【第38回広島スクエア例会】2009-01-17(土):「ダイアログを体感する 〜議論から対話へ〜」中国支部

広島スクエア2009年1月定例会議事録
■日 時:2009年1月17日(土) 13:00〜17:00
■場 所:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階 研修室C
■ファシリテーター:カズさん 担当運営委員(おとうさん、もりちゃん(記))
■プログラムデザイン:やまちゃん、けいちゃん、おとうさん、カズさん
■参加者:28名(会員13名、非会員15名) ※ファシリテータ含む
■テーマ:「ダイアログを体感する 〜議論から対話へ〜」
■目的:
 ダイアログについて学びを体験する!
 人と愉しく関われるヒントを得る!
■内容
まず自由に7つのグループで4人ずつに分かれた。
1.目的・目標とスケジュールの説明
  アイスブレイク(漢字1文字で今年の目標を表現)
 ・4人グループ内で自己紹介。
  1.名前とニックネーム
  2.漢字1文字とその意味
 各グループを観察したが、色々な漢字が出ていた。
 ちなみに私は「勉」とした。
2.ダイアログの説明
 カズさんが準備した資料に従いダイアログの定義ややり方を説明。
 雑談、ディスカッションとの違いを考えた。
 この時点で、「結論を出さないダイアログを使う場面が想定できない。」
 「ダイアログからディスカッションにもっていくのでは。」
 「ダイアログからダイアログにいくようなテーマもある。」
 「雑談からダイアログ、ディスカッションに発展する」等、
 議論が白熱。カズさんがダイアログを使うケースを説明したが、
 モヤモヤ感が残る。ダイアログとは何か分かったような分からないような。
 しかし、何だかダイアログがどんなものか知りたいという期待が
 みんなの中に湧き上がった導入になった。
3.ワーク1〜3
 ・テーマを説明 テーマは『あなたにとって良い会社とはどんな会社か?』
  このテーマを同一テーマで計3回ダイアログを行なう事となる。
  同一テーマを3回でも、話合いの進め方やファシリテータで
  違った話あいになる事を体験。
  −まずファシリテータを決定(4名チームで3名が実施)
  −最初に話合いの作戦を決定(5分)
  −実際の話合い(20分)
  −チーム内での振り返り(5分)
 ちなみに、我々のチームでは
  1回目はファシリテータはファシリに専念。3名で自由にダイアログ。
  この場合は、相手を否定も質問もしないため、話が深まらず単に発散。
  2回目はファシリテータはファシリに専念。2名で質問をしあう。
  3回目は一人の方をダイアログ。
 話が深まれば深まったで、ディスカッションをしたくなるのがビジネスマン、
 ここでウズウズした。人の考えを聴くのは難しい。
 良い会社とはどんな会社か?というテーマも色々な価値感が出て良いテーマ。
 このワーク1〜3の間でも、カズさんに、適宜、ダイアログが上手く出来たのか?
 というアンケートとみんなへの振り返りを入れてくれた。
 ワークが進むごとにみんなのダイアログが上手くできたという手が多くあがったのは
 想定範囲(?)として、同じチームで上手くいったという人と上手く出来なかった
 という人の意見を堀下げていき、ダイアログは言葉でいうほど簡単でない事を実感。
 ワークそのものよりも、振り返りの時間が今回は特に有意義なものであった。
4.全体での振り返り
 最後に全体で振り返りを実施。しかし、ワークの途中で何度も振り返りを
 入れたことより、最後はそれぞれの人が、途中途中で何かを感じる事が
 出来ていたと思う。
   
5.ファシリテーターの気付き
 人と人との関係で、共通点があれば、親密になることは容易ですが
 (大きな)相違点があっても親密になる事ができなければ、真に多様性を認め合う
 社会の実現は難しいかもしれません。
 対立しながらも、笑顔で真剣に語り合う参加者の方たちをみて、
 ダイアログはそのための有効な方法ではないかと改めて思いました。
6.参加者の感想
 ・ダイアログというものを理解して、少し対話のやり方がわかった気がする。
 ・途中の振り返りがダイアログそのものだった。
 ・ファシリテータ(カズさん)の立ち回りが大変参考になった。
もりちゃん