【第42回広島スクエア例会】2009-05-16(土):「2009年度あなたが広島スクエア(ファシリテーション)で身につけたいことは何でしょうか?」中国支部

【5月例会】定例会議事録
広島スクエア2009年 5月定例会議事録
■日 時:2009年5月16日(土) 13:00〜17:00
■場 所:弘法フォーラム
■ファシリテーター:こば建さん(小林豊さん)、としゆきさん(藤井俊行さん)
■担当運営委員:なおさん(吉田奈緒美さん )、ホーリー(堀口康朗)
■参加者:30名(会員17名、非会員13名) ※ファシリテーター含む
■テーマ:「2009年度あなたが広島スクエア(ファシリテーション)で身につけたいことは何でしょうか?」
  ファシリテーションでつながっている、参加者達がチャレンジしたいこと、体感したいこと、
気づきを得たいことを話し合おうという企画。
■ねらい
 (1)ファシリテーター、板書等の役割を実践し、気づきを得る
 (2)自分なりに、今後の目標を探求してみる
 (3)OSTの世界観を体感して、そのプロセスを楽しむ
 全体の進行は、これまでとはチョット違った世界観に飛び込んでいく
 ”OST(オープン・スペース・テクノロジー)”という進め方で進行。
■内容
1.アイスブレイク 5分 13:05〜13:10
  参加者がひとつの丸い円で座席。今回初参加の人にその感想を聞きました。
  きょうこさん、せいいっちゃん、コト-さん、ひばりさん

2.レクチャー? 10分  13:10〜13:20
  OSTは
 ?テーマに関心ある人が集まり、
 ?主体的に課題を生み出し、情熱と責任を持って本音の話し合いを行い
 ?問題の共有とアクションプランをスピーディに生み出す、全員参加型のワークショップである。
 [生い立ち]の説明
 OSTは1985年に始まり、時代とともに開発。アプローチやデザイン、開発について
 アメリカのコンサルタントハリソン・オーエン氏が創始者。
 
 3. 本日のテーマを宣言  約30分 13:20〜13:50
 参加者が広島スクエアにむけた思いや、将来への課題を「議題」として、この場に挙げてもらう。
 [コミュニティ掲示板の作成]
 思いついた方から、輪の真ん中に出てきて紙とマーカーを一本持って「議題」を書き、
 サインをする。それから輪の中で「私の議題は○○で、私の名前は○○です」と発表。
 そしてその紙をコミュニティー掲示板と案内されている何もない壁にテープで貼っていく。
 壁に貼りに行く前に「時間割表(タイム・スペース・マトリクス)」に立ち寄り、時間とスペースを予約する。
付箋紙で場所と時間を予約して、コミュニティ掲示板に掲示し、全員が「議題」を出し切ったと納得いくまで「議題」発表をしていく。一人何個でも可。

 4.レクチャー? 15分 13:50〜14:05
 次へ進む前に4つの原理と1つの法則の説明をする。
 ■「ここにやって来た人は誰でも適任者である」
 ■「何が起ころうと、起こるべきことが起こる」
 ■「それがいつ始まろうと、始まった時が適切な時である」
 ■「それが終わったときが本当に終わりなのである」
 
 ■一つの法則
 「主体的移動の法則」 
 
 ■蜂(バンブルビー)と蝶(バタフライ)

 ■「えっ?という感覚を大切にしてください。」
 創造性を発揮するために「えっ」という感覚を大切にする。

5.マーケットを開く 15分 14:05〜14:20
全員席を立ってコミュニティ掲示板の前へ行き、好きなだけセッションに申込み、「議題」
 やアイデアの交換を行なう。セッションを統合し、キャンセルや変更を、参加者で話し合う。
コミュニケーションをとりながら質問をしてスケジュールを統合する。
 セッションのグループが決まったら、役割を分けて、ホワイトボードや摸造紙にファシグラ
 しながら進めていく。蜂(バンブルビー)になってほかのマーケットにも参加可能。

■■■1時間目■■■ 14:20〜14:40
■■■2時間目■■■ 14:40〜15:00
■■■3時間目■■■ 15:00〜15:20
■■■4時間目■■■ 15:20〜15:40
■■■ 発表  ■■■ 15:40〜16:00(1分間スピーチ)
 マーケットに出てきた議題(一例)
 ?良いコミュニケーションとは?
  チーム間でのコミュニケーションをうまく取るためには?(他部門)  チームワークの高め方
 ?よいアジェンダの書き方  
 ?会議で決まったことなのにやらない人を動かす方法は?
 ?組織内で納得のいく合意形成とは?
 ?いつでもメンバーを支援する(できる)心を持つには?
 ?自分を解放して自信を持ってコミュニケーションを楽しむためには?
?Live感を心から楽しめる境地とは?
  各議題に2〜10名近くのマーケットが開かれ、話し合いが行われた。

6.休憩   10分   16:05〜16:15

7.配布資料の説明 10分 16:15〜16:25
  OSTに関して:本来は半日から二日半かけてやる
          円形の中で歩きながらの説明は関西バージョン踏襲・・
          1名で歩くより2名の方が参加者に語りかけることが出来る

8.トーキングスティック: 振り返り発表!(抜粋) 15分  16:25〜16:40
 ・初対面ということも含めて、こういう空間で勇気を持って発言することはとても有意義だった
 ・去年は回る方を体験。今日は心地よかった。ファシリテーションを知ってから人に
  やさしくなった。 ポスターの色を変えてみるのも手かも?
 ・レクチャーは少し眠かった・・・OSTの全体像がつかめなかった。セッション20分1コマは
  短かった
 ・緊張してしまった!何をどうすればいいのか分からないところもあったが、皆と一緒に
  なって体験(チャレンジ)出来たのがよかった!
 ・仕事に活かすために参加した。他の人がファシするのが見れて、ためになった。これからも
出来る限り参加したい!
 ・仕事場で意見を戦わす場が多々ある。みんなで意見を取りまとめるのが少し難しいと
感じていたので、今回の参加はためになった。活かせればと思う。
・参加者の自主性が逆に新鮮だった。いいかげんさや見切り発車的なところもアリ・・
バランスが大事だと感じた

9.ファシリテーターへのフィードバック 10分 16:40〜16:50
・こば建さんのバタフライの絵が「モスラ&宇宙人」に見えた。(宇宙人っぽくみえた)
・としゆきさんの歩くスピードがgood!
・トーキングスティック もう少し太い方が良かったかも・・・
・セッションがもう少し長ければよかったと思った。(本当は1時間)
・参加者一人ひとりに気遣いを感じた

10.アンケート記入 10分  16:50〜17:00
 今回は5月23,24日のファシリテーションフォーラム2009のポスターセッションに使う
 摸造紙の中のコメントを皆さんで考えてもらった。
 ・広島スクエアを色に例えると何色? ・広島スクエアを雑誌に例えると? 

■ファシリテーターの感想
 ・ファシリテーターも楽しい時間を共有できた。
 ・多々計画通りにいかない事が発生したが、参加者みなさんの熱い思いにより、
  話し合いが深まったと感じた。
 ・OST色々アレンジすることで、例会での新たな可能性を感じた。その時は参加者で楽しみたい
と思った。
 ・たくさんの気づきをもらえました。きっと、起こるべきことが起きたんだと思います。
 ・話すテンポや歩くテンポ、場のつくり方や自分のあり方など、改善出来る部分を見つける
  ことが出来ました。
 ・たけはら食のディスカッション』の流れでOSTを行いたいと思っています

■ アンケートの感想
○印象に残ったこと (抜粋)
・ファシリテーションには勇気が必要。
・個人的な問題についても、ファシすることで、あたたかい様々な意見を聞かせていた
 だくことができたこと。
・学びたいと思った事と、一番心に残ったことが全く異質のものであった。
・歩くことによって、トランス? 心地よい気分で自分的な領域に入り込めました
・初参加組みが2人で話し合うことになった折、ベテランの方々が集まってくださり、びっくり
 しました。感動しました。
・ファシで人との接し方が変わった。人の話を考えるようになった と言う人が多かった
ことに喜びを感じた
・回るところ・・・不思議な世界観・・・好きです。

○参加して分かりにくかった事 (抜粋)
・1回体験しただけでは、理解しにくいと感じた。
・時間が短いなぁーと感じました
・時間割を決めるとき「行きたい」と宣言したのに時間割がコロコロ変わっていけない
ところがあった
・テーマを出すところで何を目安に出すか戸惑ったこと
・ハチ/チョウの存在は自分でできていないので有効性/活用法がイマイチわからなかった
・参考文献とか教えてもらって予習してみたい
・各セッションで話し合いがもう少しダイアログ的いいのかも?

○ 自分でやれること、これからもやってみようと思うこと (抜粋)
・積極的に関わりを持つことを努力する
・4つの原理の理念自体を、仕事の基本姿勢にしていきたい
・同僚や上司へのミーティングでアプローチしてみたい
・合意形成、決まったことなのに行動しない人を動かすには?問いかけの気づきがあった。
・今は様々な手法を知り、やってみたいという段階ですが、何かしら使ってみようという意欲はあります。
・部下として上司をサポートしていこうと考えています。
・組織内で直面している問題点について、テーマを決めて人を集めることができれば面白いと思う。