれのファシリテーター像に向けて、今後必要なスキル、おもしろそうなスキルが分かった!
  1.アイスブレイク/チーム分け(10分)
    座席配列は、ハマグリ型、チーム分けは1チーム
    =4、5名で4チーム
  2.ワーク1:うまくいっていない話し合いの現象をあげる(15分)
    発散で、数をたくさん出した方がいい!
  3.ワーク2:うまくいっている話合いの現象をあげる(15分)
    発散で、数をたくさん出した方がいい!
  4.ワーク3:ワーク1とワーク2の違いを生む違いの本質をまとめる
    (25分)
    収束して、まとめる
  5.4つのスキル解説(10分)
    マインドマップにて全体像を1枚の紙で解説
    ・場のデザインのスキル=参加者の意識をあわせる
    ・対人関係のスキル=安心して話せる場をつくる
    ・構造化のスキル=参加者の認識をあわせる
    ・合意形成のスキル=合意形成のスキル
  6.ワーク4:4つのスキルとワーク3の本質との関係を考察する(15分)
  7.ワーク4発表:(16分)
    各チーム4分×4チーム
  8.振り返り(10分)
 
  ※ ルール:楽しく、実験的に→失敗大歓迎
               (広島サロンのモットーです。)

■まとめ:
 ワークの内容説明で「現象」「本質」「考察」と合えて、いろいろと意味がとれるような言葉をつかいました。
  本質とは何か?そういったところから議論が深まっていろんな話し合いができるのを狙いとしていましたが、いかんせんワークの時間が少なく言葉の意味で戸惑われている部分も見受けられました。
  時間に余裕がない場合は、ある程度、話し合いの中身が限定できるような言い回しの方がよいかと思いました「
  本質」の中で、ベーススキルの前提に「人間性」というまとめをされたチームもありました。
この話を受けてファシリテーター・参加者、それぞれの人間性について、話合いの中でどう影響するか、できるかという点も議論がありました。(・・時間切れになりましたが)
もう1時間か2時間あれば、より深いワークになったかもしれません。
 参加者からは、今までの話合いから「構造化」が抜けていたとか、「合意形成」という意識がなかった等、全体の中で不足しているスキル部分の把握ができたという声やファシリテーションスキルのプロセスは、営業と顧客のセールスプロセスと似てるという今まで持っていたスキルとのマッチングができた等の声がありました。