2023年12月度定例会レポート【解決志向のチーム会議 ~ぐるぐる解決に向かわない会議を変える~】中国支部
事業内容 |
中国支部 2023年12月度定例会 |
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テーマ |
解決志向のチーム会議 ~ぐるぐる解決に向かわない会議を変える~ |
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開催日 |
2023年12月17日(日) |
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会 場 |
広島県健康福祉センター 中研修室 |
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話題提供者 |
おかむん(FAJ会員) |
1名 |
運営担当 |
その、きよ、わさ |
3名 |
参加者数(会員) |
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8名 |
一般・見学者数 |
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1名 |
概要 (告知文) |
<概要> 皆さんはチームの話し合いで解決の難しい課題にぶつかったことはありませんか? どうしたら解決できるのか誰にも分からず、チームで大きな壁に向かって会議が進まないことがあるという方も多いのではないでしょうか?違う視点や手段を変えてみれば、もしかしたらその壁も乗り越えることができるかもしれません。
そこで、今回は「解決志向」の考え方を取り入れた"実践的"なチーム会議を行います。 課題解決の糸口を見出し、チームを前進させる会議の進め方を一緒に考え体験していきます。ぜひご参加ください。 今年最後の中国支部は、とことんペンを持って書く!いっぱい話す!みんなで考える!会議をファシる!の連鎖を味わいましょう。
※解決志向とは何かについては、定例会の中で深くお伝え致しますが、1980年代にインスー・キム・バーグとスティーブ・ド・シェイザー夫婦を中心として開発された解決志向アプローチ(SFA:Solution Focused Approach)という心理療法の一つです。 その考え方を知って、その知識を活用した会議の術を学ぶことのできる4時間となっております。お楽しみに!
〜こんな方におすすめの定例会〜 ・いつもの会議をどうにかしたい方 ・これから新しい会議を始めようと思っている方 ・解決志向アプローチを学びたい方
【参考書籍】「ホワイトボードでできる解決志向のチーム会議」佐藤節子・編著
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プログラム概要 |
オープニング 話題提供者の自己紹介とテーマと1日の過ごし方とグランドルール 参加者の自己紹介 ダメダメ(出口の見えない)な会議の経験を語り合う SFA(ソリューションフォーカストアプローチ)の説明 休憩① 解決志向のチーム会議の進め方・やり方 どの参加者の事例をすすめるのか決める 1回目のチーム会議 休憩② 2回目のチーム会議 振り返り(今日の振り返り、自分の会議にどう活かすか)を発表 アンケート |
参加者意見 (アンケート結果) |
回答数 8名/8名中 回答率100% 数字尺度:①全く思わないー⑤非常に思う 1.内容に満足 ⑤かなり満足37.5% ④満足62.5% 2.実際に活用できる ⑤とても活用37.5% ④活用62.5% 3.コメント <参加してよかったこと> リソース探しという考え方、新しい発想に出会えた、問題解決に繫がるリソース探しの難しさ 質問されることも重要、スケーリングでの質問は使わせていただきます。 質問の力、どんな職場にも問題はあるので、このスキルが身につくと良いと思った。 <参加して分かりにくかったこと、改善すればよいと思われたところ> 進行状況の把握、特にありません。質問が工夫が必要です。 <自分でやれること、これからやってみようと思うこと> ゴールメンテナンスをしていきたい、社内業務プロセスの改善、質問される側を考える 褒めシートを使ってみたい。この手法で会議をやってみたいと思います。あと、事例検討も。 自分の抱えた問題にもう一度向き合う、ホワイトボードの利用 |
運営担当振り返り |
<話題提供者振り返り> 今回は、じっくりと実際の事例を用いて、50分×2回のチーム会議を行った。最初は、進め方などでわかりにくいところもあったかと思うが、実際に役割を変えながら進行を進め、参加者全員がグラフィッカー、グループファシリテーター、話題提供をすることができた。計4つの事例は、実際に起きていることであり、色々と話を展開しながら、特に話題提供者であるメインファシリテーターの介入をすることもなく、参加者が自発的に参加し、会議をすることができていた。時間配分もちょうど良く収まり、少しは解決志向の意義を知り、会議に活かすことができたように思える。参考図書ではホワイトボードでやっていたが、会場の都合もあり、模造紙での実施となったが、「久しぶりに模造紙に書いた」「実は文字を書くのが苦手てで」「漢字が出てこない」との声もあったが、工夫しながら進めていて、参加者が自発的に進めていただき、大変興味深く外から会議の様子を見させて頂いた。守秘義務のため、詳しく内容まで触れることはできないが、話題提供者には、収穫があったように思う。今後の工夫としては、もう1時間ほど時間をとって、解決志向アプローチについて解説したり、模擬の会議を見ていただくなど、充実した内容で取り組みたいと思う。
<担当振り返り> ・医療の現場では日々大小の課題が発生するがなかなか時間をかけて対策会議が出来なかったり、調整しているうちに状況がかわってしまい、状況を把握する時間さえないことが少なくありません。そんな中、原因追及ではなく、まず次何をするか、についてチームが共有すること、担当者を孤立化させないことの意義は大きいと感じます。但し慣れないうちは時間を要す気もしますので習慣化が必要ですね。 ・現場ニーズはあると思うがなかなか集客がすすまなかった。実施時期もその要因の一つと思う。リアルの場合は年末年始は避けたい。 ・当日は参加できなかったものの、準備の過程で例外探しや解決志向を知ることでとても有意義だった。準備の過程がファシリテーションの醍醐味であり、調査研究そのものだと感じた。 ・少人数での開催となり、ゆったりとアットホームな雰囲気の定例会だった。ただ、もう少し参加者が増えるとさらに多くの意見も出て刺激的な定例会になるのではないかと思う。 ・解決志向により今までとは違った視点を発見する事ができた。「例外探し」はなかなかに難しく普段から使って慣れていきたいと思った。 ・久しぶりに模造紙にたくさん書き楽しかった。
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報告作成者 |
岡村祐一 久澄園子 細本清子 山口千夏 |
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報告日 |
2024年1月6日 |
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その他特記事項 |
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