広島スクエア2010年6月例会議事録
■日 時:2010年6月13日(土) 13:00〜17:00
■場 所:ペンストンホール
■ファシリテーター:トムさん(新谷さん)〈FAJ会員〉
■担当運営委員:やまちゃんさん(山根さん)、もりちゃん(森平:記)
■参加者:20名(会員15名、非会員5名、見学0名) ※ファシリテータ含まず
■テーマ:「図解思考でファシリテーション」
■目的:
1.情報収集→発散→熟成→収束という思考の流れにそって図解を体験する。
2.チーム内でアイデアを出しながらマインドマップを描くことによって新たな発想を得る。
■内容
マンダラートやマインドマップは、見える化・共有化に適したツールですが、使う場面を間違ってしまうと、ゴールを見失ってしまう。
今回は、情報収集→発散→熟成→収束という思考の流れにそって、
マンダラートやマインドマップをチーム内でアイデアを出しながら楽しく描いていく。
≪例会≫
1. オープニング
トムさん手作りのファシリテーションの説明や例会の目的等、模造紙に書いたもので説明。その出来に一同感動しつつ、説明を聞き入りました。
2.アイスブレーク
その1)二人一組となって、お互いが思いついた事を言う。トムさんとやまちゃんがお手本を示す。但し、相手が言った事で、すぐに連想できないようなヒネリを
加えて2分間実施。意識すればするほど、言葉がでなくて戸惑う。
その2)ミニマップを書く。真ん中に自分があって、その周りに、過去の経歴
や嬉しかった事を書いて、自己紹介する。
4〜5人くらいに自分のトピックを説明するが、なかなか嬉しい事を思い出せな
く、ここでも書く内容に苦心する。でも、いろんな人と話をすると、意外な一面
が分かり、とても楽しかった。
アイスブレークで、固かった空気もほぐれました。
3.ミニレクチャ
発散する事、収束する事や、マインドマップを書く事の難しさを説明。
確かに最初からマインドマップを書くのは難しいが、それは最終系だからとの事。
この言葉に納得。また、発散から収束に行くのに、時には場を変えてみるというのは、みなさんも心あたりがあるのでは?
4.マンダラートを書く
マンダラートって何?と思っていました。この説明は割愛しますが、これは発想法としてはとても有効だと思いました。各人で、自分の好きな人を中心にマンダラートを書く。8個のネタを出すのが重要との事。確かに2、3個は直ぐにでてきて、その後、6個くらいまでは絞りだせるが、あと少しを絞りだすのに苦労する。この苦労こそが、新たな発想との事。みんな、「う〜ん」とうなって苦戦している。
ここで中間休憩となり、各人の書いたマンダラートを鑑賞に。
5.グループでマンダラートを書く
今度は、自分の目標を8つ書いて、周りのマンダラートは空白に。グループの人からアドバイスをもらう。クルクルとまわして自分の元に帰ってきたときには、自分では発想できないような事が書かれていたりして楽しい。
全部埋まるまで、まわしていたい衝動にかられるが、時間の関係で半分くらいまで、マンダラートが埋まったところでストップ。こんな発想法があるとは。
6.マインドマップを書いてみる
みんなからもらった意見を元にマインドマップを書いてみる。
真ん中には、イメージを絵にして。その周りに枝をたくさん書く。いつもはなか書けないマインドマップがスラスラと書けました。
7.各人のマインドマップを一人1分で発表。
どんなマインドマップになったのかを各人発表。それぞれの特徴があり、とても興味深く観察しました。
8.振り返り
いつもより、しっかりと振り返りをしました。カズさんからファシリテーターに気付きを促す場面も。トムさん、お疲れ様でした。
≪参加者の感想≫(アンケートより)
・ マンダラートは使える
・ 意図を最初に明確にすれば、戸惑わずワークに入れたと思いました。
・ 発散⇒収束 の具体的イメージがつかめた。
・ マンダラートの8つの枠を埋めること、埋めたあとそれぞれについてアイデア出しをするということ、このスキルでずいぶん発想を広げることができると思いました。
・ とりあえず考えを整理するときに活用してみたいです。
≪運営委員の感想≫
・準備がとても大変だったと思うが、良く練られた内容で、とくにマンダラートは
初めての経験で面白かった。
最初のアイスブレークが少し分かりにくかったかも。
トムさん、お疲れ様でした。
以 上