【テーマ】
『その会議、OUTCOME(アウトカム)は見えていますか?』
〜東日本大震災・復興支援の現場から見えてきたもの〜
現地での体験から、会議やワークショップのデザインをするとき、どのようにアウトカム
(求める成果、ゴール設定)をぶれないで決めることができているかを福島県での会議の事例をベースに、
会議における「アウトカム」の設定について、体験を通して一緒に考えていく。
話題提供者 鈴木まり子(災害復興支援室ボード・FAJフェロー)
【IAF中国大会報告会】例会終了後30分程度
8月末に中国深圳(シンセン)で開催されたIAF中国大会の報告会を実施。
IAFの紹介、G-FITの活動内容を香取さんからしていただきました。
質疑応答に時間があまり割けなく、質問はありませんでした。
話題提供者:ご隠居:香取一昭、YESLOW:堀口康朗
■メイン・ファシリテーター ちびまり@鈴木まり子さん、 ご隠居:香取一昭さん
■場 所 広島工業大学 広島校舎
■参加者25名 (会員20名/非会員5名)
(ちびまりさん含まず)
■内容
1.復興支援室の活動の説明
・地域コミュニティの再構築
・支援機関同士のネットワーク強化 後方支援
2.アイスブレイク・・・「3.11.の時どこにいた?」「今日期待することは?」
3.アウトカムの説明 何のためにこれをするのか?
「求める成果・生み出したい成果、ゴール設定、終わった時のメンバーの状態」
・「何故この会議をするのか?」
・「今日ここで何が決まったではなく、そこに到達した時の状態」を共有する
4.オリエンテーションのOARR
O=Outcome 成果イメージ、具体的な目標
A=Agenda 大まかなスケジュール
R=Role 全員の役割
R=Rule 参加者の心得、参加者が作る
OARRを川とゴムボートに例えると、全員でオール(OARR)を持って、Outcomeに向かって漕いでいるイメージ。
5.ワーク:会議のアウトカムを考える
テーマ「復興支援の話を聞いて、もう一度集まりたいよねと思ったメンバーの会議のアウトカムを考える」
・アウトカムを手に入れるためにはどうしたらいいか?
6.振り返り
・この30分の話し合いのアウトカムは共有できていたか?
アウトカムを決めなかったとしたらなぜですか?
・アウトカムを決めていたとしたら、終わってどうでしたか?
6.全体振り返り
・ファシリテーション初体験!グループによってこんなに違うとは!
・アウトカムの後にまた新たなアウトカム・・・どこまで続くの?
・使いこなせるようになりたい
・アウトカムの大事さが分かった
・どんな場面でも必要なの?たとえ5分しかなくても?→そもそもがそのひととの関わり合いを作ることが大事。その場を作ることが大切。
・なんとなく言葉に出さないのが当たり前だと思っていたが・・・変化!
・アウトカムの確認に時間が課合った。これはよく会議で起きること。→必要性を感じた。
・アウトカムとアウトプットは一体なのか?→なぜ重視しているのか?
IIAFの報告(30分) ご隠居@香取さん
・IAFとG−FITの組織の説明
・中国シンセンの今回のカンファレンスの紹介と感想
→質問は出ませんでした。
アンケートから
・アウトカムの重要さが理解できた
・「何のために」を明確にすることの重要性
・アウトカムとアウトプットの違いが少しわかりにくかった。(時間があまりなかった)
・「アウトカムを考える」事をあまり意識していなかったが、その大切さがワークを
通して実感できました
・違う個性、意見をもつメンバーの対話を促進し、実り多い話し合いや人間関係を
つくるのにファシリテーションのマインド、技術はとても有効と感じました
・G−FITの説明が難しかった
・「アウトカムを決める話し合いのアウトカム・・」頭がこんがらがってきました
・本を読んで知識を持っても、体験するのとは全く違う。アウトカムに対する認識が
変わったと思います
・アウトカムがkeyになるのはわかるが、何かモヤモヤ・・・まだ自分の中で明確化していません
・アウトカムを実戦でどう活用するか?これから考えます
・東北の支援にファシリテーションが行かせることが知れて、とてもよかった。
・ファシリテーションを災害支援に活かす活動そのものが非常に感動的でした
・アウトカムの必要性はよくわかったが・・・
・IAFの説明がわかりにくかった
・ちびまりスタイル
担当運営委員からの感想
アウトプットをいいもの(成果)を出すためには、アウトカム(なりたい状態)を大事に
するのかなぁ~と感じました。