【第32回広島スクエア例会】2008-06-21(土):広島スクエア版 ファシリテーションの基礎を学ぼう その1(プロセスデザイン)中国支部

広島スクエア2008年6月定例会議事録

■日 時:2008年6月21日(土) 13:00〜17:00
■場 所:広島市中央図書館 セミナー室
■ファシリテーター:藤井とおさん
■参加者:22名
■テーマ:「広島スクエア版 ファシリテーションの基礎を学ぼう その1」

■ねらい:広島版ファシリテーションの基本を押さえ、
     今日はそのひとつの「プロセスをデザインする」について、
     ファシリテーションによる論議を通じて学ぶ

■内容
1.全員による自己紹介
 ・クッシュボールをトーキングスティックのように、バトンにし自己紹介。
  まずファシリテータがモデリング(手本)をし、
  目があった人へボールをトス。

 内容:
  1)名前、2)仕事・活動、3)呼ばれたい名前とその理由
  4)自分が輝いている時(ヒーロー、ヒロインの時)
   もしくは、幸せを感じる時
  5)今日学びたいこと

 ・広い会場だったので、ボールをトスするだけでも相手にとどくか?って
  相手を思いやって投げ、全員が一つの数珠のようにつながる。

2.本日のねらいと進め方
 グランドルール、テーマ、狙い、目標、全体スケジュールを説明。
 ・基本として定例会テーマにあげる3つ(予定)を説明
  プロセスデザイン/自由な発言を保障する/論議を見える化する

 ・「ファシリテーターの心構え」
  5月定例会でも使ったファシリテーターを実践する上での3つのポイントを
  貼りだし、演習においてファシリテーターの実践を支援。


3.演習(1)
 1テーブル4名で「広島スクエア独自のホームページ作成について」論議。
 ・ファシリテーターから演習の背景説明。
 ・本題論議をスムーズに進めるための論議のプロセスをデザインするだけの
  会議を実施。
 ・各テーブルごとに運営委員が1名、論議内容を観察し、観察シートに記録。


4.演習(2)
 運営委員(6名)と四国の有志(1名)により、演習(1)と同じコンテンツの
 寸劇(スキット)を実演。
 ・参加者は、金魚鉢観察をしてもらい、気づきを観察シートに記録。


5.演習(3)
 同じテーブルへもどり、以下の項目を論議。
 ・論議内容:
  −演習(1)(2)のプロセスの違いを出し合う
  −プロセスをデザインする際に特に気を付けることは?
  −プロセスデザインの重要性は?

 ・学んだプロセスデザインを実践することを意識。
 ・演習(1)と同様に運営委員が観察し、観察シートに記録。

6.チームの論議内容の発表
 テーブルごとに発表

7.総合ファシリによる整理、レクチャー
 演習(3)を観察していた運営委員一人ひとりからフィードバック・
 シェアリングを行った。

8.全体での振り返り
 振り返り項目をシャアリングした。
 1)今日学んだことや感じたこと
 2)今後に活かそうと思ったこと

 共有されたコメント
  ・初体験で、パニック、パラダイムシフトを感じた。
  ・知識としてあったファシリテーターと全く違った。コントロールする点。
  ・ファシリテータの気配りが大事なことを実感した。
  ・ルールを守らせるのと、困っている人を助ける配慮がいる。
  ・第三者的な目線、全体俯瞰が大切。
  ・結果を急がず、一歩一歩進める。
  ・意見を尊重し、コメントを受け止めることを気を付けたい。
  ・傾聴を意識し、内容を共有すると落ちつく。
  ・同じ土俵に立って話す重要性を感じた。
  ・ファシリテーターへのアプローチとして、グラフィックを実践したい。  
9.ファシリテーターの気付き
(1)事前準備をしっかりおいて、そして本番でのタイムスケジュー
ルも明確(掲示)にしておいて、本番の流れは参加者にお任
せする(信じる)ことができれば、充分満足の例会になる

(2)タイムスケジュールどおりに進行しない時は、参加者に諮り
ながら進行すれば、参加者満足は維持できる

(3)「積極的に失敗しよう」などのルール設定を始め、「この場は、
失敗していいんだ、失敗する場なんだ、とにかくチャレンジて
みよう」と思える、運営委員会全員での雰囲気作りが特に大事

(4)全体ファシリテーターは、参加者に対して、常に気配り、目配り
心配りし、雰囲気を察知した対応をすること、一緒に創造する
姿勢がとっても大事

(5)具体的なこととしては、「寸劇のファシリテーターのセリフ」をもう
ちょっと少なくしたほうがよかったかなって・・・
理由は、コンテンツには入っていないけど、少し仕切りテーターっ
ぽく映ったようなので。

以上

※四国から演習(2)に参加いただいたお二人、誠にありがとうございました。