【第51回広島スクエア例会】2010-03-20(土):「相互問答法で話し合おう」中国支部


 

広島スクエア2010年3月例会議事録

 


■日 時:2010年3月20日(土) 13:00〜17:00
■場 所:ペンストンホール
■ファシリテーター:としゆきさん(藤井さん)
■担当運営委員:トキさん(小谷さん)、うっちゃん(山内:記)
■参加者:26名(会員18名、非会員7名、見学1名) ※ファシリテータ含む
■テーマ:「相互問答法で話し合おう」
■目的:
・相互問答法のプロセスを体験・体感する
・相手の意見を吟味する事で、自分自身が新たな視点に気づく
・質問する事により、意見の部分的な違いが認識でき、それまでなかった第3案を考えられたという体験をする
■内容
※相互問答法とは
フランスで市民やこどもとの哲学的対話を行っている
オスカル・ブレニフィエ氏のワークショップ手法


1.目的とグランドルール、スケジュールの説明
[アイスブレイク]
・1分間会話
二重円の席で、外側と内側の人で対面になる。
内側の人が右に3つずつ移動し、計5回話しあった。

2.ミニレクチャー?

相互問答法のやり方について

  1.  問いを示す
  2.  問いの意味が理解できたか確認する
  3.  参加者は答えを考える
  4.  回答者は答えを示す、簡単に理由も説明する
  5.  参加者はクローズドクエスチョン形式で回答者へ質問する
  6.  回答者は質問の意味を確認する
  7.  回答者は簡潔に答える
  8.  回答者を交代する
  9.  時間が来たら終了する。
  • 挙手による発言
  • 質問が理解できない場合、質問者へ質問する
  • 「わからない」と回答してもいい
  • 回答者、質問者ともに途中で意見が変わってもいい
  • 質問者は質問を繰り返してもいい
  • 質問者は回答の関連性を具体的に認識しておく

3.問い?「我々は自由か?」

4.ミニレクチャー?

 7つの習慣より「ガチョウと黄金の卵の話」
結果(黄金の卵)を追い求めることと、目標達成能力(ガチョウ)は、
どちらも大事なので、バランスが大事である。


5.問い?「スクエアで学ぶのか?支部で学ぶのか?」

 問い?からグループを2つに分けた。
支部とスクエアの違いを説明し、提示された情報から答えを決めた。

6.全体をとおして振り返り

  • クローズドクエスチョンで、どのように答えてもらうか勉強になった
  • ディスカッションよりも、対話の場で使える
  • 相互問答法は、考えながら問いながら、考えを深めていくものだと感じた
  • 意見が違っていても、「そういう考えもあるのか」と刺激になった
  • 相手の意見を認めることで、自分も認めてもらえる、非日常的な場だった
  • 手法だけでなく、何を目的としているのかレクチャーで言って欲しい
  • テーマ1は「ふわっとしすぎ」…人数的に語りきれなかった人もいる
  • テーマ2は「具体的すぎた」…1グループの人数が減ったので、聞きやすかった
  • モヤモヤしているのが過半数
  • テーマ2は相互問答法に合わず、運営委員等よく知っている人を回答者に据えるべきだと思う
    (それに対し、知らない人が回答者でも成り立ったという意見もあった)
  • 回答者が、責められている感じがした

7.参加者の感想(アンケートより)

  • ファシリテーターが、参加者の意見をしっかり受け止める感じが良かった
  • 相手が理解できるようなクローズドクエスチョンを、短い言葉で投げかけられるようにしたい
  • 「質問」することについて考えさせられた
  • 問いの中身にこだわってしまい、相互問答法を体験して学ぶ意識が弱くなってしまった
  • 活発な議論であったが、一部の人に限られていた感があった
  • 相互問答法の活用の場、効用性を説明してからの方が、参加者の参加度が上がりやすかったと思う

以 上