【第99回中国支部定例会】2014-06-21(土) :『ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ」〜みんな主役、体感しようファシリテーションのちから〜』中国支部

定例会の詳細

テーマ

ファシリテーション入門「たんぽぽワークショップ」
〜みんな主役、体感しようファシリテーションのちから〜

日時

2014年6月21日(土)13:00〜17:00

会場

ユーストピア中央幟町会館

ファシリテーター

はるまつ@松木 治子(FAJ会員)
そのさん@久澄 園子(FAJ会員)

定例会担当運営委員

そのさん@久澄 園子、てまり@小林万里子

参加者

11名(会員10名、非会員1名、MFおよび担当含む)

内容

「たんぽぽワークショップ」はFAJの会員有志からなる「チームたんぽぽ」が創った入門用ワークショップ。

「ファシリテーションってどんなもの??」という初心者対象に、体験と解説を通して、 よさそう、これなら使えそうという「話し合いを進めるためのヒント」 を見つけるワークショップ。
話し合いのワーク、体験したことをしっかり振り返るワークを中心に、ミニ解説を織りまぜながら進めていく。

初心者だけでなく、中級以上の人にも応用ができる内容となっている。

プログラム概要

前半 (MF:はるまつ)

水性マーカーの使い方のレクチャー(図入り)と実践。

他己紹介ワーク・・まず自己紹介する(名前・誕生日・職業)/「聞き手」「話し手」を交替しながら1人3分、2人ペアを組んで行なう。「良かった会議、悪かった会議」をテーマにインタビュー。聞き取った内容は自己紹介シートの裏側にメモ。次にグループで自分の相手を紹介する(他己紹介・1人1分)。

ここまでを振り返りシートに記入、グループで共有する。
(進め方について、起きたこと/気づいたこと/感じたこと)

はるまつさんから「ファシリテーション」についてのレクチャー。

★模擬会議『良い話し合いを行なうためのルールづくり』

話し合い1

☆ふだんの話し合いでどんなことが起きているか"あるある"をたくさん出す。
《目標》今まで経験した場面や状況がたくさん出ている。
《役割》全員が発言者紙に書き出す→並べて共有→さらに追加→共有

振り返りシートに記入

話し合い2

☆紙に書いた"あるある"の中から、話し合うテーマを2つ決める。
→その後1つに絞る。

☆どうしてそういうことが起きているのか?その「背景」「理由」をまとめる。
《目標》背景や理由がたくさん出ている。
《役割》グラフィッカ―1名×2、発言者全員。
(※誕生日順でグラフィッカ―を2名決め、途中で交代する)

まず一人で考え、その後グループで模造紙に書き出して共有。

話し合い3

☆解決策のアイデアをできるだけたくさん出そう。
《目標》「こうすれば良くなる」がたくさん出ている
《役割》グラフィッカ―1名×2、発言者全員。(前回同様)
※途中、席をひとつズレる・・見え方が変わることを体感。

話し合い2と3を、振り返りシートに記入。

種明かしワーク

模擬会議のワーク後、はるまつさんから、ここまでについて、「何を気にかけてワークをしたか」について、種明かしのレクチャーあり。
・アイスブレイクは、テーマに関連づけたものを行なう。
・話し合いの方向づけは「もやし」の約束で。
「も」・・目標、「や」・・役割、「し」・・進行
・意見の見える化をする。←何かに書き出す。
・場づくり...空間配置・話しやすい問いの用意・グループサイズを目的によって変更。

後半(MF:そのさん )

振り返り(グループ)

今回のワークを一人一言ずつ振り返る。

3人1グループになって、「自己紹介」と「直近で予定している直近の話し合い」につて紙に書き、グループで共有。

今回のワークをどのように使って(応用)していくかをグループで話し合う。

全体共有

疑問点や課題を全体共有。(質疑応答にははるまつさんが対応)

・「もやし」のお約束の作り方は?
→肝は目標の作り方。"今日の会議のたどりつくゴール"を決める。5W1Hを出す。
「〜について」を決めようとするとうまくいかない。

・「目標」を出そうとすると反発出やすい(※「いちいちそんなことをしなくても・・」)
→板書していいですか?とファシをする。スケッチブックを持ち歩いて片っ端から議論を書く。

・温度差が異なる人がいる時(※例:Fを知らない人)、どうしたらいいか。
→「もやし」をしっかり作り込む。「今日はこういう状態になりたいよネ」というものだけでも決めておくと良い。

・アイスブレイクの「テーマに関連づけた内容」は?
→意図がどうなのか。なごませたいのか、頭を働かせたいのか等。
発想するのに、元々のテーマの呼び水になるようなものの方が良い。

・短い会議でできるアイスブレイクは?
→「北はどちら?」・・・目をつぶったまま、自分が「北」だと思う方角を皆に一斉に指をささせる。指をさした状態のまま目をあけて、周りがどの方角を指さしているかお互い確認。「ファシリテーション、皆同じ方向を目指していきましょう」というオチ。

以上