【第61回広島スクエア例会】2011-01-15(土):「言葉の意味を共有する」〜本当にそうなんですか?〜中国支部

〈 1月例会 〉 
■ テーマ
「言葉の意味を共有する」 〜本当にそうなんですか?〜


■ 内 容
ウサギ年の始まりにあたってヘソ曲がり3人組「ヘBー スネーカーズ トリオ」が贈る
’常識を疑う’ワークショップ!
今回のファシリテーター3名は、みんなへび年のB型なのです。


相手と話をする時、どうも話が「かみ合わない」と思ったり、
あるいは結論はでたけど後で「誤解」だと分かった事は有りませんか?
これは言葉の意味が共有できていないことから来るものです。


今回の例会は、常識だと思えることを、ワールドカフェという対話方式で
’本当にそうなんですか?’といった視点で掘り下げ、対立を生み出し、
最後に意味を共有することを狙いとしました。


いろんな視点で常識と言われる事を話し合い、
「自分はこう思う」 「いや、それは、こうなんじゃない?」
といった対立をみんなで楽しみました。


■ メインファシリテーター「ヘBー スネーカーズ トリオ」
カズさん@野口、こば建@小林、おとうさん@福田


■ 日 時
2011年1月15日(土)13:00〜17:00


■ 場 所
広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟研修室A(広島市中区袋町6番36号)


■ 担当運営委員
ホーリー(堀口)、トム(新谷)


■ 内容
★アイスブレイク
2人一組になって(隠して)、去年一年を振り返って漢字一文字で表わす。
プレゼンタイムを通して相手が書いた文字をあてる。
★グループワーク
・「この常識は本当にそうなの?」:1人ひとりがA4の紙3つに書きだし、各グループの中で
 話し合い、グループのトップ3を出し、壁に張り出す。
・全員でそれを見て、感じたことを作者に確認する。
・男の子は飲み会で一杯目はカクテルを飲んではいけない
・ゴミ捨てに行くのは夫
・戦争は悪
・早起きは三文の徳
  ・B型って本当に変わり者
★ワールドカフェのレクチャー
・対話(ダイアログ)
   ・話すこと
    自分の思考プロセスを確認する = 内省
   ・聴く
    お互いの思考プロセスを見えるようにし検証する = 探求
・雑談:対立はできるだけしない→気分良くする
・ディスカッション:白黒、意味を探求する →理解
・「ディスティノ・コロンビア」を例に説明
 テロとその犠牲者、とても仲間にはなれない。
 「話す意思」と「聴く意思」に立つと、共に平和的な取り組む時が出来た
・典型的な話し方:一方的に伝える。真実を伝える
・典型的な聴き方:聴いていない、自分自身の話だけに耳を傾ける
*自分の考えがどこから生まれたのかは考えない(それで正しいから)


まとめ
●素直に話す
●自分の考えを保留する → 自分と違うと思う。 スローダウンする。
●ありのままに聴く(理解する)
●思考プロセスに注意を向ける(なぜそう思ったのか?)
●お互いを<仲間>とみなす 何かがうまれるためのもの
●対立するものを認める 同意をしないが認める


★ワールドカフェ
「そもそも常識とは何でしょうか?」
対立を許さず、内省と探求を楽しみましょう!
○円滑にするマナー(ヒト、国、社会の違い)
○どんな人でも共通する基準
○多数でなりたつものなのか?
○ある集団で発生したもの?→その集団にとって便利なもの
○自分を守る盾!アイデンティティが守られる
○大多数が良しとする(誰が決めたの?)


★振り返り
●対立が起きることを期待したが、その前の「共有」に時間
 がかかり、もやもやした感じ
●大多数が良しとするもの 虚、嘘、まぼろし、いつわり・・・
●「空気感」中にいると分からない、外から見てわかるものでは?
●マナー、良識、道徳がからみあっているから分かりにくい(空気が決めるもの)
●数によって決まる
●楽!自分の身が守れる!
●対話が起きないと共通理解が出来ないのか?
●常識って幻?
●お互いが集団の中で発生するもの
●常識=マナー=しきたり
●このワークの中では対立は生れなかった。。。
●内省が深められたかは、聴いてくれる人がいるかどうかが大切!
●お題がもっと対立が生れるものの方が良かったのでは?
●内省は人との関わり合いが必要
●対話は個人的には自分一人でもできる?
●対話することが大切(内省、探求)
●対話する思考プロセスが新しい気づきがあった!


例会後、MLで各々の中で起こった「対話」の内省が確認された。
お互いの意見を出しながら、そこで出てきた内容に自分がどう感じた
かが話し合われました。