広島サロン2008年4月例会議事録
■日 時:2008年4月19日(土) 13:00〜17:00
■場 所:広島市女性教育センター 中会議室
■参加者:30名
■担 当:藤井俊行さん、藤井好宏さん
■テーマ:「学びの場(広島サロン)を熱く語ろう!」
〜OST(オープン・スペース・テクノロジー)
■概 要:
◎わたしたちは、広島サロンに何を求めているか?
◎それを得るためには、何を実践していったらいいのか?
といったみなさんの課題を広島サロンへ持ち込んでもらい
わたしたちが興味ある課題の解決に向けた議論と、話題のOSTという
手法を体験し、修得もめざした。
■内 容
1.レクチャー1 13:00〜13:10
全員が輪になって着席
ファシリテーター2名が、ゆっくりと互いに対角線上に歩きながら
OSTの生い立ち、概要などを説明。
少し不思議な雰囲気が漂う。
2.本日のテーマを宣言 13:10〜13:30
ファシリテーターがテーマを宣言し、参加者に実践したいと考える議題
をだしてもらう。
議題を思いついた方から、輪の真ん中でA4の紙に「議題」を書いていく。
次に輪の中で「私の議題は○○で、私の名前は○○です」と発表。
その紙をコミュニティ掲示板と案内されている壁にテープで貼る。
壁に貼りに行く前に「タイム・スペース・マトリクス」に立ち寄り
時間とスペースを予約する。
議題は次々に発表され、20数枚が壁に張り出される。
3.レクチャー2 13:30〜13:40
4つの原理と1つの法則をファシリテーターが説明。
●1番目の原理「ここにやって来た人は誰でも適任者である」
●2番目の原理「何が起ころうと、起こるべきことが起こる」
●3番目の原理「それがいつ始まろうと、始まった時が適切な時である」
●4番目の原理「それが終わったときが本当に終わりなのである」
◆一つの法則
「主体性移動の法則」これは、オープンスペースを行うなかで、
もし自分が学習も貢献もしていないと気がついた人は、自分の意思でより
生産的になれる場所へ行かねばならないというものです
4.ビレッジ・マーケットプレイス 13:40〜14:10
全員席を立ちコミュニティ掲示板の前へ移動。
参加者は自分の気に入ったセッションに申込み、「議題」やアイデアの交換
を行いました。
参加者は出席できる以上のセッションを申し込み、セッションを統合したり
していきます。
参加者はバンブルビーになり、ひとつの時間帯で複数のセッションへの参加
もOKという説明があり、みな積極的にセッションに申し込みました。
議題の起案者も質問されたら、趣旨を参加者に説明していきました。
5.第1セッション 14:10〜15:00
起案者は議長になって、議題を話し合いました。
結論にたどり着く必要はなく、各地でダイアログがはじまりました。
5名から10名ほどのグループになり、最初からどのテーブルにも加わらず
バンブルビーを楽しんでいる方もいらっしゃいました。
6.第2セッション 15:00〜15:45
続いて第2セッションの始まり。
7.議題の読み上げと優先順位付け 15:45〜16:30
第1セッション、第2セッションの話の内容を議長が読み上げ。
参加者は、それを聞いて投票します。
1番、2番を決めて、1番にはシールを2つ、2番にはシールを1つ
コミュニティ掲示板の紙に並べてはりました。
8.振り返り 16:30〜16:45
全員が輪になり。マイクをトーキングスティックにみたてて、一人づつ感想を
輪の中で発表。
○担当ファシリテーターの感想
・不安な部分があったが、なんとかなるものだなぁ。
・混沌からの反動は、みなさまのパワーを感じた。
オーエン氏の経験、実績はだてではないな。
・みなさん、テーブルの中心に模造しをおいて
話されているのが多かったですが、
ファシリテーターの基本(壁に貼り、丸いかたちで
壁に向かう)のは以外と使われていなかったなーと思いました。
・場を共有できたみなさま、事前準備をサポートいただいたみなさまへ
「ファシリテーター役をつとめることができ本当に名誉なことでした。
大変感謝いたします。未来へ向けて、みなさんが成功するように祈念いたします。」
○参加者の感想の一部
・OSTの原則、特に「それが終ったときが本当の終わりである」ということで
解き放たれた感覚がとっても新鮮でした。
・ワールドカフェより、もっと自由な枠組みのように感じました。
議論の途中で自由に席を離れてもよい(他のテーブルに移動しても
よいなど)
→今回のように積極的な方が多い場ではよいと思いましたが、そうで
ないケースだと、どうなるのか気になりました。
・OSTについて、全く予備知識なしで参加した私でしたが、
戸惑いも含めて「え?」と感じることは確かに多く、
自由だということには不安が付きものだという感想も持ちました。
以上