【第79回中国支部定例会】2012-09-15(土):『勝手な「思い込み」を打ち破れ!〜リフレーミングの基本と実践』中国支部

■日 時  2012年9月15日(土) 13:00〜17:00

■テーマ  『勝手な「思い込み」を打ち破れ!〜リフレーミングの基本と実践』

■狙 い   出来事や問題をまったく違った枠組みで捉えなおす「リフレーミング」はファシリテーターにとって不可欠のテクニックです。
話し合いの参加者たちの「思い込み」や「決め付け」が、問題解決、合意形成、対立解消、学習成長を阻害していることがよくあるからです。切れ味鋭いリフレーミングによって、みんなが"目から鱗"になる瞬間はファシリテーター冥利につきます。
今回の定例会では、リフレーミングの基本を身につけ、一連の話し合いのプロセスの中で応用して、その効果を体感していきます。さらに、私たちファシリテーターがとらわれている思い込みを打ち破ることに挑戦していきます。そこから何が生まれてくるか?
初心者の方もベテランの方も、リフレーミングの先に生まれる新しい世界を楽しみましょう!

■メイン・ファシリテーター  ほりりん@堀公俊さん(FAJ会員)

■場 所  広島工業大学 広島校舎

■参加者  30人(会員26人/非会員4人)

■内容
○みんなでリフレーミングを考えてみるため、3つのワークに取り組む。
ルール「思い込みに気づいて、それを打ち破る。」
本日のゴール「リフレーミングについて、参加者のもやもやをいっぱいつくる」

1)アイスブレイク・・・チームごとに自己紹介(10分)

2)リフレーミングとは?・・・パワーポイントによる説明
○状況のリフレーミング:ネガティブな事柄からポジティブな状況を見つけ出す。
○意味のリフレーミング:ポジティブな事柄の中にポジティブな意味がないかを探す。

3)ワーク①
○自分のもっているネガティブな部分を話し、チームからポジティブなリフレーミングをしてもらう。
○ふりかえり

4)ワーク②・・・エクササイズ
○合意形成をするにあたってのリフレーミングをチームで体感する。
『水産加工場が被災。一部の工場のみ操業再開の目途がたったものの全面再建は断念せざるを得ない。資金繰りも苦しく、社員の一部を希望退職にせざるを得ない。どの人を残しますか。』
○発表、ふりかえり

・リフレームすることで、その問題は本当に問題なのかをとらえ直す。
・単純な問いならばすぐに答えが出るが、ここからさらにもう一段リフレーミングをし、その対立を矮小化するようなメタフレームを導く。そこにファシリテーターがどうかかわるかが大切。

5)ワーク③
○ファシリテーターがとらわれているファシリテーションの本質を考える。
チームごとにテーマ(対話、ファシリテーター、場づくり、アイスブレイク、傾聴)を決め、その本質について考える。

 ・フレームはどこまでいってもある。大切なのは、フレームがあることを理解すること。
「答えのない問いに向かって、対話をし続けることが重要。」

6)全体のふりかえり

【参加者の感想】

・フレームにとらわれていることを再認識した。
・「何がわからなかったのか」分からなくなった。
・リフレーミングには終わりがない。
・リフレーミングを体感できた。
・リフレーミング→メタフレームをワークを通して学ぶことができたこと。しっかり考えることができた。
・リフレーミングをすると選択肢が増える。思い込んでいることが多いことに自分で気づいた。
・同じメンバーでじっくり対話できたのがよかった。

以上