事業内容 | 調査研究:中国支部 2021年9月度定例会 | |
テーマ | 社会的課題の解決に使える共通言語とは? ~システム思考という言語~ |
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開催日 | 2021年9月19日(日) | |
会 場 | オンライン | |
講師・ファシリテーター | 野口 和裕 (以上、FAJ会員) | 1名 |
企画運営担当 | 4名 | 4名 |
参加者数(会員) | 29 | 名 |
一般・見学者数 | 0名 | 名 |
概要 (告知文) | <概要> 社会的課題について解決策を見出したい、しかし実際は解決に近づいているのかが明確でない、いやそれどころか、そもそも利害関係者と効果的な話し合いをするのも困難な状況になっている。そんな事はないでしょうか? まさに今、コロナ禍における様々な対策も、解決に近づいているのか?そもそも効果があるのか?多岐にわたる利害関係者との話し合いが必要ですが効果的に行われているのか? が気になります。 社会的課題の特徴として ・とりくむべき問題が相互に依存(ジレンマがある)していて、複雑である。 ・複雑なので、どこから手を付けるべきか、決めあぐねている。 ・とりあえず、できそうな解決策から実施しようとしているが、そもそも効果的なのか? があります。 どうしたら、利害関係者と共に効果的な解決策を見出せるような話し合いができるのでしょうか?その手助けになりそうなツールのひとつが、『システム思考』です。 システム思考とは、ツールですが"言語"という方もいます。 複雑で相互に依存している状況を、利害関係者で共有することのできる"言語"です。 よいツールですが、母国語以外の言語を身に着けるためには、長い時間がかかるようにシステム思考を身に着けるには、それなりの時間がかかります。 しかし、その必要性を感じれば、人は習得の努力するのではと考えます。 今回の定例会は、システム思考そのものを理解するのではなく、こうした社会的課題には、システム思考のようなツールが必要であるという事を理解する内容です。 (システム思考を習得できる事は期待しないでください、またシステム思考をつかって問 題構造をあきらかにするようなワークはありません。) 社会的課題の解決策を見出し、コレクティブインパクト(※)を創造するための強力なツールの必要性を共に考えましょう。 ※コレクティブインパクトとは、異なるセクターから集まった重要なプレーヤーたちのグループが、特定の複雑な社会課題の解決のために、共通のアジェンダに対して行うコミットメント 【ゴール】 ・社会的課題における共通言語の必要性を理解する。 ・システム思考に興味を持ち、学んでいこうという意欲が高まる。 |
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プログラム概要 | 目標:・社会的課題における共通言語の必要性を理解する。 ・システム思考に興味を持ち、学んでいこうという欲が高まる。 内容 1.オープニング 2.社会的課題について 3.社会的課題解決の難しさ 4.システム思考という言語 5.どうやって身に着けたらよいか 6.まとめ |
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参加者意見 (アンケート結果) |
アンケート回答22件 <期待満足度>満足21件、普通1件。<今後実用度>かなり活かせる8件、活かせる12件、普通2件 <印象に残ったこと> グループの対話の時間で、思考が深まったのがよかった。対話によってループ図をつくっていくところ。「遅れ」はある。システム思考を言語と見立てる考え方。自分のメンタルモデルを見直すということ。責任自分論から物事は動き出す。<わかりにくかった・改善点> google slideの準備、初心者向けレクチャーが欲しかった。他のグループともワールドカフェ的に話せれば良かった。システム思考での実例例示があればよかった。定例会の案内が難しかった。 <その他>システム思考を継続して学びたい。 |
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担当振り返り(MF含め振り返り実施)
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●MF振り返り ・ゴール設定を、システム思考を使えるというところではなく、システム思考の概要がわかり、学び続けたいと思うとしたことがよかったのではと思う。 ・システム思考というと因果ループ図のようなイメージがあるが、対話が重要で、メンタルモデルをあきらかにする事が大切であるという点は理解が深まったと感じました。また参加された方が率直に自己開示されて、興味深いメンタルモデルがわかり興味深かった。反省点としては、言葉の説明が不足して、異なる解釈で伝わっている事があった(システム原型の変数など)この点は、説明の後、どう理解(解釈)したかの時間をとってもよかったと感じました。 |
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●運営担当振り返り ・申し込み直後より順調に申し込みがあり、締め切り前に定数満席となった。「システム思考」について関心度の高さを感じた。事前に本の紹介があるとある程度の準備をして参加でき、また定例会後に熱量を持って読むことができてよい。 ・なぜかzoomのurl連絡メール(前日発送)が五分の一ほどうまく届かず、当日朝に別途再送してもらった。このトラブルにも拘らず、一人を除いた全員(29人)が参加したことは、本テーマへの期待が非常に大きかったことが理由と思われる。一方で、本テーマは抽象度が高いので進め方は難しいと予想していたが、よく練られた内容で議論は興味深いものであった。その結果、多くの参加者から、さらに学習を続けたいという意思表示があった。 |
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報告作成者 | 細本清子 糸谷康宏 佐々木健 | |
報告日 | 2021年10月1日 |