2月例会議事録
■ 日時 2008年2月21日(土)13:00〜17:00
■ 場所 ベンストンホール
■ 参加人数 29人
■ ファシリテーター 吉田なおさん
■ テーマ ファシリテーション・グラフィックざんまい
■ 内容
1.今日のねらいと進め方
ねらい ?理論やスキルはさておき、とにかく書く。楽しく描く。
?自分なりに工夫してチャレンジしてみる
2.アイスブレイク
A4の紙に?呼ばれたい名前 ?今、ハマっているものを描き、
4人ひと組で自己紹介
3.プチ・レクチャー
矢印や囲みなどの図形の用法や
リスト型、マンダラ型、チャート型などの種類など
グラフィッカーとして知っておきたい基本を説明。
グラフィックの種類を説明するために、おとうさん、としゆきさん、
カズさんが事前にサンプルを準備。
参加者からは、作成時間や方法、コツについてなどの質問が
出ました。
4.ファシグラ演習?
3人一組の演習。一人が「私の仕事」を語り、
残りのふたりがそれをグラフィックする。
ひとり2回ずつグラフィッカーを体験。
その後、自分のグラフィックを見ながら、
どんなところに気をつけて書いたのかシェアする。
「さくさく書けて楽しかった」という感想、
「話がどういう展開になるのかわからないので、
空間処理が難しかった」という感想などが出されました。
5.ファシグラ演習?→全体での振り返り
3人一組。テーマを決めてふたりが話し合う内容を
残りの一人がグラフィック。
テーマは、「少子化をどうすれば阻止できるか?」
「製造業の派遣禁止は賛成か?」
「裁判員制度についてどう思うか?」
など13種類からチョイス。
「グラフィックを見ながらしゃべると、思考が停止してしまう」
→「グラフィックを見ながら話をしなきゃいけないの?」
→「そもそも、グラフィックは話し合いに有効なの?」
参加者のもやもやが感想としてあげられました。
6.休憩(10分)
7.ファシグラ演習?+振り返りのグラフィック→全体での振り返り
ファシグラ実践メンバー5〜6人
+運営委員(話し合いのみに参加)1〜2人、
計7〜8人のグループをつくり、リレーグラフィック。
テーマは「グラフィックは話し合いに有効か」
テーマについてグループで話し合う中、
8分ごとにグラフィッカーを5人で引き継いでいく。
最後の一人は話し合ってみてどうだったのか、
振りかえりをグラフィックする。
この演習のねらいは?大人数の話し合いを描く
?人前で描く勇気を付ける
?明日からグラフィックしてみる「背中の一押し」をする
〜でした。
テーマは当初別物を用意していましたが、
演習?の振り返りで出てきた参加者の疑問をとらえた
フャシリテーターなおさんの「機転」で急遽変更。
参加者のリアルタイムな疑問だっただけに、
各グループともいろいろな気づきが生まれていたようです。
グラフィックは有効だという意見
・(話が進んでも)必要なら前に戻って話し合いができる。
・前に出たことがらとの関連づけができる。
・議論の流がわかる。
・共通認識ができる。
・論点を明確にしぼりこめる。
リレーグラフィックの感想
・おもしろい。
・つられる。
・前の人の工夫を継承する(色分け)。
・模造紙がつながってなかったので、描きにくかった。
壁の突起が分断した。
そのほか
・イラストを描いたり、字そのものを丸くしたり、
装飾したりすることで、話すことが楽しくなる。
・動きのあるグラフィックがよい。
・イラストは確かに楽しいが、会社の会議で使えるのか?
・会社の会議で使えるイラストや色遣いもあるのでは?
8.プログラム全体の振り返り+ファシリテーターへのフィードバッグ
(+アンケート記入)
参加者一同グラフィック三昧な気分。
人前で描くことへの敷居の高さがあった人もなかった人も
人前で描く発想自体が存在しなかった人も
グラフィックの楽しさを体験し、
自分の進化を実感し、
明日からグラフィックしてみる
「背中の“大〜きな”一押し」を感じたようでした。
アンケートの結果も、満足度が高く、
「これからは、テレビを見ながら、本を読みながら、
会議をしながら、とにかく描いてみる」
「マインドマップを活用したい」などという記述、
「なおさんのレクチャーがグラフィックそのものだった」など
ファシリテーターなおさんへの、
賞賛やねぎらいのことばが目立ちました。
以上