【第33回広島スクエア例会】2008-07-19(土):広島スクエア版ファシリテーションの基礎を学ぼう その2(自由な発言の保障)中国支部

広島スクエア7月定例会議事録

■日時:2008年7月19日(土) 13:00〜17:00
■場所:広島市しみん交流プラザ 研修室C
■参加者:33名
■担当:森平也寸志さん、福田幸雄さん、藤井好宏さん
■テーマ:「広島スクエア版ファシリテーションの基礎2」
      〜自由な発言を保障し、発想を喚起して発言の活性化を促進する〜
■内容:
1.アイスブレイク

・各グループ内のメンバーの共通点を15分で、できる限り出し合い、その中で
他のチームと重ならないような特別な共通点を、3つに絞る。

それぞれのチームが共通点とそのエピソードを紹介。3つの共通点が
他のチームと重なっていたら、5点の減点を科す。獲得点が多いチームが勝ち!
共通点を探す、グループワークでほぐれた雰囲気が、得点を競うことで
一気に盛り上がりました。(まさに氷が溶けて、お湯になるくらいのブレイクぶり!) 


2.狙いと進め方のレクチャー

・話し合いが活性化するためには「自由な発言が保障されていること」
が大切である、という本日のテーマをレクチャー。
・ワークの中でファシリテーターをする人の心構えの確認

3.演習1 「夏祭り企画会議」

設定:広島のどこかにある町が、町内活性化のために
   夏祭りを開催することになった。積極的に手を挙げた人や
   頼まれていやいや引き受けた人など。それぞれの事情を
   抱えて集まった実行委員5人で、夏祭りの企画と企画の責任者を決める。

?キャラクターが設定された用紙が一人ひとりに配られる

例:「音無菊蔵さん(おとなし・きくぞう=八百屋さん)
  −無口で引っ込み思案。自分には夏祭りは似合わないと思っている
  
  「軽駆行三さん(かるく・いくぞう=30歳、無職。)
  −盛り上げることは得意だが、責任は持ちたくないので、
    裏方は敬遠して、友達と祭りで騒ぎたいと思っている

?それぞれキャラクターになりきって、夏祭りの企画を話し合う。

・威張りたい自治会長や、無口で声の小さい音無さんなど
個性あふれる困ったちゃん達に、各グループのファシリテーターは
苦戦しました。

4.運営委員による模範演技

「演習1」で各グループが行った「夏祭り企画会議」を
運営委員がキャラクターを演じながら、話し合う。
ファシリテータが「自由な発言を保障」し、話し合いは
建設的に行われる。

また、広島スクエアの運営委員で、フリー・アナウンサーである赤木さんが
ナレーションを担当。参加者一同、プロのナレーションにうっとり。

5.作戦タイム

同じ内容の話し合いに再度挑戦するため、各グループが作戦タイムを取る

威張りたがり屋の自治会長への対応や、発言が活発で
人の意見を聞かない軽駆さん・・・など、メンバーへの対応方法を
ファシリテーターとメンバーが真剣に検討。

6.演習2 「夏祭り企画会議」

「演習1」と同じ議題で話し合う。作戦を携えたファシリテーターは
他のグループに他流試合に出かける。(ファシリテーターの交換)
迎え撃つメンバーは、より一層キャラクターになりきって応戦する

7.グループの発表と投票

各グループでの話し合いの経過を発表。
どのグループの話し合いが「自由な発言が保障され、
しかもいい話し合いだったか」という基準で投票を行う

8.全体整理とレクチャー&振り返り

9.アンケートから

・模擬ファシリテーションは面白かった。内容的にはナレーションが素晴らしかった
・皆さんが非常に前向きに取り組んでおられる姿に感銘しました
 また、しっかり聞くことと受け入れることの重要性がより理解できました
・キャラクター設定して演習に参加するとキャラクターとしてのフラストレーションを 

 感じることが出来て勉強になる
・役割によっては満足度が大きく異なってしまう
・ワークの内容が少し分かりにくかった

以上