【第63回広島スクエア例会】2011-04-16(土):『春だ!春風だ1番!構造化まつり!!』中国支部

テーマ:『春だ!春風だ1番!構造化まつり!!』
第2弾:『 ここ掘れワンワン 』 〜論点を掘り起こして整理してみよう!〜
■日時 :2011年4月16日(土)13:00〜17:00
■場所 :広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟研修室C
■ねらい:ピラミッドストラクチャー(ボトムアップ型)のツール・思考により情報や事実を積み上げ、論点・内容の整理を行う
5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)スペシャリストになり説明上手になる
■ファシリテーター:ひささん@木村尚義
■担当運営委員:けいちゃん(山内圭子)、やまちゃん(山根弘和:記)
■参加者:17名(会員14名、非会員3名)MF含む

■内容
例会開始冒頭に世話人うっちゃんより、2012年度からの支部化に向けての説明があった。

【1.アイスブレイク】
『マイブーム』
参加者全員がA4用紙にマイブーム(いまはまっていること)とニックネームを記載し、自己紹介を実施する。
参加者一人ひとりの個性や想いをシェアし、お互いの知らない一面を知ることができた。

【2.ミニミニレクチャー】
・『ピラミッドストラクチャー』で考えるってどういうこと?
・作成プロセス
・ピラミッドストラクチャーには、帰納法と演繹法がある
ピラミッドストラクチャーの基本的な考え方、「結論」を「根拠」で支え、さらにそれを「事実」で支えるという「3段構造」として考える、ことを中心に特に帰納法についてレクチャーがあった。
ピラミッドストラクチャーで考えることのメリットとして、?理論構成を図式化できる、?何を主張しサポートするためには、何を言えばよいかが明らかになる。

【3.ワーク?】
2人1ペアとなり、アイスブレイクで共有した『マイブーム』を使いピラミッドストラクチャーを作成。
マイブームのキーワードから傾聴し深く掘り下げていく。イーゼルパッドと大きめの付箋などを使い表現。
グループ内で相手のマイブームを紹介(他己紹介)。
まず体験したピラミッドストラクチャーについて、チーム内でシェアし、思考方法や言葉の定義などの理解や気付きを深める。

【4.ワーク?】
課題「マンションを買う?借りる?」を用いて、チームでピラミッドストラクチャーを作成。
配布資料より事実と想定される事実を書き出し、最終的な結論の「マンションを買うか借りるか」を導き出す。
根拠の設定に戸惑っている場面も見られたが、各チームの話し合いの中で定義付けを行っていた。
ワーク?での体験をより多くの人数で行うことにより、より多くの気付きや理解を深める。

【5.ワーク?】
課題「ファシリーマートを説明しよう」
同じ前提(配布資料)のもと、下記の違った立場の人に説明するためのピラミッドストラクチャーを作成。
? 男性雑誌の記者に対して雑誌のスイーツ特集での記事のため
? ファシマ本部役員に対して、スイーツ事業部への経費増加獲得のため
? 新たなシェフに対して、今後のコラボレーション展開での商品作りのため
? 女性雑誌の記者に対して雑誌のスイーツ特集での記事のため
伝える目的や相手の立場の違いから、同じ情報・事実でも全く違ったピラミッドストラクチャーが出来上がった。
全体シェアや振り返りより、事実にないことからの積み上げや、単に情報をグルーピングした部分などがあったが、かってそれが、理解度の状況や気付き・学びに繋がった。

【6.黙考】
2分間の黙考で、これまでのワークや振り返りを通じ、個々で体験したこと、思ったこと、感じたこと、を味わう。

【7.全体での振り返り】
◆ 上から下に物事を考える習慣があり、下から上へ積み上げていくことに慣れていない。
◆ 論理的に話したり文章を作成する時など、伝える為の思考ツールとして使える。
◆ 発散ツールとしては難しそう。
◆ 課題解決型として使える。
◆ 目的が不明瞭な時に使える。
◆ 「根拠」という言葉が理解しづらく引っ張られた。
◆ 「根拠」を「キーワード」に置き換えたことで、話し合いがスムーズに進んだ。
◆ もやもやしていたことが、全体の振り返りを通じて腑に落ちた。
◆ ロジックツリーは掘り下げる、ピラミッドストラクチャーは階段を登る感じ。2つを使えば良い。
◆ 「事実」を見直すこと、「事実」と「判断」は別であり、事実をどんどん出せばスムーズに行く。

【8.メインファシリテーターへの振り返り】
◇ グループ・場の雰囲気が温かかった。否定されない場が良い。
◇ 和気藹々として楽しかった。
◇ また参加したい。
◇ タイムマネジメントがとてもよかった。

以 上