【第50回広島スクエア例会】2010-01-23(土):「リフレクティング・プロセスを使ってコミュニケーションを観察をしよう〜」中国支部


広島スクエア2010年1月例会議事録


■日 時:2010年1月23日(土) 13:00〜17:00
■場 所:ペンストンホール
■ファシリテーター:てまりさん(小林さん)
担当運営委員(おとうさん(福田さん)、カズ(野口:記))
■参加者:23名(会員17名、非会員6名) ※ファシリテータ含む
■テーマ:「リフレクティング・プロセスを使ってコミュニケーションを観察をしよう〜」
■目的:
・リフレクティング・プロセスの手法と有効性を理解する。
・「観察し合う」ことで、新しい視点を獲得する。
■内容
※リフレクティング・プロセスとは
ノルウェーの精神科医であるトム・アンデルセンによって創出された手法であり、
二つの「チーム」のコミュニケーションを互いに観察し合うことで、自分の考え方の
枠組みに気付いたり、意見を反響させ、異なった循環を生み出すことで解決・解消を
図る技法で、心理学や福祉等、幅広い分野で注目・活用されています。

1.目的とグランドルール、スケジュールの説明
アイスブレイク
今年度の目標になるものを漢字一文字で書く。

2.プチレクチャー
リフレクティング・プロセスとは何か?
どういう経緯で生まれたものかの解説があった。
リフレクティング=反射
”「話し合ったこと」を話し合う”事を聞き合って、聞いたもの同士が話し合う。

3.模擬演技
運営委員が台本に沿ってリフレクティングプロセスの模範演技(デモ)を行った。

4.演習?リフレクティングプロセス
各グループで実際のリフレクティングプロセスを行った。
1st(ファースト)の相談事は、事前に用意された台本にそって行った。
1st(ファースト)2名
2nd(セカンド)4名
3rd(サード)1名   で行った。

※ポイントは1stと2ndのコミュニケーションが切れていること。
3rdは1stと2ndの様子を見て観察とタイムキーパーを行う。

・1stのやりとり 10分
・2ndのやりとり 15分
・1stのやりとり  2分

観察の視点が提示されたが、基本は
「1stの話をきいてどう思った?」というところから2ndの対話が始まる。

5.演習?のグループ発表
各グループで気づきを発表

6.演習?リフレクティングプロセス
今度は、台本でなく参加者の中から実際の相談事を使って行った。
基本的な流れは、演習?と同様
・1stのやりとり 10分
・2ndのやりとり 15分
・1stのやりとり  5分
・2ndのやりとり  5分
・1stのやりとり  2分

7.演習?の振り返り・発表
次の2つの点からグラフィックで行った。
○「リフレクティングプロセスについての気づき」
・話ている内容がプロセスからいつの間にかコンテンツになってしまった。
・自分にない視点をもらえた。
・自分を客観視できた。
・2ndの意見で1stの相談者は気が楽になった。
(自分の思い込みに気づいた)
などがあげられた。
○「リフレクティングプロセスがどんなところに応用できるか?」
・家庭、役員間のコミュニケーション、職場の営業(会議)、民族問題
・新人OJT、経営会議(覆面2nd)、ファシリテーターの訓練
・NPOの運営、自治会、さまざまな問題
などがあげられた。