【第40回広島スクエア例会】2009-03-21(土):「チームビルディング〜チームの設計&施工を体験しよう!〜」中国支部

■日 時:2009年3月21日(土) 13:00〜17:00

■場 所:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階 研修室C

■ファシリテーター:あかちゃん(赤木さん)
担当運営委員(うっちゃん(山内さん)、カズ(野口:記))

■参加者:34名(会員21名、非会員13名) ※ファシリテータ含む

■テーマ:「チームビルディング〜チームの設計&施工を体験しよう!〜」
■目的:
ワクワクワークを通じて、
「良いチームとは?」
「実践するためには何が必要なのか?」
等々を一緒に考え、体験してみる。

■内容:
1.目的・目標とスケジュールの説明
アイスブレイク
・共通点探し
パートナーを見つけ1つ共通点を見つける→次のパートナーへ(5分)
・グループ分け
自主的に相手をみつけ、4〜5人のチームになったところから
着席(7チームできた)

2.ミニレクチャー
「チーム」とは「チームビルディングとは」の解説が赤ちゃんよりあった。

3.ワーク?「チームの命名」
ニックネームのあいうえお順で、最初の人が一番目のファシリテーター
になり、各チームで、チームの名称を考えた。(10分)

4.ワーク?「ストロータワー」
各チームにストロー50本を使用し、なるべく高いタワーを建てる
ミッションが与えられる。道具はセロテープのみ使用してよい。
制限時間は10分

いきなり取り掛かるチームや、じっくり話し合っているところ。
土台をしっかり作成しているチームなど様々な特徴があった。
最後にタワーを建てるときに、強度不足で倒壊してしまうところもあった。

5.プロセスのふりかえり
ワーク?の結果について
・タワーの高さ
・モヤモヤ指数※
を各チームで発表
※モヤモヤ指数とは、モヤモヤの最大値を100として、ワークのときの
気持ちを各メンバーが発表し、それを集計したものをチームのモヤモヤ指数
とした。
タワーの高さは、0cm〜162cm
モヤモヤ指数は 170〜300モヤモヤ となった

モヤモヤの内容について、各チームでふりかえった。その後全体でシェア
ちなみに私のチームでは、モヤモヤの正体として
・結果に対するモヤモヤ(他チームに負けてしまった)
・プロセスに対するモヤモヤ(進め方が納得していなかった)
・一体感に対するモヤモヤ(みんなのやる気の温度差があった)
などがでてきた。

6.「ペーパータワー建設作戦タイム」
次は、A4用紙30枚のみを使用して、ペーパータワーを建設するミッション
が与えられた。
今度は、いきなり作業に取り掛かる前に、作戦タイムとして、各チームで方法
を検討する時間が与えられた。

7.ワーク?「ペーパータワー」
ペーパータワーを建設(5分)
今度は、事前の作戦タイムが有効であったが、制限時間が5分のため、あせる
チームもあった。
私のチームが今度は最後に倒壊してしまった。お隣のチームは、円筒を組み合わせ
見事なタワーを完成させていた。

8.プロセスのふりかえり
先ほど同様にワーク?の結果について
・タワーの高さ
・モヤモヤ指数※
を各チームで発表
今回は
タワーの高さは、22cm〜150cm
モヤモヤ指数は 5〜210モヤモヤ となった

モヤモヤの内容について、各チームでふりかえった。その後全体でシェア

全体シェアでは、『遠慮』というキーワードがでてきた。
プロセスの中で、思っていた事を言えず遠慮してしまい、それがモヤモヤになった

というところがあった。
そこで、『遠慮』に対する対応として
自分のポジションを認識し、上位者が率直に話す事で遠慮を無くすという意見や

目的を明確にすることで遠慮を無くすという意見などがでてきた。

今回は、作戦タイムで最初に目標や進め方・役割を決めていたのがよかったという
意見もあった。

9.今回のワークの学びを、現場でどのように生かすかチーム毎にディスカッション

各チームでディスカッションを行い、模造紙にまとめ発表した。
私のチームでは
・技術(情報)と時間が大切であった
という意見や
・情報や時間は常に満足にあるわけではないので、やはり目的意識の共有が大切では
など意見の対立があり、そこからの議論の広がりを楽しんだ。

他のチームでは
・役割分担が大切
・イメージを共有する事が大切
・段取り8分は重要(とりあえずやってみようは危険)
・共通認識・目的が重要
・言いたい事を行っておく(動き始める前にモヤモヤを解消)
などがでた、また
・初対面でここまでシェアできるのに、なぜ自分の職場ではできないのか?
という問題提起もあった。

10.ファシリテーターの気付き

同じ課題でもチームによって(構成メンバーによって)、全く違うプロセスと結果
が出るということを目の当たりにし、チームのおもしろさや可能性を強く感じました。

今回は
?チームづくりに大切な要素を見つける
?チームにおける自分のあり方を感じる
この2つを主な目的にプログラムを構成したつもりでした。

?については、目的・目標の共有、役割分担、遠慮せず話やすい場づくり等々。

シェアタイムでいろいろな答えが出され、最後に「現場で実践してみて
フィードバックができればいい」という意見もでました。
フィードバック会ができればとっても有意義で実践に根付くことにもつながりますね!

?の「自分のあり方」についてはシェアできていませんが、それぞれ感じたことを
大切にしていただけるといいなと思います。

ファシリテーターとして自分への気づきは、
・時間配分がうまくいっていなくて間延びした部分があった。
・ただシェアしただけで、それを全体の学びにつなげていけなかった。
・臨機応変さに欠けていた

まだまだ沢山ありますが、ファシリテーターとしての「あり方」を考えさせられた

とっても貴重な体験でした。
参加されたみなさん、ありがとうございました。

11.参加者の感想
・短時間ではあるが、グループからチームに変化していくのを実感する事ができた。
・チームが成長するものだという認識とチームの一人一人が大切だと再認識した。
・チームビルディングの基本は目標を明確化・可視化することが大切であると認識
した。
・あかちゃんのやわらかく、暖かい雰囲気づくりが良い場を生み出していた。

赤ちゃんは、参加者のエネルギーを上手くファシリテートされ、意見を無理にまと
めるず、拡げていただいたおかげで、自由で活気にあふれた意見がたくさんでてき
たように感じました。

以上です。