【第67回広島スクエア例会】2011-08-20(土):「自分の意見を自分らしく言う」中国支部

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       日本ファシリテーション協会広島スクエア
              8月例会 議事録
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■日 時  

2011年8月20日(土) 13:00〜17:00

■テーマ

「自分の意見を自分らしく言う」

■狙 い

?話し合いの場で「言えていない」時に、どんなことが、自分の中で起きているのか考えてみる

?どうすれば克服できるか考えてみる

■メイン・ファシリテーター

ヤスロウ@堀口康朗さん(FAJ会員)

■場 所

グリーンアリーナ(広島市中区基町、広島県立総合体育館)

■参加者

23名(会員13名、非会員10名)
 

■内容

1)アイスブレイク・・・その1
 ・自分が選んだ写真カードを見せ合い、
  写真を見て感じたことを話しながら自己紹介

2)ワーク?「7つの価値観」(1クール)
 「思いやり」「誠実さ」「公平性」「安心・安全」「承認」「共感」「愛」
 の7つについて、生きて行くための重要度に順位をつける。
 まず、個人でつけた後、グループでシェアする

3)アイスブレイク・・・その2
 2人ひと組で「これだけは無理!」というものを共有しあい、
 その後グループ内でシェアする

4)アイスブレイク・・・その3
 2人ひと組で「これだけは、外せない!」というもの共有し合い、
 その後グループでシェアする

5)ワーク?「7つの価値観」(2クール)
 再度自分の優先順位とグループメンバーの優先順位を
 聴き合い、グループで1つにまとめるための話し合いをする。

6)グループの結果発表
 ・優先順位の結果
 ・その理由
 ・意見がまとまるプロセス  について発表
 
 ☆各グループの結果は様々。また全て順位を付けたグループも
  あったが、合意に至らないグループもあった

7)振り返り
 ?「1クール」のときと「2クール」のときで、自分の意見がどのように変わったか

 ?他の人の意見を聴けて、自分の意見が言えるために何が必要か
  以上の2点について、グループの中で振り返る

【出た意見】
《自分の意見がどのように変わったか》
 ・対話を通じて、物事を多面的にとらえられるようになった
 ・考え方、とらえ方の違いを共有できるようになった
 ・他の人の価値観を尊重するようになった
 ・早く共通点を見つけたいと思った
 ・どれも重要に思えて、順位をつけることの重要性が低く感じられた
 ・自分の中の優先順位が変わった
 ・人の意見を聴くことで、直感でつけた優先順位の意味づけがはっきりしてきた

《他の人の意見を聴けて、自分の意見が言えるため何が必要か》
 ・合意しようとする努力と意志
 ・共感・承認
 ・考えの“バックグラウンド”まで聴く
 ・他人の意見を理解できる知識や経験を持つ
 ・話し手・聴き手の信頼関係
 ・アイスブレイクでフランクに話せる雰囲気を作る
 ・話し合の中で「ことばの定義」を積み上げる
 ・多様性を認める・・・説得しない、決めつけない
 ・言わないと伝わらない
 ・心や時間の余裕が必要
 ・自分の意見が正しいと思いこまず、相手の気持ちになって聴く

【アンケートより】
・価値観の違いを感じることができて良かった
・まとめていくテクニックより対話を大事にする考え方に触れた
・話し合うことで、モヤモヤした自分の思いがまとまることが感じられた
・相手に遠慮することと、アサーティブであることのバランスが難しい。

以上