【第26回広島サロン例会】2007-11-17(土):チームビルディング中国支部

■日時 :2007年11月17日(土) 13:00〜17:00

 

■場所 :日立クラブ鯉城

■参加者:14名+ハンドベル指導者1名

■担当 :山内さん、森平さん

■ハンドベル指導 石田さん

■テーマ チームビルディングを体験しよう!

■概要 簡単そうで難しいチームビルディング。ひとつの目的を通じてチームの力を合わせる
    体験を行いその中から何を感じて、どのようにファシリテーションが活用できたかを
    振り返りました。今回チームに与えられた目的とは、チームにふさわしいテーマ曲を
    選び、それをハンドベルで演奏すること!! とってもユニークな試みになりました。

■内容 

 ◆アイスブレイク

  ○自己紹介(名前、呼ばれたいニックネーム、自分にとってのテーマ曲)

  ○運営委員によるハンドベル演奏  

  ○二人一組で「囚人のジレンマ」ゲーム12回、結果によるグループ分け
   刑期の長くなった人達、短くてすんだ人達で分け、2チーム編成(6人=1グループ)
   
 ◆チームビルディングについてのレクチャー(講義)  

  ○「囚人のジレンマ」の解説
   →協調することの重要性を認識するまでの取り組みのチーム作りでの大切さ

  ○ソーシャルスタイル(行動派、感覚派、思考派、協調派)も考慮したチームメンバーの選定

  ○チームビルディングに大切な3つの要素「モチベーション」「スキルの配置」「チームワーク」  

  ○モチベーションは「覚醒」「持続性」「方向性」の3要素ありファシリテーターがこれを押さえ
   ているかどうかで大きく成果が変わる

  ○スキルは能力(コンピテンシー)とも言われ、チームにとって必要な能力は、余分にあっても
   不足してもいけない。
   →Q:不足しては困るが余分にあってもよいのでは?
   →A:例えば4人で出来る仕事に10人のチームを組むと余力がありすぎで余った人の
      モチベーションを上げたり能力を引き出したり出来ない

  ○各人が役割を認識し、「立場をとる」ことがチームワークには不可欠。

 ◆チームのテーマ曲を選定する(グループワーク)  

  ○各チームごとに二つの部屋に別れ、自分たちのチームにふさわしいテーマ曲を決める。   

   自分たちのチームにふさわしいテーマとは何か?それにふさわしい曲は?

   1.メンバーにヨン様に似た人がいるのでチームヨン様と名づけたチームは、その流れで
     テーマ曲を「冬のソナタ」と決めたものの、安易ではないかと再度議論。メンバーが
     それぞれ大切にしている価値を書き出した結果、それを結び付けていった延長上に、
     「冬のソナタ」を位置づけられることをメンバーが改めて確認。納得性を高めた。

   2.もう一つのチームは、「囚人のジレンマ」で相手を思いやって刑期が長くなったことから
     チーム麺と名づけ、思いやりや平和といったテーマで童謡などを検討開始。しかし曲名
     で行き詰まり、それまでの議論と関係のない「千の風になって」「It's a small World」
     のメドレーに決定。

  ○音楽指導者の石田さんに各チームが選曲結果を伝えて、ハンドベル用の楽譜を作って貰う。

   1.チーム麺が先行して楽譜作りを依頼、コピーへのパートごとの色づけもスムーズに進行

   2.チームヨン様はチーム麺の楽譜作りの間待たされた上、メロディーを口ずさめる人が
     いないため楽譜に出来ないと言われ、携帯着メロで必至に検索する事態となり、一気に
     空気が凍ってしまう!

 ◆ハンドベルの練習をし(グループワーク)、発表+振り返り   

   ○各チームでハンドベルの練習
    チーム麺:時間に余裕があり、何回か練習したところでチームの「目標」をどう設定する
         か議論。楽しんで、暗譜演奏で差別化、などの意見の中で「完成度を高める」
         ということで合意して練習再開。

    チームヨン様:後10分になっても楽譜が完成せず、みんなやきもきする中、とうさんが
           一人自分のパートを楽しそうに練習開始。ラスト5分の集中的な全員練習
           で完成。
           →泡の会で聞くと、とうさんは一番難しそうなパートを見抜き、先に練習
            を開始、「ここさえ演奏できればあとは何とかなると思った」とのこと。
            さらに、チャボ吉さんもその意図を見抜き、次に難しいぱーとを選択し
            事前にハンドベルの演奏を経験した運営委員2名が難しいパートを担当
            することでチームの演奏を成功に導いたと言えるでしょう。

   ○発表 2チームとも無事(?)演奏できました

    石田先生いわく、より感動したのはぎりぎりまで練習できず、はらはらした「チームヨン様」
  
   ○振り返り 山内さん、森平さんが各チームを外から観察したフィードバック+参加者の感想